付録G.27 nnmldap.ovpl
LDAP 設定の再読み込みまたは参照
SYNOPSIS
nnmldap.ovpl -reload | -info | -diagnose <username> | -encrypt <password>
DESCRIPTION
nnmldap.ovplは,NNMiの再起動なしで,Lightweight Directory Access Protocol(LDAP)のサインイン設定の再読み込みや,参照,評価をするコマンドです。
Parameters
nnmldap.ovplコマンドは,次のオプションをサポートします。
- -info
-
LDAP設定を次のように表示します。
-
Configuration=providerURL:"ldap://example.com:636/". Number of available Incident assignment users:0
- -reload
-
LDAP設定を再読み込みします。
- -diagnose <username>
-
LDAP設定パラメータを使用してディレクトリサービスの<username>にアクセスし,ldap.propertiesファイルの設定を検証します。このコマンドはLDAP設定の問題を特定する手助けとなる情報を返します。
-
<username>は,ディレクトリサービスで有効なユーザー名でなければなりません。NNMiログイン画面のNNMiコンソールのユーザー名プロンプトで使用されているものと同じユーザー名です。
- -encrypt <password>
-
ldap.propertiesファイルに安全に格納できるように,指定したLDAPバインドパスワードを暗号化します。
-
このコマンドの出力は,ldap.propertiesファイル内のbindCredentialプロパティにコピーする必要があります。暗号化されたパスワードは{ENC}というプレフィックスで始まります。
-
暗号化されたパスワードは,それを作成したのと同じNNMiによってだけ解読することができます。データベースがリセットされたり,プロパティが新しいNNMiシステムにコピーされたりした場合,暗号化されたパスワードを新たに生成するために,このコマンドを再実行する必要があります。これに対する例外は,アプリケーションフェイルオーバーまたはHA(高可用性)構成でNNMiを使用している場合です。アプリケーションフェイルオーバーまたはHA構成では,nnmldap.ovplコマンドで生成した暗号化パスワードは,両方のNNMi管理サーバーで有効です。これは,両方のNNMi管理サーバーでデータベースが同一であるためです。
EXAMPLES
- nnmldap.ovpl -info
-
現在のLDAP設定を返します。
- nnmldap.ovpl -reload
-
ldap.properties(LDAPの有効化や無効化など)の変更を読み込みます。
- nnmldap.ovpl -diagnose <username>
-
ldap.properties ファイルの設定を表示して,ディレクトリサービスから情報が抽出できるか検証します。
- nnmldap.ovpl -encrypt password
-
指定したパスワード文字列の暗号化された値を返します。次に例を示します。
{ENC}Mgnb1w007XYYenHvAFf3dQ==
AUTHOR
nnmldap.ovpl was developed by Micro Focus.