21.12 レベル 2 オペレータがノードおよびインシデントを削除できるように構成する
デフォルトの NNMi では, NNMi は NNMi 管理者に対して NNMi でのノードまたはインシデントの作成,編集,削除を許可します。 NNMi オペレーターレベル2(L2)ユーザーグループに割り当てられたアカウントに対しても,ノードまたはインシデントの削除を許可するように設定できます。この設定は次のいずれかの方法で実行できます。
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(推奨)必要なノードまたはインシデントを削除するため L2 ユーザーの必要な権限を引き上げる。この設定は, NNMi Web コンソールを使用して行うことができます。詳細については,NNMi 管理者ヘルプを参照してください。
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L2 ユーザーが全体的にノードまたはインシデントを削除できるように NNMi を設定する。この設定は,一定の NNMi プロパティファイルを変更してデフォルト権限を上書きすることで行うことができます。
- 重要
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上書きによる方法は,全体的に許可する場合だけに使用してください。一度許可すると,NNMi WebコンソールでL2ユーザーアクセス権限を制御できなくなります。
L2 ユーザーがノード,ノードに関連するインシデント,またはこの両方を編集または削除できるようにするには,次の手順を実行します。
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次のファイルを編集する。
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Windows:%NNM_PROPS%\nms-topology.properties
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Linux:$NNM_PROPS/nms-topology.properties
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必要に応じて次の行を追加します。
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L2 ユーザーがノードを削除できるようにするには,次の行を追加します。
permission.override.com.hp.nnm.DELETE_OBJECT=com.hp.nnm.ADMIN,com.hp.nnm.LEVEL2
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L2 ユーザーがインシデントを削除できるようにするには,次の行を追加します。
permission.override.com.hp.nnm.incident.DELETE=com.hp.nnm.ADMIN,com.hp.nnm.LEVEL2
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ファイルを保存します。
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次のコマンドを実行して, NNMi を再起動する。
ovstop ovstart
HA 下でファイルに変更を加えるときには,クラスタの両方のノードで変更を加える必要があります。 HA 構成を使用している NNMi の場合, NNMi 管理サーバーの停止と再起動が必要な変更を加えたときには,ovstopおよびovstartコマンドを実行する前に,ノードをメンテナンスモードにする必要があります。