ssocolset
形式
- 収集条件を追加,変更する
ssocolset [-S 接続先サーバ名] {-s 収集条件定義ファイル名 | -sn 収集条件定義ファイル名}
- 収集条件をすべて削除する
ssocolset [-S 接続先サーバ名] -d
- 収集条件を一部削除する
-
(a) サーバを指定する場合(-ds,-dsfのどちらかが必要)
ssocolset [-S 接続先サーバ名] {-ds サーバ名,... | -dsf グループ定義ファイル名,グループ名} [-dr リソースID,... | -drf グループ定義ファイル名,グループ名]
(b) リソースを指定する場合(-dr,-drfのどちらかが必要)
ssocolset [-S 接続先サーバ名] [-ds サーバ名,... | -dsf グループ定義ファイル名,グループ名] {-dr リソースID,... | -drf グループ定義ファイル名,グループ名}
- 収集条件をファイルに出力する
ssocolset [-S 接続先サーバ名] -p 出力ファイル名
- コマンドの使用方法を出力する
ssocolset -h
機能
リソースの収集条件を,追加,変更,または削除します。追加,変更する場合は,作成した収集条件定義ファイルの内容で収集条件設定ファイルを更新します。
オプション
-S 接続先サーバ名
収集条件を変更する監視マネージャのサーバ名を指定します。ホスト名またはIPアドレスを,255バイト以内で指定してください。このオプションを省略した場合は,コマンドを実行するサーバの収集条件を変更します。
-s 収集条件定義ファイル名
収集条件設定ファイルを,指定した収集条件定義ファイルの内容に変更します。定義ファイルにある項目が設定ファイルにもある場合は,定義ファイルの内容に置き換えます。また,定義ファイルにない項目が設定ファイルにある場合は,設定ファイルから削除します。収集条件定義ファイル名は,パス名も含めて512バイト以内で指定してください。
-sn 収集条件定義ファイル名
収集条件設定ファイルを,指定した収集条件定義ファイルの内容に変更します。定義ファイルにある項目が設定ファイルにもある場合は,定義ファイルの内容に置き換えます。また,定義ファイルにない項目が設定ファイルにある場合は,設定ファイルの内容を保持します。収集条件定義ファイル名は,パス名も含めて512バイト以内で指定してください。
-d
収集条件設定ファイル内のすべての収集条件を削除します。
-ds サーバ名,...
指定したサーバの収集条件だけを削除します。複数のサーバ名を指定する場合は「,(コンマ)」で区切ってください。このオプションは,-drまたは-drfオプションと同時に指定できます。これらのオプションを指定しない場合は,すべてのリソースの収集条件を削除します。
-dsf グループ定義ファイル名,グループ名
指定したグループに定義されたサーバの収集条件だけを削除します。このオプションは,-drまたは-drfオプションと同時に指定できます。これらのオプションを指定しない場合は,すべてのリソースの収集条件を削除します。
グループ定義ファイル名は,パスも含めて512バイト以内で指定してください。グループ定義ファイルの定義方法については,「7.3.5 グループ定義ファイル」を参照してください。
-dr リソースID,...
指定したリソースの収集条件だけを削除します。複数のリソースIDを指定する場合は「,(コンマ)」で区切ってください。このオプションは,-dsまたは-dsfオプションと同時に指定できます。これらのオプションを指定しない場合は,収集条件設定ファイルに設定されたすべてのサーバの収集条件から,指定したリソースの収集条件を削除します。リソースIDについては,「付録G リソース一覧」を参照してください。
-drf グループ定義ファイル名,グループ名
指定したグループに定義されたリソースに対する収集条件だけを削除します。このオプションは,-dsまたは-dsfオプションと同時に指定できます。これらのオプションを指定しない場合は,収集条件設定ファイルに設定されたすべてのサーバの収集条件から,グループに定義されたリソースIDに対する収集条件を削除します。
グループ定義ファイル名は,パスも含めて512バイト以内で指定してください。グループ定義ファイルの定義方法については,「7.3.5 グループ定義ファイル」を参照してください。リソースIDについては,「付録G リソース一覧」を参照してください。
-p 出力ファイル名
収集条件設定ファイル内の収集条件を,指定したファイルに出力します。出力ファイルは,パス名も含めて512バイト以内で指定してください。
-h
コマンドの使用方法を出力します。このオプションは,ほかのオプションと同時に指定できません。
使用例
-
サーバ(vr260)の収集条件を/tmp/ssocol.confの内容に変更する場合
ssocolset -S vr260 -s /tmp/ssocol.conf
-
サーバ(vr260)の収集条件をすべて削除する場合
ssocolset -S vr260 -d
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サーバ(vr260)の収集条件から,サーバnetmda11およびnetmda22に設定されたリソースID1,2,4の収集条件を削除する場合
ssocolset -S vr260 -ds netmda11,netmda22 -dr 1,2,4
戻り値
0 |
正常終了。-sオプションが指定されていて,定義ファイル内に無効な定義がある場合はメッセージを標準出力に出力する。 |
-1 |
引数誤りなどの実行エラー |
注意事項
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このコマンドはリソース収集条件設定ウィンドウが起動している場合は実行できません。また,このコマンドの実行中は,リソース収集条件設定ウィンドウを起動できません。
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このコマンドを実行した場合,終了するまで中断しないでください。
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収集状態が「収集中」,「延期中」,または「待機中」になっているリソースに対して,収集条件定義ファイル内の収集時間帯の定義を変更することはできません。
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-pオプションで,収集条件を出力中にディスクが満杯状態になると,途中までのデータしかファイルに保存されません(エラーメッセージは出力されません)。ファイルに出力する場合はディスクに十分な空きがあるか確認してから実行してください。
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リソース収集で,リソースグループ名「ネットワーク」の「Ping応答時間」リソースを収集対象に設定する場合,これらのインスタンス名を一つも設定していない収集条件定義ファイルでは,ssocolsetコマンドで収集条件の追加や変更はできません。