付録F.2 正規表現を拡張した場合に使用できる拡張正規表現
JP1製品では,正規表現を拡張すると,WindowsとUNIXで共通の正規表現を使用できるようになります。正規表現を拡張したい場合は,「3.4.5 使用する正規表現を拡張する」を参照して設定してください。なお,UNIXの場合は,各OSによって適用される拡張正規表現が異なります。AIXの場合はXPG4に準拠した拡張正規表現,Linuxの場合はPOSIX1003.2に準拠した拡張正規表現が適用されます。Windowsの場合は,XPG4の拡張正規表現の文法に準じます。ここでは,拡張正規表現のうち,使用頻度が高そうな正規表現について説明します。
拡張した場合に使用できる正規表現を次に示します。
- 文字列
-
指定の文字列の行に一致します。
- ^文字列
-
行頭にある指定の文字列に一致します。
- 文字列$
-
行末にある指定の文字列に一致します。なお,^と併用すると,指定した文字列だけの行に一致します。
- ^文字列$
-
指定の文字列だけの行に一致します。
- ^$
-
空行に一致します。
- .(ピリオド)
-
「改行文字」以外の任意の1文字に一致します。
- [文字列]
-
[ ]内の文字列に指定された文字のどれかに一致します。
- [文字-文字]
-
文字コードの昇順で範囲内のどれか1文字に一致します。
- [^文字-文字]
-
文字コードの昇順で範囲外のどれか1文字に一致します。
- 文字*
-
直前の文字が0回以上繰り返されている文字列に一致します。
- 正規表現|正規表現
-
左右の正規表現のどちらかに一致します。
- \特殊文字
-
特殊文字を通常文字として扱います。
- (正規表現)
-
正規表現をグループ化します。