付録G.35 nnmmanagementmode.ovpl
1つまたは複数のノードやインターフェイス,IPアドレスのNNMi管理モードを変更します。
SYNOPSIS
nnmmanagementmode.ovpl -node.name <nodename> -mode <mode> [-u <username> -p <password>]
nnmmanagementmode.ovpl -t <object type> -f <csv_filename> [-b <batch size>] [-u <username> -p <password>]
nnmmanagementmode.ovpl -t <object type> -s <csv_line> [-u <username> -p <password>]
nnmmanagementmode.ovpl -t <object type> -f <uuid_file> [-b <batch size>] -mode <MODE_SPEC> [-format <format>] [-fields <fields>] [-u <username> -p <password>]
nnmmanagementmode.ovpl -h | -help
DESCRIPTION
nnmmanagementmode.ovplを使用すると,システム管理者はNNMiデータベース内のノードやインターフェイス,IPアドレスの管理モードを設定できます。
Parameters
nnmmanagementmode.ovplコマンドは次のオプションをサポートします。サポートされないオプションはヘルプメッセージで通知されます。
- -h | -help
-
コマンドの使用方法を表示します。
- -node.name <nodename>
-
管理モードをオンにするノードの名前を指定します。
- -mode <mode>
-
設定する管理モードを指定します。有効な値は,"MANAGED","NOTMANAGED"または"OUTOFSERVICE"です。インターフェイスとIPアドレスについては,NNMiが"MANAGED"を"INHERITED"と読み変えます。
- -mode <MODE_SPEC>
-
入力uuidファイルを使用して一括変更を実行する場合は,モードの引数として2種類のスタイルが使用できます。1つ目は,値がMANAGED,NOTMANAGEDまたはOUTOFSERVICE(インターフェイスとIPアドレスについてはNNMiがMANAGEDをINHERITEDと読み変えます)のシンプルモードです。2つ目のスタイルは現在および最新のモードで,形式はCURRENT:NEWとなります。CURRENTとNEWにはMANAGED,NOTMANAGEDまたはOUTOFSERVICEと同じ値が入ります。2つ目のスタイルでは,ツールはCURRENTと同じ現在値を持つオブジェクトだけを更新し,異なる値を持つオブジェクトはスキップします。
- -t <object type>
-
管理モードを設定するオブジェクトタイプを指定します。指定できる値は,"node","interface"または"ipaddress"です。
- -f <csv_filename>
-
管理モードを設定するCSVファイル名(パス名つきで,例えば /opt/tmp/mynodes.csv)を指定します。ファイルに不正な定義(カラムが多い/少ない,モードが不正など)がある場合,コマンドはその定義を出力し,すべての定義が実行されません。
- -b <batch_size>
-
ファイルを指定した場合,コマンドはすべてのエントリを処理し,このオプションに指定された単位でサーバーに要求を送ります。 デフォルトは1000エントリです。
- -s <csv_line>
-
CSV形式の1行を指定します。単純な変更に対してファイル作成を省略できます。
- -format (csv|list|text|xml)
-
表形式のデータが存在しているときに出力形式を変更します
- -fields <comma_separated_fields>
-
表形式のデータが存在しているときに出力フィールドを選択します。
- -u <username>
-
コマンドの実行に必要なNNMiの管理者名を指定します。nnm.propertiesファイルが存在していない限り,これが必要になります。詳細はnnm.propertiesリファレンスページを参照してください。
- -p <password>
-
コマンドの実行に必要なNNMiの管理者パスワードを指定します。
nnm.propertiesファイルが存在していない限り,これが必要になります。詳細は nnm.propertiesリファレンスページを参照してください。
Batch changing management modes
管理モードの一括変更を実行するために,次のコマンドを使用できます。 このコマンドへの入力は,更新するオブジェクトのUUIDを含むファイルから行い,モードはコマンドラインから指定します。ファイルに記載されたすべてのオブジェクトが,指定されたモードに従って処理されます。
nnmmanagementmode.ovpl -t <type> -f <filepath> -mode <MODE_SPEC>
このモードでは,コマンドの出力は入力したUUIDと,そのオブジェクトの結果コードのテーブルで構成されます。結果コードは,次のとおりです。
- UPDATED - オブジェクトは,新しいモードに更新されました。
- NOT_FOUND - 指定されたUUIDのオブジェクトがシステム内に見つかりませんでした。
