7.3 JP1/AOシステムをバックアップする手順(Linuxのクラスタ構成の場合)
JP1/AOのリプレースやデータベースのメンテナンスなどを実施する前に,JP1/AOの設定情報やデータベース情報をバックアップします。
- 重要
JP1/AOのバックアップ・リストア時には,タスクの詳細情報の一部(ステップ一覧および進捗状況)が削除されたり,タスクの状態が一部変更されたりします。
-
バックアップフォルダに,十分な空き容量があることを確認します。必要な空き容量については,マニュアルコマンド・API リファレンス-「backupsystem(JP1/AOシステムのバックアップ)」のトピックを参照してください。
操作できる権限およびロール:
OSのroot権限およびクラスタの管理権限を持つユーザー
JP1/AOシステムをバックアップするには(クラスタ構成の場合):
実行中,応答待ち中,異常検出,長期実行中,および停止中の状態のタスクがないことを確認します。ある場合は,タスクを実行停止するか,正常終了または失敗の状態になるまで待ちます。
クラスタソフト上で,JP1/AOが登録されたリソースグループをオフラインにします。
次のリソースの起動,停止,および動作監視を無効にします。手順の詳細はクラスタソフトのドキュメントを参照してください。
共通コンポーネントのデータベース
HBase 64 Storage Mgmt SSO Service
HBase 64 Storage Mgmt Web SSO Service
HBase 64 Storage Mgmt Web Service
HAutomation Engine Web Service
クラスタソフト上で,JP1/AOが登録されたリソースグループをオンラインにします。
backupsystemコマンドを実行して,JP1/AOの設定情報やデータベース情報をバックアップします。
- ヒント
backupsystemコマンドでは,次のファイルはバックアップされません。必要に応じて手動でバックアップしてください。
https接続用のSSLサーバ証明書ファイル
https接続用の秘密鍵ファイル
公開鍵認証用の秘密鍵ファイル
作成したクラスタサービス制御コマンド
クラスタソフト上で,JP1/AOが登録されたリソースグループをオフラインにします。
次のリソースの起動,停止,および動作監視を有効にします。手順の詳細はクラスタソフトのドキュメントを参照してください。
共通コンポーネントのデータベース
HBase 64 Storage Mgmt SSO Service
HBase 64 Storage Mgmt Web SSO Service
HBase 64 Storage Mgmt Web Service
HAutomation Engine Web Service
クラスタソフト上で,JP1/AOが登録されたリソースグループをオンラインにします。
操作結果:
指定したバックアップフォルダに,データがバックアップされます。