付録J.3 論理ホストをJP1/Base管理者で運用するための設定
論理ホストをJP1/Base管理者で運用する場合,論理ホストは物理ホストに設定されたJP1/Base管理者での運用の有効または無効を引き継ぎます。論理ホストをJP1/Base管理者で運用するための設定手順を次に示します。なお,この設定は,JP1/Baseのシステム管理者が実行してください。
- 〈この項の構成〉
(1) 既存の論理ホストをJP1/Base管理者で運用する場合
- 非クラスタ環境の場合
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共有ディレクトリをマウントする。
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次のコマンドを実行し,JP1/Base管理者での運用を有効にする。
jbssetadmingrp -s JP1管理者グループ
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手順2の実行結果から,物理および論理ホストごとにJP1/Base管理者での運用が有効になっているか確認する。
ホストごとの実行結果を示すメッセージを確認してください。
なお,JP1/Base管理者での運用が有効になっていないホストがある場合は,そのホストをマウントし,再度手順2を実行してください。
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次のコマンドを実行し,すべての論理ホストでJP1/Base管理者での運用が有効となっているか確認する。
jbssetadmingrp -v
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- クラスタ環境の場合
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クラスタ環境でJP1/Base管理者での運用を有効にする場合,実行系と待機系のホスト間でJP1管理者グループの名称とIDを一致させる必要があります。
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実行系で次のコマンドを実行し,JP1/Base管理者での運用を有効にする。
jbssetadmingrp -s JP1管理者グループ
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手順1の実行結果から,物理および論理ホストごとにJP1/Base管理者での運用が有効になっているか確認する。
ホストごとの実行結果を示すメッセージを確認してください。
なお,JP1/Base管理者での運用が有効になっていないホストがある場合は,そのホストをマウントし,再度手順1を実行してください。
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実行系で次のコマンドを実行し,すべての論理ホストでJP1/Base管理者での運用が有効となっているか確認する。
jbssetadmingrp -v
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待機系で次のコマンドを実行し,JP1/Base管理者での運用を有効にする。
jbssetadmingrp -s JP1管理者グループ
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手順4の実行結果から,実行系と待機系のJP1管理者グループ名と「gid」が一致しているか確認する。
不一致の場合は,OS側の設定を変更してから,再度手順4を実行してください。なお,論理ホストに対して,KAVA1829-Wメッセージが出力されますが,無視してください。
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待機系にすべての論理ホストをフェールオーバーする。
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待機系で次のコマンドを実行し,すべての論理ホストでJP1/Base管理者での運用が有効となっているか確認する。
jbssetadmingrp -v
なお,実行系と待機系でJP1管理者グループと「gid」が不一致の場合は,実行系にすべての論理ホストをフェールオーバーし,OS側の設定を変更してから,再度手順4から実行してください。
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(2) 新規の論理ホストをJP1/Base管理者で運用する場合
論理ホストを新規に作成する場合は,論理ホストのセットアップ時に,すでにJP1管理者グループのアクセス権を与えられた物理ホストのファイルを論理ホストにコピーするため,論理ホストでJP1/Base管理者での運用を有効にする設定は不要となります。
(3) 論理ホストのJP1/Base管理者での運用を無効にする場合
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共有ディレクトリをマウントする。
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次のコマンドを実行し,JP1/Base管理者での運用を無効にする。
jbssetadmingrp -s sys※
注※ AIXの場合は,systemとなります。
なお,クラスタ環境の場合は,実行系および待機系で実行してください。
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手順2でJP1/Base管理者での運用を無効にした論理ホストで,次のコマンドを実行する。
jbssetadmingrp -v
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手順3の実行結果から,JP1/Base管理者での運用を無効にした論理ホストで,JP1/Base管理者での運用が無効となっているか確認する。