7.9 データベースをメンテナンスする手順(Linuxのクラスタ構成の場合)
JP1/AOのデータベースを最適な状態にするには,hcmds64dbtransコマンドを実行してデータベースを再編成します。
- 重要
タスクが自動アーカイブされる契機で,データベースの無効領域が解放されます。日々の無効領域の解放で解消できないフラグメンテーションは,データベースの再編成によって解消できます。データベースの再編成は,定期的な保守作業でJP1/AOを停止する契機に計画するか,年に1回程度の契機で計画することを検討してください。
タスクが自動アーカイブされる時刻については,マニュアルJP1/AO 構築ガイド-「ユーザー設定プロパティファイル(config_user.properties)」のトピックを参照してください。
操作できる権限およびロール:
OSのroot権限およびクラスタの管理権限を持つユーザー
データベースをメンテナンスするには(クラスタ構成の場合):
実行中,応答待ち中,異常検出,長期実行中,および停止中の状態のタスクがないことを確認します。ある場合は,タスクを実行停止するか,正常終了または失敗の状態になるまで待ちます。
クラスタソフト上に登録されている次のリソースをオフラインにします。
共通コンポーネントのデータベース
HBase 64 Storage Mgmt SSO Service
HBase 64 Storage Mgmt Web SSO Service
HBase 64 Storage Mgmt Web Service
HAutomation Engine Web Service
hcmds64dbsrvコマンドにstartオプションを指定して実行し,データベースを起動します。
hcmds64dbtransコマンドに次のオプションを指定して実行し,JP1/AOのデータベースをエクスポートします。
exportオプション
workpathオプション
作業用フォルダパスを指定してください。
fileオプション
アーカイブファイルパスを指定してください。
hcmds64dbtransコマンドに次のオプションを指定して実行し,JP1/AOのデータベースをインポートします。
importオプション
typeオプション
「Automation」を指定してください。
workpathオプション
作業用フォルダパスを指定してください。
fileオプション
アーカイブファイルパスを指定してください。
hcmds64dbsrvコマンドにstopオプションを指定して実行し,データベースを停止します。
クラスタソフト上に登録されている次のリソースをオンラインにします。
共通コンポーネントのデータベース
HBase 64 Storage Mgmt SSO Service
HBase 64 Storage Mgmt Web SSO Service
HBase 64 Storage Mgmt Web Service
HAutomation Engine Web Service
操作結果:
JP1/AOのデータベースが再編成されます。
- 重要
データベースが破損してrestoresystemコマンドおよびhcmds64dbtransコマンドを使用しても復旧できない場合,hcmds64dbrepairコマンドでデータベースを回復してください。