21.25 二次的な根本原因管理イベントにアクションを設定する
NNMiはデフォルトでは二次的な根本原因管理イベントに対してアクションを実行しません。
このことは不要なアクションの生成を抑止することに役立っています。例えば,NNMiがInterfaceDownインシデントを検知し,その直後に対応するカードがダウンしたと判別したら,ダンプニングが使用されている場合,CardDownインシデントが根本原因となり,InterfaceDownインシデントは二次的な根本原因インシデントとなります。
この場合,アクションは新しい根本原因(CardDown)に対して適用されるため,InterfaceDownインシデントに対しては要求されません。
二次的な根本原因管理イベントに対するアクションを有効化するには,次の手順を実行します。
環境に応じて次のファイルを編集する。
Windows:%NNM_PROPS%\nms-jboss.properties
Linux:$NNM_PROPS/nms-jboss.properties
次の行を含むテキストブロックを探す。
#!com.hp.nnm.events.action.runActionOnSecRootCauseMgmtEvent=false
この行のコメントを解除し,次のように編集する。
com.hp.nnm.events.action.runActionOnSecRootCauseMgmtEvent=true
nms-jboss.propertiesファイルを保存する。
次のコマンドを実行して,NNMiを再起動する。
ovstop ovstart