付録H.6 nnm.ports
次の情報は,NNMi管理サーバーのリッスンポートを示します。ポート競合の場合には,これらのポート番号の多くを変更してください。
SYNOPSIS
nnm.ports
コマンドの概要はありません。nnm.portsリファレンスページには,nms-local.propertiesファイルの修正によって変更できるウェルノウンポートが記載されています。
DESCRIPTION
ポート番号を変更するには,次の手順を実施します。
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NNMiが使用するポートを変更するために,次のファイルを編集します。
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Windows:%NnmDataDir%Conf\nnm\props\nms-local.properties
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Linux:$NnmDataDir/conf/nnm/props/nms-local.properties
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変更するポートを含む行を特定します。
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必要に応じて行の先頭の#!を削除します。
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ポート番号を修正し,変更を保存します。
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コマンドプロンプトでovstopとovstartを実行し,NNMiを再起動します。
現在定義されているポートを次に示します。
- nmsas.server.port.web.http=80
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このTCPポートは,Web UIとWebサービスで,デフォルトのHTTPポートとして使用されます。NNMiのインストール時に,この値を設定するよう求められます。このポートの値は,NNMiのインストール中,またはnms-local.propertiesファイルを修正することで変更できます。
- nmsas.server.port.web.https=443
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このTCPポートは,Web UIとWebサービスで,デフォルトのセキュアHTTPSポート(SSL)として使用されます。
- nmsas.server.port.naming.rmi=1098
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RMIネーミングサービスのデフォルトのTCPポートです。
- nmsas.server.port.naming.port=1099
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JNPサービス(JNDIプロバイダ)のデフォルトのTCPポートです。
- nmsas.server.port.remoting.ejb3=3873
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このTCPポートは,グローバルNNMi管理サーバー上で実行されるコマンドラインツールが,リモートアクセスのために使用します。
- nmsas.server.port.jmx.jrmp=4444
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このTCPポートは,RMIがデータ転送に使用するRMIオブジェクトポート(Java Remote Method Protocol)です。
- nmsas.server.port.jmx.rmi=4445
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このTCPポートは,RMI要求をプールするときに使用されるデフォルトのポートです。
- nmsas.server.port.invoker.unified=4446
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このTCPポートは,デフォルトのRMIリモーティングサーバーコネクタポートです。jbossリモーティングサービスによって使用されます。
- nmsas.server.port.hq=4457
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このTCPポートは,グローバルネットワーク管理の暗号化されていない通信のために使用します。
- nmsas.server.port.hq.ssl=4459
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このTCPポートは,グローバルネットワーク管理の暗号化された通信のために使用します。
- nmsas.server.port.ts.recovery=4712
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このTCPポートは,NNMiの内部で使用されるトランザクション・サービス・ポートです。
- nmsas.server.port.ts.status=4713
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このTCPポートは,NNMiの内部で使用されるトランザクション・サービス・ポートです。
- nmsas.server.port.ts.id=4714
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このTCPポートは,NNMiの内部で使用されるトランザクション・サービス・ポートです。
- com.hp.ov.nms.postgres.port=5432
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このTCPポートは,組み込みデータベースがNNMi 管理サーバーとの通信のためにリッスンするポート(PostgreSQLのポート)です。
AUTHOR
nnm.ports was developed by Micro Focus.
FILES
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Windows:%NnmDataDir%Conf\nnm\props\nms-local.properties
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Linux:$NnmDataDir/conf/nnm/props/nms-local.properties