付録L.7 Amazon EC2サービスの設定
Amazon EC2サービスに必要となる設定手順を次に示します。
この手順は[AWSマネジメントコンソール]上で実施してください。[AWSマネジメントコンソール]の詳細な説明や操作方法については,Amazon Web Servicesの公式サイトを参照してください。
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エージェントホストの仮想マシンイメージを作成する。
「付録L.6 オートスケール機能と連携して運用する場合のセットアップ手順(エージェントホスト)」でセットアップしたエージェントホストの仮想マシンイメージ(AMI)を作成してください。イメージの作成方法については,Amazon Web Servicesの公式サイトを参照してください。
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オートスケールの起動設定または起動テンプレートを作成する。
スケールアウトによる仮想マシンの起動時に,オートスケール連携スクリプト(jbsas_setup_agent)を実行するための設定が必要となります。次に示す手順に従い,設定しください。
・起動設定の場合
1. [AWS マネジメントコンソール]から[Amazon EC2]コンソールを開く。
2. 左側ナビゲーションペインの[Auto Scaling]で[起動設定]をクリックする。
3. [起動設定の作成]をクリックする。
4. [AMIの選択]画面から,手順1で作成した仮想マシンイメージ(AMI)を選択する。
5. [詳細設定]画面の[高度な詳細]-[ユーザーデータ]で[テキストで]を選択して,テキストボックスに次の内容を記述する。
・起動テンプレートの場合
1. [AWS マネジメントコンソール]から[Amazon EC2]コンソールを開く。
2. 左側ナビゲーションペインの[インスタンス]で[起動テンプレート]をクリックする。
3. [起動テンプレートを作成]をクリックする。
4. [AMIの選択]画面から,手順1で作成した仮想マシンイメージ(AMI)を選択する。
5. [高度な詳細]画面の[ユーザーデータ]のテキストボックスに次の内容を記述する。
ユーザーデータに入力する内容
Windowsの場合
<script> powershell -ExecutionPolicy RemoteSigned "&'インストール先フォルダ\tools\cloud\jbsas_setup_agent.ps1'" </script>
Linuxの場合※
#!/bin/sh /bin/hostnamectl set-hostname `/bin/hostname | /bin/sed -e 's/\..*//'` /bin/sh /opt/jp1base/tools/cloud/jbsas_setup_agent.sh
注※ Linuxの場合の2行目のコマンドラインは,ホスト名がFQDN形式の場合,ドメイン名を省略したショート名に変更する処理です。JP1/PFMを使用しない場合,かつFQDN形式のホスト名で運用する場合,記述は不要です。
6. 画面の指示に従い,設定を完了する。
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Auto Scalingグループを作成する。
手順2で作成した起動設定または起動テンプレートを使用して,オートスケールの動作を制御するAuto Scalingグループを作成してください。Auto Scalingグループの作成方法の詳細については,Amazon Web Servicesの公式サイトを参照してください。