ssostart
形式
ssostart [-c] [デーモンプロセス名...]
機能
SSOのデーモンプロセスを起動します。指定したデーモンプロセス(デーモンプロセス名を指定しない場合はすべてのデーモンプロセス)を,SSO起動定義ファイルに従って起動します。
起動しようとしたすべてのデーモンプロセスの起動処理(起動成功または起動失敗)が完了するまで終了しません。
SSOサービスの開始処理中または停止処理中,デーモンプロセス状態遷移処理中,および次のコマンドが実行中の場合は,エラーになります。
ssostart,ssostop,ssobackup,ssorestore,ssocadel
オプション
-c
各デーモンプロセスの起動の成功または失敗に関する情報を出力します。
デーモンプロセス名...
指定できるデーモンプロセス名を次に示します。
-
ssocolmng(リソース収集管理デーモンプロセス)
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ssocollectd(リソース収集デーモンプロセス)
-
ssoapmon(プロセス・サービス監視デーモンプロセス)
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ssorptd(レポート作成デーモンプロセス)
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ssoconsoled(SSOコンソールデーモンプロセス)
-
ssotrapd(SNMPトラップ受信デーモンプロセス)
使用例
-
リソース収集機能を起動する場合
ssostart -c ssocolmng(依存関係によってssocollectdデーモンプロセスも起動する)
-
プロセスおよびサービス監視機能を起動する場合
ssostart -c ssoapmon
戻り値
0 |
正常終了 |
-1 |
引数誤り,起動タイムアウト,同時に複数のデーモンプロセスを起動しようとして,一部のデーモンプロセスの起動に失敗したなどの実行エラー |
-2 |
起動・停止処理中,バックアップ・リストア処理中,またはデーモンプロセス状態遷移処理中 |
注意事項
次に示すOSで,ssospmdデーモンプロセスを含むSSOのデーモンプロセスを起動する場合は,ssostartコマンドは使用しないでください。
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Red Hat Enterprise Linux 7以降
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SUSE Linux 12以降
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Oracle Linux 7以降
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CentOS 7以降
上記のOSの場合は,次に示すコマンドでSSOのデーモンプロセスを起動できます。
systemctl start jp1_sso