付録G.2 nmsdbmgr
このコマンドは,データベース接続性の定期テストを含め,NNMiの組み込みデータベースを制御します。
SYNOPSIS
nmsdbmgr [-ovspmd] [-start] [-test] [-initnmsdb] [-stop] [-status] [-kill]
DESCRIPTION
nmsdbmgrは,ovspmdプロセスでNNMiの組み込みデータベースを制御するための,インターフェイスを提供するプログラムです。このプログラムを使用すると,ovspmdプロセスで,組み込みデータベースの起動,停止,およびステータスの検査ができます。
実行中,このプログラムは,データベースの接続性を5分間隔でテストし,接続性テストの結果に応じてovspmdプロセスに報告するステータスメッセージを更新します。データベースのテストが成功したときに報告されるメッセージはDatabase Availableです。データベースのテストが失敗したときに報告されるメッセージはData Warehouse inaccessibleです。失敗のメッセージが表示された場合,NNMi にデータベース関連の問題が発生している可能性があります。例えば,NNMiコンソールでノードインベントリの取得・表示ができないなどです。
このコマンドをovspmdプロセスと独立して実行することも技術的に可能ですが,予期しない結果になるおそれがあるので,この方法は推奨されません。
注意:nmsdbmgrプログラムの実行中にプロセステーブルを確認すると,このプログラムから,プラットフォームに応じてpostgresまたはpostgres.exeという名前の子プロセスが多数生成されていることが分かります。これらの子プロセスは,組み込みデータベースそれ自体を表しています。これらの子プロセスのインスタンスが複数存在しても問題はありません。
EXAMPLES
このコマンドの通常の使用法は,ovspmdプロセスを使用した間接的な使用です。
典型的な使用法は,同プロセスを次のように起動または停止することです。
# ovstart -c nmsdbmgr # ovstop -c nmsdbmgr # ovstatus -c nmsdbmgr
AUTHOR
nmsdbmgr was developed by Micro Focus.
FILES
- Windows:
-
%NNM_DB%\Postgres
-
%NnmInstallDir%nonOV\Postgres
- Linux:
-
$NNM_DB/Postgres
-
$NnmInstallDir/nonOV/Postgres