1.2.3 監視マネージャーの前提条件を確認する(Linuxの場合)
監視マネージャーがLinuxの場合,次の設定を確認してから,JP1ネットワーク管理製品のインストールを開始します。前提条件の詳細については,マニュアル「NNMi セットアップガイド」の「インストール前チェックリスト」のトピックを参照してください。
操作手順
監視マネージャーのホスト名を確認します。
ホスト名はトラップ宛先の設定やログイン時に使用します。
監視マネージャーが使うポート番号が使われていないことを確認します。
コマンドプロンプトから「netstat -an」を実行すると,そのときに使われているポート番号が確認できます。
ポート番号の詳細については,マニュアル「NNMi セットアップガイド」の「NNMiが使用するポートの一覧」のトピックを参照してください。
監視マネージャーに固定IPアドレスを割り当てます。
IPアドレスはDHCPでの動的割り当てではなく,固定割り当てに設定してください。
ウィルス対策ソフトを無効化します。
JP1ネットワーク管理製品をインストールしている間だけ,ウィルス対策ソフトを無効化します。
必要なパッケージがインストールされていることを確認します。
必要なパッケージは,OSの種類やバージョンによって異なります。詳細については,リリースノートを参照してください。
/etc/sysctl.confファイルを開き,カーネルのパラメータを設定します。
/etc/sysctl.confファイルに次のエントリを追加してください。
# NNM settings for embedded database kernel.shmmax = 68719476736 kernel.shmall = 68719476736 # NNM settings for UDP receive and send buffer sizes net.core.rmem_max = 8388608 net.core.wmem_max = 2097152
ここでは,共有メモリ(kernel.shmmax,kernel.shmall)64.0GB,UDP受信バッファ(net.core.rmem_max)8.0MB,UDP送信バッファ(net.core.wmem_max)2.0MBとして設定しています。
次の作業
前提環境に問題がないことが確認できたら,監視マネージャーの構築に進みましょう。