19.7.3 アクティブなクラスタノードでの設定解除
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アクティブなクラスタノードで,NNMi HAリソースグループ,NnmTrapReceiverを停止する。
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Windows:%NnmInstallDir%misc\nnm\ha\nnmhastoprg.ovpl NNM <resource_group>
net stop NnmTrapReceiver
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Linux:$NnmInstallDir/misc/nnm/ha/nnmhastoprg.ovpl NNM <resource_group>
/opt/OV/bin/nettrap stop
- メモ
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VCSまたはSCSでNNMiがHA構成の時に物理ホスト名を変更した環境の場合,リソースグループを停止する前にHA設定時の物理ホスト名に戻す必要があります。シングルサーバー構成に移行した後に継続して変更後のホスト名を使用する場合は,HA設定を解除した後に「22.5 NNMi管理サーバーのホスト名またはドメイン名を変更する」を参照して設定を行ってください。
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アクティブなクラスタノードで,HAクラスタからNNMiの設定を解除する。
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Windows:%NnmInstallDir%misc\nnm\ha\nnmhaunconfigure.ovpl NNM <resource_group>
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Linux:$NnmInstallDir/misc/nnm/ha/nnmhaunconfigure.ovpl NNM <resource_group>
このコマンドによってHAリソースグループのフェイルオーバー対象一覧から該当するノードを解除します。
このコマンドによって,共有ディスクへのアクセス権は失われますが,ディスクグループやボリュームグループの設定が解除されるわけではありません。
なお,次のメッセージが出力される場合がありますが,問題ありません。
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WSFCの場合
警告:クラスタレジストリにあるリソースグループ xxxxxのパブリックエントリPUBLIC.HA_MOUNT_POINT に値がありません。
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VCSまたはSCSの場合
VCS WARNING V-16-1-10133 Group does not exist: <resource_group>
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NNMiノードのFQDN設定を物理ホスト名に変更する。
a nms-local.propertiesファイルを編集します。
- ファイルのパス
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・Windows:%NnmDataDir%conf\nnm\props\nms-local.properties
・Linux:/var/opt/OV/conf/nnm/props/nms-local.properties
- 編集内容
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com.hp.ov.nms.fqdn = 仮想ホスト名
ここでは物理ホスト名ではなく仮想ホスト名を設定してください。
b nnmsetofficialfqdn.ovpl コマンドを実行します。
<FQDN>には物理ホスト名(hostnameコマンドで表示されるホスト名)のFQDNを指定してください。
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Windows:%NnmInstallDir%bin\nnmsetofficialfqdn.ovpl -force <FQDN>
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Linux:/opt/OV/bin/nnmsetofficialfqdn.ovpl -force <FQDN>
このコマンドによってHA設定時に仮想ホスト名に変更したFQDN設定を,物理ホスト名のFQDNに変更します。
なお,コマンド実行時に次のメッセージが出力される場合があります。
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「シングルサインオンが正しく機能するには,新しい証明書を手動で生成する必要があります。」が表示された場合
シングルサインオンはサポートしていないため,このメッセージは無視してください。
これによって自己署名証明書が使用されます。NNMiの通信で別の自己署名証明書,または認証機関(CA)署名の証明書を使用する場合は,追加の手順を実行する必要があります。
証明書の詳細については,「10. NNMiでの証明書の使用」を参照してください。
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アクティブなクラスタノードで,NNMi HAリソースグループ固有のファイルを安全に保持できるように別の場所に移動する。
NNMi HAリソースグループを再設定する予定がない場合,次のファイルのコピーを保存する必要はありません。この時点でファイルを削除してかまいません。
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Windows
エクスプローラで,%NnmDataDir%hacluster\<resource_group>\フォルダを削除します。
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Linux
cd /var/opt/OV/hacluster
rm -r <resource_group>
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次のファイルを削除します。
- ファイルのパス
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・Windows
エクスプローラで,%NnmDataDir%shared\nnm\databases\nnmdatareplicator\DataReplicator.dbを削除します。
・Linux
rm /var/opt/OV/shared/nnm/databases/nnmdatareplicator/DataReplicator.db
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共有ディスクをマウントする。
OSやクラスタの操作によって,共有ディスクにアクセスできる状態にしてください。
(例)
[サーバーマネージャ]の[記憶域]サービスのディスクの管理画面で,共有ディスクがマウントされていたディスクを右クリックして,[オンライン]をクリックします。
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元のアクティブなクラスタノードに共有ディスクのNNMiファイルをコピーする。
この手順は次の条件のどちらかに該当する場合に,実施してください。
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HA構成時のデータベースをシングルサーバー構成に移してNNMiを運用する場合
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HA構成時に,nnmchangeembdbpw.ovplによってDBのパスワードを変更した場合
次のコマンドを実行し,元アクティブなクラスタノードに共有ディスクのNNMiファイルをローカルディスク上にコピーします。
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Windows:%NnmInstallDir%misc\nnm\ha\nnmhadisk.ovpl NNM -from <HA_mount_point>
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Linux:/opt/OV/misc/nnm/ha/nnmhadisk.ovpl NNM -from <HA_mount_point>
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共有ディスク上のNNMフォルダまたはNNMディレクトリを削除する。
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共有ディスクのマウントを解除する。
(例)
[サーバーマネージャ]の[記憶域]サービスのディスクの管理画面で,共有ディスクがマウントされているディスクを右クリックして,[オフライン]をクリックします。
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サービスの自動起動を有効にする。
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Windows
スタートメニューの[管理ツール]>[サービス]で[NNM Trap Receiver]および[NNM Trap Receiver Manager]を選択し,「スタートアップの種類」を「自動」に設定してください。
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Linux
systemctl enable netmgt.service systemctl enable nettrap.service systemctl start netmgt.service systemctl start nettrap.service
なお,systemctl startコマンドを実行するとNNMiサービスが起動します。
- メモ
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元のアクティブなクラスタノードでNNMiを実行する場合は,ここまでの手順で準備が完了しています。
ovstartを実行してNNMiを起動してください。
以降の手順は次の条件のどちらかに該当する場合に,実施してください。
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HA構成時のデータベースをシングルサーバー構成に移して,元のパッシブなクラスタノードでNNMiを運用する場合
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HA構成時に,nnmchangeembdbpw.ovplによってDBのパスワードを変更した場合
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元のアクティブなクラスタノードで次のコマンドを使って,NNMi設定をバックアップする。
これによって手順7.で共有ディスクからローカルにコピーしたデータを含めたバックアップが取得されます。
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Windows:%NnmInstallDir%bin\nnmbackup.ovpl -type offline -scope all -target <directory>
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Linux:/opt/OV/bin/nnmbackup.ovpl -type offline -scope all -target <directory>
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HA構成時のデータを使ってNNMiを実行したい元のパッシブなクラスタノードで,手順11.で取得したアクティブなクラスタノードのバックアップデータをパッシブなクラスタノードにリストアする。
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Windows:%NnmInstallDir%bin\nnmrestore.ovpl -force -source <backup_data>
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Linux:/opt/OV/bin/nnmrestore.ovpl -force -source <backup_data>
このコマンドの詳細については,「20. NNMiのバックアップおよびリストアツール」を参照してください。
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