- SKIPPED - オブジェクトは,現在のモードフィルターと一致しませんでした。
- NO_CHANGE - オブジェクトは,既に要求されたモードを持っています。
- ACCESS_DENIED - ユーザーは,オブジェクトの管理モードを変更する権限がありません。
例えば,neighbors.txtファイルに,1行に 1つずつUUIDが記載された,インタフェースのUUIDのリストが含まれている場合があります。次のコマンドを実行すると,現在MANAGEDであるインタフェースに限り,それぞれのインタフェースがOUTOFSERVICEモードに変更されます。NOTMANAGEDモードのインタフェースは,変更されないままです。
nnmmanagementmode.ovpl -t interface -f neighbors.txt -mode MANAGED:OUTOFSERVICE +--------------------------------------+---------+ | UUID | 状態 | +--------------------------------------+---------+ | 6f988a0f-c759-42d0-8e99-f3adce84fdd7 | UPDATED | | 4dd87c33-9d0d-4713-b484-68c964ede6a6 | UPDATED | | bc0af80f-d729-40d6-bb2f-ad8bd68e2deb | SKIPPED | | bed3fff5-2385-4b09-9e3a-2572caaa624d | UPDATED | | bd0723c0-6c53-47b1-ac13-41ecab16994e | UPDATED | +--------------------------------------+---------+
ノードの管理モードに対するCSVファイルの構文
ノードの管理モードを設定するときに指定するCSVファイルは次の構文です。
空の行は無視されます。
"#"で始まる行は無視されます。
すべてのカラムが必要です。
- Column 1(A) : Node DNS|IP AddressノードのDNS名か,IPアドレスを指定します。検索アルゴリズムは次のとおりです。
- 一致する管理IPアドレスを持つノードを検索します。
- デフォルトのドメインで一致するIPアドレスを持つノードを検索します。
- 一致するホスト名を持つノードを検索します。
- 一致する名前を持つノードを検索します。
- Column 2(B) : Management mode
ノードに設定するモードを指定します。有効な値は,"MANAGED", "NOTMANAGED", または"OUTOFSERVICE" です。
例)
192.168.1.1,OUTOFSERVICE
my.fqdn.com, MANAGED
インタフェースの管理モードに対するCSVファイルの構文
インタフェースの管理モードを設定するときに指定するCSVファイルは次の構文です。
空の行は無視されます。
"#"で始まる行は無視されます。
すべてのカラムが必要です。
- Column 1(A) : Node DNS|IP AddressノードのDNS名か,IPアドレスを指定します。検索アルゴリズムは次のとおりです。
- 一致する管理IPアドレスを持つノードを検索します。
- デフォルトのドメインで一致するIPアドレスを持つノードを検索します。
- 一致するホスト名を持つノードを検索します。
- 一致する名前を持つノードを検索します。
- Column 2(B) : Interface id前のフィールドで指定したノードのインタフェースの識別子を指定します。検索アルゴリズムは次のとおりです。
- ifIndex
- ifName
- ifAlias
- ifDescription
- Column 3(C) : Mode
インタフェースに設定するモードを指定します。有効な値は,"INHERITED", "NOTMANAGED", "OUTOFSERVICE" です。
例)
192.168.1.1,1,OUTOFSERVICE
my.fqdn.com, myAlias, INHERITED
IPアドレスの管理モードに対するCSVファイルの構文
IP アドレスの管理モードを設定するときに指定するCSVファイルは次の構文です。
空の行は無視されます。
"#" で始まる行は無視されます。
すべてのカラムが必要です。
- Column 1(A) : IP Address
IP アドレスを指定します。同じ値のIPアドレスが複数ある場合は,次のカラムにテナント名を指定して区別します。
- Column 2(B) : Tenant name
IP アドレスのホスト元ノードが属するテナントの名前。この値が空の場合は,すべてのテナントからIPアドレスのオブジェクトが検索されます。
- Column 3(C) : Mode
IPアドレスに設定するモードを指定します。有効な値は,"INHERITED", "NOTMANAGED", "OUTOFSERVICE" です。
例)
192.168.1.1, my tenant, OUTOFSERVICE
192.168.1.1, ,INHERITED
RETURN VALUE
エラーが発生しなかった場合,nnmmanagementmode.ovplは0(ゼロ)を返します。それ以外の場合,1を返します。
AUTHOR
nnmmanagementmode.ovpl was developed by Micro Focus.