付録A.3 JP1/AJS3のスケジューラーサービスおよび組み込みDBの操作に必要な情報
JP1/AJS3と共存する構成の場合に,JP1/AO用のスケジューラーサービスの確認・削除,およびJP1/AO用のスケジューラーサービスが使用する組み込みDBの削除をする場合に必要な情報について説明します。
なお,情報の参照先として使用する「config_system.properties」は,次のフォルダに格納されています。
状況 |
格納先 |
---|---|
JP1/AOがインストールされている環境の場合 |
|
JP1/AOをバックアップデータからリストアする場合 |
バックアップデータの格納先\Automation\conf |
JP1/AO用のスケジューラーサービスの確認に必要な情報
JP1/AO用のスケジューラーサービスの存在確認をする場合,ajsembdbidlistコマンドを実行します。
このとき,指定するJP1/AO用のスケジューラーサービス名は,「config_system.properties」の「task.ajs.serviceName=」の値です。
jajs_setupコマンドに指定するJP1/AO用のスケジューラーサービスの情報を次に示します。
オプション |
説明 |
指定する値 |
---|---|---|
-a |
スケジューラーサービス追加オプション |
値を指定しないでください。 |
-F |
スケジューラーサービス名 |
「config_system.properties」の「task.ajs.serviceName=」の値 |
-n |
スケジューラーサービスの識別番号 |
「config_system.properties」の「external.ajs.serviceid=」の値 |
-p |
ジョブ状態通信ポートのサービス名 |
「config_system.properties」の「external.ajs.jobportname=」の値 |
-d |
データベースディレクトリ名 |
|
-t |
テンポラリーディレクトリ名 |
|
-j |
ジョブ情報ディレクトリ名 |
|
-b |
退避情報ディレクトリ名 |
|
-I |
セットアップ識別子 |
「config_system.properties」の「external.ajs.dbid=」の値 |
-P |
組み込みDBポート番号 |
「config_system.properties」の「external.ajs.dbport=」の値 |
-M |
データベースモデル |
「config_system.properties」の「external.ajs.dbsize=」の値 |
JP1/AO用のスケジューラーサービスの削除に必要な情報
JP1/AO用のスケジューラーサービスを削除する場合,jajs_setupコマンドにスケジューラーサービス名を指定して実行します。
このとき,指定するJP1/AO用のスケジューラーサービス名は,「config_system.properties」の「task.ajs.serviceName=」の値です。
JP1/AO用のスケジューラーサービスが使用する組み込みDBの削除に必要な情報
JP1/AO用のスケジューラーサービスが使用する組み込みDBを削除する場合,ajsembdbuninstlコマンドにセットアップ識別子を指定して実行します。
このとき,指定するセットアップ識別子は,「config_system.properties」の「external.ajs.dbid=」の値です。