5.1.7 ポーリングプロトコル
ネットワークの一部でNNMiがSNMPまたはICMP用を使用しないようにできます。例えば,インフラストラクチャ内のファイアウォールがICMPまたはSNMPトラフィックを制限する場合などです。
ネットワークのある領域にあるデバイスへのICMPトラフィックを無効にすると,NNMiでは次のような結果になります。
オプションの自動検出ルールPingスイープ機能は,ネットワーク領域内で追加ノードを見つけられません。すべてのノードが,シードからとして追加されるか,または近隣ARPキャッシュ,Cisco Discovery Protocol(CDP),またはExtreme Discovery Protocol(EDP)など,MIBオブジェクト要求への応答を通して使用できる必要があります。広域ネットワークデバイスは,すべてシードから追加されるようにしておかないと,監視できない場合があります。
State Pollerは,SNMP要求に応答するように設定されていないデバイスは監視できません。
オペレータはトラブルシューティングの間は,[アクション]>[ノードアクセス]>[Ping]を使ってデバイス到達可能性をチェックできません。
ネットワークのある領域にあるデバイスへのSNMPトラフィックを無効にすると,NNMiでは次のような結果になります。
検出では,デバイスが存在すること以外の情報は収集できません。すべてのデバイスで「No SNMP」デバイスプロファイルを適用します。
検出では,クエリーによって追加の近隣デバイスを見つけることができません。すべてのデバイスをシードに直接追加する必要があります。
検出では,デバイスから接続情報を収集できないため,デバイスはNNMiマップには未接続として示されます。
「No SNMP」デバイスファイルを持つデバイスについては,State PollerはICMP(ping)だけを使用するデバイスの監視のデフォルトが優先されます。
State Pollerは,コンポーネントの稼働状態やパフォーマンスデータをデバイスから収集できません。
Causal Engineは,近隣接続分析や,インシデントの根本原因を特定するために,デバイスと通信することができません。