7.3.32 NNMアクションアドレス定義ファイル(ssonnmactaddr.conf)
監視マネージャが複数のネットワークに面し,それらのネットワーク間がルーティングされていない環境で,ssocolmng動作定義ファイルおよびssoapmon動作定義ファイルのchange-my-address:キーに設定したIPアドレスで監視マネージャと通信できない操作端末からNNMi連携機能(アクション連携)を使用する場合に,運用に応じて定義します。NNMi連携機能(アクション連携)の運用方法の詳細については「10.7 複数のネットワークに面している環境での運用」を参照してください。
この定義ファイルは,ssocolmngおよびssoapmonデーモンプロセス起動時に読み込まれます。そのため,設定内容を変更した場合,ssocolmngおよびssoapmonデーモンプロセスを再起動する必要があります。
(1) 書式
NNMアクションアドレス定義ファイルの書式を,次に示します。
(2) 定義内容
NNMアクションアドレス定義ファイルの定義内容を次に示します。
項目 |
説明 |
---|---|
アクションノードIPアドレス |
NNMi連携機能(アクション連携)を使用する監視マネージャノードおよび監視サーバノードのIPアドレスを指定します。
指定する形式はIPv4とIPv6とで異なります。 IPv4の場合は,IPアドレスを「n.n.n.n」の形式で指定します。nには0〜255の値またはワイルドカード「*(アスタリスク)」を指定できます。 IPv6の場合は,IPアドレスを「[x:x:x:x:x:x:x:x]」の形式で指定します。xには0〜FFFFの値またはワイルドカード「*(アスタリスク)」を指定できます。 |
監視マネージャIPアドレス |
NNMi連携機能(アクション連携)を使用する操作端末から通信できる監視マネージャのIPアドレスを指定します。「n.n.n.n」の形式で指定します。 |
(3) 注意事項
NNMアクションアドレス定義ファイルの注意事項を次に示します。
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ファイル内に同じ「アクションノードIPアドレス」の定義が複数ある場合,先に記述されている定義が有効になり,以降に記述されている定義は無視されます。
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ファイル内に,監視マネージャおよび監視サーバに該当する「アクションノードIPアドレス」のワイルドカードによる定義が複数ある場合,先に記述されている定義が有効になります。例えば,「アクションノードIPアドレス」に「*.*.*.*」や「[*:*:*:*:*:*:*:*]」を指定した定義が先頭にある場合,その定義がすべてのアクションノードに有効となります。
(4) 定義例
定義例については「10.7 複数のネットワークに面している環境での運用」を参照してください。