付録G.25 nnmincidentcfgdump.ovpl
インシデント構成をNNMiデータベースからタグフォーマットファイルに出力します。
SYNOPSIS
nnmincidentcfgdump.ovpl { -dump <filename> [-uuid] [-authorKey <author(s)> | -name <name(s)> | -oid <oid pattern(s)> | -mib <mib name(s)>] [-type <type(s)>] [-timeout <timeout>] [-memory <memory>] [-u <user name> -p <password>] } { -listAuthors [-u <user name> -p <password>] }
DESCRIPTION
nnmincidentcfgdump.ovplは,インシデント構成を,NNMiデータベースからタグフォーマットファイルに出力します。このタグフォーマットファイルは,編集後nnmincidentcfgload.ovplを用いることでNNMiデータベースにロードすることができます。
nnmincidentcfgdump.ovplがサポートするインシデント構成の種別を次に示します。
*MgmtEventConfig *PairwiseConfig *SnmpTrapConfig *SyslogMessageConfig
なお,出力するインシデント構成は,事前にNNMiコンソールで作成するか,nnmincidentcfg.ovplコマンドを用いてNNMiデータベースにロードされている必要があります。
Parameters
nnmincidentcfgdump.ovplコマンドは,次のオプションをサポートします。
- -dump <filename>
-
インシデント構成をコピーするファイルを指定します。 指定したファイルが既に存在する場合,nnmincidentcfgdump.ovplは警告を表示して終了します。
- -uuid
-
UUIDをほかのインシデント構成と共に出力したい場合に指定します。このコマンドを実行する際には,このオプションを指定して実行することを推奨します。
- -authorKey <author(s)>
-
特定の作成者キーを持つインシデント構成だけを出力したい場合に指定します。このオプションの指定が無い場合は,すべての作成者キーを持つインシデントが出力されます。
-
-nameや-oid,または-mibオプションと同時に指定することはできません。
- -name <name(s)>
-
特定の名前を持つインシデント構成だけを出力したい場合に指定します。1つ以上のインシデントの名前を指定することができます。このオプションの指定が無い場合はすべてのインシデント構成が出力されます。
-
-authorKeyや-oid,または-mibオプションと同時に指定することはできません。
- -oid <oid pattern(s)>
-
特定のOIDを持つインシデント構成だけを出力したい場合に指定します。1つ以上のOIDを指定することができます。指定するOIDは,次の書式に従う必要があります。
-
*ワイルドカード "*" を1つだけ使用することができます。 *OIDは "." から始まる必要があります。 *OIDに使える文字は,区切り文字の "." と,数字とワイルドカードだけです。
-
-nameや-authorKey,または-mibや-typeオプションと同時に指定することはできません。
- -mib <mib name(s)>
-
特定のMIBモジュールを含むインシデント構成だけを出力したい場合に指定します。 指定するMIBモジュールは,次を満たしている必要があります。
-
*すでにMIBモジュールがNNMiデータベースにロードされている。 *すでに MIB モジュールのトラップ定義がNNMiデータベースにロードされている。
- -nameや-authorKey,または-oidや-typeオプションと同時に指定することはできません。
- -type <type(s)>
-
特定のインシデント構成の種別だけ出力したい場合に指定します。1つ以上のインシデント構成の種別を指定することができます。このオプションの指定が無い場合はすべてのインシデントの構成の種別が出力されます。
-
指定可能なインシデント構成の種別を次に示します。
-
注意:次の設定値は,大文字小文字を区別しません。
-
*MgmtEventConfig *PairwiseConfig *SnmpTrapConfig *SyslogMessageConfig
- -oidや-mibオプションと同時に指定することはできません。
- -timeout <timeout>
- nnmincidentcfgdump.ovplコマンドのためのトランザクションタイムアウト時間を変更したい場合に秒で指定します。
- -memory <memory>
-
最大ヒープサイズをMBで指定します。デフォルトは1536MBで,指定できる最小値は512MBです。
- -u <username>
-
コマンドの実行に必要なNNMiの管理者名を指定します。nnm.propertiesファイルが存在していない限り,これが必要になります。詳細はnnm.propertiesリファレンスページを参照してください。
- -p <password>
-
コマンドの実行に必要なNNMiの管理者パスワードを指定します。nnm.propertiesファイルが存在していない限り,これが必要になります。詳細はnnm.propertiesリファレンスページを参照してください。
- -listAuthors
- すべての作成者キーと,そのラベルを出力します。
EXAMPLES
- すべてのインシデント構成を出力します。
- nnmincidentcfgdump.ovpl -dump full-dump.tag
- すべての管理イベントと,SNMPトラップの構成を出力します。
- nnmincidentcfgdump.ovpl -dump type-dump.tag -type MgmtEventConfig SnmpTrapConfig
- 作成者キーがNetwork Node Managerとカスタマのインシデント構成を出力します。
- nnmincidentcfgdump.ovpl -dump nnm-and-customer-author-dump.tag -authorKey com.hp.nms.author.nnm com.customer.author
- 作成者キーがNetwork Node Managerの管理イベントの構成を出力します。
- nnmincidentcfgdump.ovpl -dump author-type-dump.tag -authorKey com.hp.nms.author.nnm -type MgmtEventConfig
- 名前がNodeDownまたはDuplicateCorrelationのインシデント構成を出力します。
- nnmincidentcfgdump.ovpl -dump names-dump.tag -name NodeDown DuplicateCorrelation
- CISCO-VTP-MIB MIBモジュールからロードされたSNMPトラップの構成を出力します。
- nnmincidentcfgdump.ovpl -dump ciscoVtpMib.tag -mib CISCO-VTP-MIB
- SnmpLinkDownとSnmpLinkUpトラップの構成を出力します。
- nnmincidentcfgdump.ovpl -dump snmpLinkDownAndUp.tag -oid .1.3.6.1.6.3.1.1.5.3 .1.3.6.1.6.3.1.1.5.4
- すべてのLinkDownトラップを出力します。CiscoLinkDownが含まれます。
- nnmincidentcfgdump.ovpl -dump linkDownTraps.tag -oid .1.3.6.1.6.3.1.1.5.3.*
- すべてのCiscoのSNMPトラップ構成を出力します。
- nnmincidentcfgdump.ovpl -dump ciscoSnmpTraps.tag -oid .1.3.6.1.6.3.1.1.5.*.1.3.6.1.4.1.9
- すべての作成者キーと,そのラベルを出力します。
- nnmincidentcfgdump.ovpl -listAuthors
AUTHOR
nnmincidentcfgdump.ovpl was developed by Micro Focus.
FILES
NNMiは,インシデント構成ファイルの例と,タグフォーマットファイルの正しい書式を次の場所で提供しています。
-
Windows:%NnmInstallDir%examples\nnm\incidentcfg
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Linux:/opt/OV/examples/nnm/incidentcfg