付録G.13 nnmconfigexport.ovpl
構成情報をファイルにエクスポートします。このファイルから,ほかのシステムに構成情報をインポートすることができます。
SYNOPSIS
nnmconfigexport.ovpl -? | -c <configuration>[,configuration...] [-a <author_key>] [-u <username> -p <password>] [-x <file_prefix>] [-f <output file or directory>]
DESCRIPTION
nnmconfigexport.ovplはカスタム構成情報を標準出力またはファイルにエクスポートするPerlスクリプトです。
Parameters
nnmconfigexport.ovplコマンドは,次のオプションをサポートします。
- -?
- コマンドの使用方法を表示します。
- -u <username>
- コマンドの実行に必要なNNMiの管理者名を指定します。nnm.propertiesファイルが存在していない限り,これが必要になります。詳細はnnm.propertiesリファレンスページを参照してください。
- -p <password>
- コマンドの実行に必要なNNMiの管理者パスワードを指定します。nnm.propertiesファイルが存在していない限り,これが必要になります。詳細はnnm.propertiesリファレンスページを参照してください。
- -c <configuration>[,configuration...]
- 指定した構成情報のXMLスキーマをエクスポートします。複数のファイルを指定するときは,カンマ(,)で区切ります。なお,複数の構成情報ファイルがある場合,-fオプションには必ずディレクトリを指定します。
- 指定可能な構成情報ファイル:
-
- account
- ユーザーアカウント,ユーザーグループおよびユーザーアカウントのマッピングをエクスポートします。
- author
- 作成者をエクスポートします。-aオプションでフィルターすることもできます。
- customCorrelation
- カスタム相関処理の設定をエクスポートします。-aオプションでフィルターすることもできます。
- comm
- 通信の設定をエクスポートします。SNMPv3の通信の設定はエクスポートされません。このデータに対する暗号化アルゴリズムは,NNMi固有の内部キーに依存しています。 このデータはインポートできないため,エクスポート対象から除外しています。
- custpoll
- カスタムポーラーの設定をエクスポートします。
- device
- デバイスのプロファイルをエクスポートします。-aオプションでフィルターすることもできます。
- disco
- 検出の設定(シードを除く)をエクスポートします。
- discoseed
- 検出シードをエクスポートします。
- icons
- アイコンをエクスポートします。-aオプションでフィルターすることもできます。
- ifgroup
- インタフェースグループをエクスポートします。
- iftype
- インタフェース種別(ifTypes)をエクスポートします。
- incident
- インシデントの設定をエクスポートします。-aオプションでフィルターすることもできます。
- menu
- メニューをエクスポートします。-aオプションでフィルターすることもできます。
- menuitem
- アクションメニューに設定されたすべてのメニュー項目をエクスポートします。-aオプションが指定された場合,関連する親のメニューやサブメニューも出力に含まれます。
- mibexpr
- MIB式をエクスポートします。-aオプションでフィルターすることもできます。
- mibtypes
- MIB OIDタイプをエクスポートします。
- monitoring
- モニタリングの設定をエクスポートします。
- nodegroup
- ノードグループをエクスポートします。
- ngmap
- ノードグループマップをエクスポートします。ノードの座標を正しくインポートするには,両マシン間でノードのホスト名を一致させる必要があります。
- oam
- 重複するIPアドレスマッピングをエクスポートします。
- security
- セキュリティグループおよびテナントをエクスポートします。
- securitymappings
- セキュリティグループのマッピングをエクスポートします。
- status
- ノードグループのステータス設定をエクスポートします。
- trap
- トラップログ記録設定をエクスポートします。-aオプションでフィルターすることもできます。
- ui
- ユーザーインタフェースの設定をエクスポートします。
- all
- 有効な構成領域をすべてエクスポートします。このオプションに関しては,出力先はディレクトリでなければなりません。
- -a <author_key>
- 指定した作成者キーを持つ作成者が作成した構成項目だけを,インクリメンタルインポート用の特殊なXML形式でエクスポートします。nnmconfigimport.ovplはこのXML形式を自動的に検出するので,特別なオプションを指定する必要はありません。 このオプションは,author,customCorrelation,device,icons,incident,menu,menuitem,mibexpr,およびtrapの各構成情報ファイルに対してだけ有効です。有効な作成者キーは,作成者のインポートを行うことで調べることができます。「EXAMPLES」の項に示す例を参照してください。
- -f <output file or directory>
- 指定したファイルまたはディレクトリに出力内容を保存します。
- -x <file_prefix>
- 出力先としてディレクトリを指定した場合に,出力ファイルの命名に使用するファイル名プレフィックスを指定します。ファイルは <prefix>-<area>.xmlの名前になります。
EXAMPLES
- nnmconfigexport.ovpl -u myusername -p myadminpassword -c comm
- 通信の設定を標準出力にエクスポートします。
- nnmconfigexport.ovpl -u myusername -p myadminpassword -c comm,disco -f /tmp -x my
- 通信の設定と検出の設定を/tmp/my-comm.xmlファイルおよび/tmp/my-disco.xmlファイルにエクスポートします。
- nnmconfigexport.ovpl -u myusername -p myadminpassword -c author
- 作成者キーおよびラベルを持つ作成者すべてを標準出力にエクスポートします。
- nnmconfigexport.ovpl -u myusername -p myadminpassword -c menuitem -a com.mycorp.nnm.author -f /tmp/mycorpmenuitems.xml
- 作成者キーがcom.mycorp.nnm.authorの作成者によって作成されたメニュー項目の設定を/tmp/mycorpmenuitems.xmlファイルにエクスポートします。
AUTHOR
nnmconfigexport.ovpl was developed by Micro Focus.
SEE ALSO