21.14 レベル1オペレータがステータスのポーリングおよび設定のポーリングを実行できるように構成する
NNMiでは,NNMiレベル2オペレータのユーザーグループに割り当てられたユーザーアカウントは,アクセス権があるノードに対してステータスのポーリングと設定のポーリングを実行できます。それぞれのnms-topology.propertiesファイルでオブジェクトアクセス権限レベルを変更するだけでなく,NNMiコンソールで[メニュー項目]設定も変更する必要があります。
NNMiを変更して,NNMiレベル1オペレータのユーザーグループに割り当てられたユーザーアカウントがステータスのポーリングおよび設定ポーリングを実行する場合は,次のようにします。
[設定]>[ユーザーインタフェース]>[メニュー項目]>[ステータスのポーリング]フォームを開く。
[メニュー項目コンテキスト]タブから,変更しなければならない[必要なNNMiロール/オブジェクトのタイプ]項目の各エントリを開く。
レベル1オペレータにステータスのポーリングを実行させたい各オブジェクトタイプについて,[必要なNNMiロール]の値を[オペレータレベル1]に変更する。
この手順によって,NNMiレベル1オペレータユーザーグループに割り当てられたユーザーアカウントは,指定されたオブジェクトタイプのステータスのポーリングアクションを表示できるようになります。
NNMiレベル1オペレータのユーザーグループに割り当てられたユーザーアカウントに[設定のポーリング]メニュー項目の表示を許可するようにNNMiを変更するには,次のようにします。
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[設定]>[ユーザーインタフェース]>[メニュー項目]>[設定のポーリング]フォームを開く。
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[メニュー項目コンテキスト]タブから,変更しなければならない[必要なNNMiロール/オブジェクトのタイプ]項目の各エントリを開く。
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レベル1オペレータに設定のポーリングを実行させたい各オブジェクトタイプについて,[必要なNNMiロール]の値を[オペレータレベル1]に変更する。
この手順によって,NNMiレベル1オペレータのユーザーグループに割り当てられたユーザーアカウントは,指定されたオブジェクトタイプの設定のポーリングアクションを表示できるようになります。
次に,nms-topology.propertiesファイルを手順7.から手順10.に示されているように編集して,NNMiレベル1オペレータのユーザーグループに割り当てられたユーザーアカウントが,NNMiコンソールからステータスのポーリングと設定のポーリングの両方のコマンドを実行できるようにします。これらのステップを完了しなかった場合,NNMiはアクションメニューにステータスのポーリングおよび設定のポーリングオプションを表示しますが,ユーザーがステータスのポーリングまたは設定のポーリングコマンドを実行しようとすると,エラーメッセージが表示されます。
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ステータスのポーリングと設定のポーリングに必要なアクセスレベル(必要なオブジェクトアクセス権限レベル)を変更するには,次のファイルを編集する。
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Windows:%NNM_PROPS%\nms-topology.properties
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Linux:$NNM_PROPS/nms-topology.properties
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ファイルの最後までスクロールして,ステータスのポーリング変更のために次の行を追加する。
permission.override.com.hp.nnm.STATUS_POLL=com.hp.nnm.ADMIN,com.hp.nnm.LEVEL2,com.hp.nnm.LEVEL1
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設定のポーリング変更のために次の行を追加する。
permission.override.com.hp.nnm.CONFIG_POLL=com.hp.nnm.ADMIN,com.hp.nnm.LEVEL2,com.hp.nnm.LEVEL1
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変更を保存する。
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次のコマンドを実行して,NNMiを再起動する。
ovstop ovstart
HA下でファイルに変更を加えるときには,クラスタの両方のノードで変更を加える必要があります。HA構成を使用しているNNMiの場合,NNMi管理サーバーの停止と再起動が必要な変更を加えた場合には,ovstopおよびovstartコマンドを実行する前に,ノードをメンテナンスモードにする必要があります。