7.3.24 SSO起動定義ファイル(ssostartup.conf)
SSO起動定義ファイルには,SSOのデーモンプロセスの起動に関する設定を定義します。
- 〈この項の構成〉
(1) 書式
SSO起動定義ファイルの書式を次に示します。
SSO起動定義ファイルを記述する場合の注意事項を次に示します。
-
フィールド間は「:(コロン)」で区切って記述してください。
-
フィールドの値には,スペース,「:(コロン)」,「,(コンマ)」,「\(バックスラント)」,「\(エスケープ文字)」,「#(シャープ)」を記述できません。
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フィールドを省略する場合,「:(コロン)」を必ず記述してください。
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SSO起動定義ファイル変更した場合は,SSOを再起動する必要があります。
(2) 定義内容
SSO起動定義ファイルの定義内容を,次の表に示します。
フィールド名 |
値 |
---|---|
デーモンプロセス名 |
次に示すどれかのデーモンプロセス名を必ず指定します。
デーモンプロセス名ssotrapdは,デフォルトでは無効になっています。SSOを分散構成で使用し,かつAPMからの受信方式にSNMPトラップが存在する場合は,有効にしてください。有効にした場合,デーモンプロセス名ssoapmonの依存プロセス名の定義では,必ずssotrapdを指定してください。 |
依存デーモンプロセス名 |
動作の前提となるデーモンプロセス名を記述します。複数記述する場合は「,(コンマ)」で区切って記述します。 デーモンプロセス名ssocolmngの定義では,必ずssocollectdを指定してください。 |
オプション |
各デーモンプロセスの起動オプションを記述します。起動オプションについては,「6. コマンド」の各デーモンプロセスに対応するコマンドを参照してください。 |
起動停止監視タイムアウト時間 《300》((10〜600)) |
デーモンプロセスごとに,起動または停止のタイムアウト時間を秒単位で指定します。 起動タイムアウトの場合,そのデーモンプロセスの起動はスキップします。 停止タイムアウトの場合,そのデーモンプロセスを終了シグナル送信によって強制終了します。 |
(3) インストール時のSSO起動定義ファイル
インストール時のSSO起動定義ファイルを次に示します。
(4) 定義例
SSO起動定義ファイルの定義例を次に示します。
- プロセス・サービス監視デーモンプロセス(ssoapmon)のタイムアウト時間を600秒とする場合
- SSOを分散構成で使用し,かつAPMからの受信方式にSNMPトラップが存在する場合
(5) 注意事項
ssostopコマンド実行時に次のエラーメッセージが出力された場合は,そのメッセージで示されるデーモンプロセスの終了処理が,タイムアウト時間以内に完了していません。この場合は,SSO起動定義ファイルで,該当するデーモンプロセスのタイムアウト時間を延ばしてください。
ssospmd: デーモンプロセス(デーモンプロセス名)でタイムアウトが発生しました。
- 例:ssoapmonデーモンプロセスがタイムアウト時間以内に完了しなかった場合のエラーメッセージ
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ssospmd: デーモンプロセス(ssoapmon)でタイムアウトが発生しました。