3.3.2 サービス追加時の項目の検討
使用するサービステンプレートが決定したら,サービス追加時に設定する項目として,サービス名,サービスに関連づける情報(タグ,サービスグループ,およびプロパティ)を検討します。
設定が必要な項目の概要を次に示します。
サービス名
サービスの用途・運用に応じて適切なサービス名を検討します。
タグ
サービスに設定するタグを検討します。タグはサービスを分類するための情報で,検索をする際のキーにもなります。タググループ(大分類)とタグ(小分類)によって分類することで,目的のサービスを検索しやすくできます。どのようなタグでサービスを分類するかは,サービスの用途や運用に応じて決めてください。例えば,タググループでは操作対象の機器や部署による分類,タグでは操作目的や担当者などによる分類があります。
サービスグループ
運用設計で検討した内容に基づいて,サービスに割り当てるサービスグループを検討します。
サービスにサービスグループを割り当てると,そのサービスグループに対するロールを持つユーザーグループだけがサービスを管理・実行できます。
独自のサービスグループを作成・利用しない場合は,ビルトインサービスグループ(DefaultServiceGroup)を使用します。
プロパティ
プロパティの項目はサービステンプレートによって異なります。使用するサービステンプレートを確認して,どのようなプロパティ値を設定するか検討してください。JP1/AOが提供しているサービステンプレートのプロパティについては,マニュアルJP1/AO サービステンプレートリファレンスの各サービステンプレートのプロパティについての説明を参照してください。
サービスの実行ごとにプロパティ値を変更する必要がないプロパティについては,サービス追加時に設定しておくように検討してください。また,複数のサービス間で共通のプロパティがある場合は,サービス共有プロパティにすることを検討しておきます。
なお,使用するサービステンプレートによっては,サービスの追加時(または編集時)に操作画面で設定したプロパティがサービスの実行時にも操作画面に表示され,プロパティ値を変更(上書き)できます。