付録L.9 監視設定および解除の処理時間
マネージャーホストでスケールアウトを検知して監視が設定される時間と,スケールインを検知して監視が解除される時間の目安を次に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) スケールアウトによる監視設定時間
スケールアウトされたエージェントホストがマネージャーホストからの監視が設定される時間は,次の表に示す計算式から求めた処理時間が目安になります。
OS |
監視設定の処理時間 |
---|---|
Windows |
((スケールアウト前の構成管理台数+スケールアウト後の構成管理台数)/2)×(15秒/100台)×スケールアウト台数 |
Linux |
((スケールアウト前の構成管理台数+スケールアウト後の構成管理台数)/2)×(5秒/100台)×スケールアウト台数 |
- 注意事項
-
大規模な構成管理台数(600台以上)が組まれている環境では,スケールアウトおよびスケールインの対象となる台数は1時間当たり20台以下で運用することを推奨します。
(2) スケールインによる監視解除時間
スケールインされたエージェントホストがマネージャーホストからの監視が解除される時間は,次の表に示す計算式から求めた処理時間が目安になります。ただし,この処理時間は,設定パラメーター(JbsrtDistribByScaleIn)にNO(既定値)が設定されていた場合です。
OS |
監視解除の処理時間 |
|
---|---|---|
JP1/PFMを使用している場合 |
JP1/PFMを使用していない場合 |
|
Windows |
(1台当たり約35秒)×スケールイン台数 |
(1台当たり約6秒)×スケールイン台数 |
Linux |
(1台当たり約30秒)×スケールイン台数 |
(1台当たり約5秒)×スケールイン台数 |