21.20.3 アーカイブファイルのローテーション
デフォルト設定では,自動トリム機能によって作成されるアーカイブファイルのファイルサイズに上限はありません。アーカイブファイルは,特定のファイルサイズでローテーションしてディスク使用量を節約できます。サイズが10MBに到達したときに,アーカイブファイルを3回ローテーションするとします。次の手順を実行します。
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次のファイルを編集する。
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Windows:%NNM_PROPS\nms-jboss.properties
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Linux:$NNM_PROPS/nms-jboss.properties
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次の行を含むテキストブロックを探す。
#!com.hp.nnm.events.autoTrimArchiveRotationEnabled=false
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この行のコメントを解除し,次のように編集する。
com.hp.nnm.events.autoTrimArchiveRotationEnabled=true
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次の行を含むテキストブロックを探す。
#!com.hp.nnm.events.autoTrimArchiveRotationArchiveSize=128
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この行のコメントを解除し,次のように編集する。
com.hp.nnm.events.autoTrimArchiveRotationArchiveSize=10
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次の行を含むテキストブロックを探す。
#!com.hp.nnm.events.autoTrimArchiveRotationRotateNumber=5
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この行のコメントを解除し,次のように編集する。
com.hp.nnm.events.autoTrimArchiveRotationRotateNumber=3
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NNMi管理サーバーを再起動する。
- NNMi管理サーバーでovstopコマンドを実行する。
- NNMi管理サーバーでovstartコマンドを実行する。
- 重要
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高可用性 (HA)でファイルの変更を行う場合は,クラスターの両方のノードに変更を加える必要があります。HA設定を使用するNNMiでは,NNMi管理サーバーを停止および再起動する必要のある変更の場合,ovstopおよびovstartコマンドを実行する前にノードをメンテナンスモードにする必要があります。
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Windows:%NNM_TMP\incidentArchive.csv.gz
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Linux:$NNM_TMP/incidentArchive.csv.gz
アーカイブファイルのファイルサイズが指定した値 (この例では10,単位MB) に到達すると,アーカイブファイルの名前が「incidentArchive.csv.gz.1」に変更されます。新しいインシデントは,新しいincidentArchive.csv.gzにアーカイブされます。「incidentArchive.csv.gz.<n>」は,ローテーションによって「incidentArchive.csv.gz.<n+1>」に名前が変更されます。アーカイブファイル名の<n>が指定した値(この例では3)になると,ローテーションによって名前が変更される代わりにファイルが削除されます。