付録G.43 nnmpseudoobject.ovpl
擬似オブジェクトの追加または削除,一覧表示に使用します。
SYNOPSIS
nnmpseudoobject.ovpl [-add [-s <"csv formatted line"> | -f <path to csv file>] | -delete [-s <"csv formatted line"> | -f <path to csv file>] | -list ] -t <type of pseudo object> [-u <username> -p <password>] [-jndiHost <hostName>] [-jndiPort <port>]
DESCRIPTION
nnmpseudoobject.ovplは,擬似オブジェクトの追加または削除,一覧表示に使用します。このコマンドは,多くの擬似オブジェクトを扱う場合や,外部サービスから連携されたデータを使用して擬似オブジェクトを扱う場合に便利です。このコマンドで,擬似オブジェクトの追加(-add),および表示(-list)が可能なロールは,System,管理者,Webサービスクライアント,レベル1オペレータ,またはレベル2オペレータに限定されます。また,擬似オブジェクトの削除(-delete)が可能なロールは,System,管理者,またはWebサービスクライアントに限定されます。
Parameters
nnmpseudoobject.ovplコマンドは,次のオプションをサポートします。
- -?
-
使用法の説明を表示します。
- -add
-
擬似オブジェクトを追加します。
- -delete
-
擬似オブジェクトを削除します。
- -list
-
擬似オブジェクトの一覧を表示します。
- -t <type of pseudo object>
-
オブジェクトタイプを指定します。有効な値は"node"です。
- -f <path to csv file>
-
追加または削除する擬似オブジェクトが含まれるCSVファイルのファイル名を含むパス(例: /tmp/csvfile.csv)を指定します。
- -s <"csv formatted line">
-
擬似オブジェクト追加または削除のための単一のCSV形式の行を指定します。
Additional Parameters
- -jndiHost <hostname>
- サーバーのJNDIホスト。デフォルトはlocalhostです。
- -jndiPort <port>
- サーバーのJNDIポート。デフォルトは1099です。
- -p <password>
-
コマンドを実行するためのNNMiのユーザーパスワードを指定します。nnm.propertiesファイルを使用しない限り,このコマンドにはNNMiのユーザーパスワードが必要です。詳細については,nnm.propertiesのリファレンスページを参照してください。
- -u <username>
-
コマンドを実行するためのNNMiのユーザー名を指定します。nnm.propertiesファイルを使用しない限り,このコマンドにはNNMiのユーザー名が必要です。詳細については,nnm.propertiesのリファレンスページを参照してください。
addオプションおよびdeleteオプションに対するCSVファイルがサポートする文字コード
指定するCSVファイルの文字コードはNNMiサーバーのロケールに一致している必要があります。例えばWindows日本語環境の場合はShift-JIS(Windows-31J)を指定してください。
擬似ノードの追加または削除に使用するCSVファイルの構文
指定するCSVファイルで次の構文を使用しなければなりません。
空行は無視されます。
"#"で始まる行は無視されます。
CSV形式の構文は使用するオプションによって異なります。詳細については後述のセクションを参照してください。
addオプションに対するCSV形式の構文
必須:列1に擬似ノードの名前を指定する必要があります。
- 列1(A):擬似ノード名
必須。追加したい擬似ノードの名前を指定します。
-
列2(B):テナント名またはテナントUUID
任意。追加するノードを割り当てるテナントの名前もしくはUUIDを指定します。空文字("")を指定した場合はデフォルトテナントに割り当てられます。同名のテナントが複数存在する場合はUUIDを指定してください。
- 列3(C):システムの名前
任意。システムの名前の値を指定します。
- 列4(D):システムの連絡先
任意。システムの連絡先の値を指定します。
- 列5(E):システムのロケーション
任意。システムのロケーションの値を指定します。
- 列6(F):システムの説明
任意。システムの説明の値を指定します。
CSVファイルの定義例
以下のように定義した場合,192.168.2.2,192.168.2.3,およびmyPseudoNodeが追加されます。
"192.168.2.2", "デフォルトテナント", "IT_Management_System", "IT Service Team", "Fort Collins", "Primary Server" "192.168.2.3", "", "IT_Management_System", "IT Service Team", "Fort Collins", "Second Server" "myPseudoNode", "1b96011e-8829-4e5d-8ab7-f93b7b10ac79", "", "", "", ""
deleteオプションに対するCSV形式の構文
必須:列1に擬似ノードの名前を指定する必要があります。
- 列1(A):擬似ノード名
必須。削除したい擬似ノードの名前を指定します。
CSVファイルの定義例
192.168.2.2 192.168.2.3 myPseudoNode
EXAMPLES
CSV形式のファイルを使用して擬似ノードを追加:
nmpseudoobject.ovpl -add -f /tmp/pseudonodes_to_add.csv -t node
CSV形式で定義された行を使用して擬似ノードを追加:
nnmpseudoobject.ovpl -add -s "192.168.2.2, default tenant, IT_Management_System, IT Service Team, Fort Collins, Primary Server" -t node
CSV形式のファイルを使用して擬似ノードを削除:
nnmpseudoobject.ovpl -delete -f /tmp/pseudonodes_to_delete.csv -t node
CSV 形式で定義された行を使用して擬似ノードを削除:
nnmpseudoobject.ovpl -delete -s "myPseudoNode" -t node
擬似ノードの一覧を表示:
nnmpseudoobject.ovpl -list -t node
注意
オプション-sまたは-fで指定される擬似オブジェクトの情報は,RFC4180で定義されているCSV形式で指定してください。
CSV列の値に特殊文字(「,」または「"」)を含む場合,RFC定義に従い,値が「"」で囲われている必要があります。また,値に特殊文字「"」を含む場合は,「""」とエスケープしてください。
-sオプションを使用する場合,値全体をWindowsの場合は「\"」,Linuxの場合は「"」で囲んでください。また,値に「"」が含まれる場合,環境に応じて適切にエスケープしてください。
使用できる特殊文字についてはNNMiヘルプ[疑似オブジェクトの管理]を参照してください。
AUTHOR
nnmpseudoobject.ovpl was developed by Open Text.