17.1.1 基本属性
通称 |
形式※1 |
内容 |
---|---|---|
イベントDB内の通し番号 |
数値(32ビット) |
発行元によらないでこのイベントサーバに到達した順番(ローカルイベントも含む)。この属性はJP1イベントのイベントサーバ間の転送時に保存されない。主にJP1イベントを擬似オペレーターやほかのイベントサーバへ転送した時の漏れ・重複の防止に用いる。※7 |
イベントID |
数値(32ビット)の2組※2 |
発行APや事象の内容を表す8バイトの値。 |
登録要因 |
数値(32ビット) |
JP1イベントがこのイベントサーバに登録された要因。この属性はJP1イベントのイベントサーバ間転送時に保存されない。登録要因を次に示す。
|
発行元プロセスID |
数値(32ビット) |
発行元APのプロセスID。 |
登録時刻 |
数値(32ビット) |
発行元イベントサーバでの登録時刻(発行元ホストの時計に基づく。UTCの1970-01-01 00:00:00からの秒数)。 |
到着時刻 |
数値(32ビット) |
自イベントサーバでの登録時刻(UTCの1970-01-01 00:00:00からの秒数)。この属性はJP1イベントのイベントサーバ間転送時に保存されない。 |
発行元ユーザーID |
数値(32ビット) |
発行元プロセスのユーザーID(数値)。WindowsとJavaでは環境設定による固定値(-1〜65,535)。 |
発行元グループID |
数値(32ビット) |
発行元プロセスのグループID(数値)。WindowsとJavaでは環境設定による固定値(-1〜65,535)。 |
発行元ユーザー名 |
文字列(0〜20バイト) |
発行元プロセスのユーザー名。 |
発行元グループ名 |
文字列(0〜20バイト) |
発行元プロセスのグループ名。WindowsとJavaではヌル文字列。 |
発行元イベントサーバ名※3 |
文字列(0〜255バイト) |
発行元のイベントサーバ名。 JP1イベントが,エージェントホスト→サブマネージャーホスト→マネージャーホストのように転送された場合でも,最初のエージェントホストのイベントサーバ名が入る。 |
送信先イベントサーバ名※3 |
文字列(0〜255バイト) |
発行元APが他イベントサーバへの転送を明示して指定した場合に,他イベントサーバの名称が入る。 |
発行元IPアドレス |
バイト列(0〜16バイト) |
発行元イベントサーバに対応するIPアドレス(NAT(ネットワークアドレス変換)やプロキシを経由した場合および環境設定で転送したJP1イベントについては正確な値ではない)。 |
送信先IPアドレス |
バイト列(0〜16バイト) |
送信先イベントサーバに対応するIPアドレス(NAT(ネットワークアドレス変換)やプロキシを経由した場合および環境設定で転送したJP1イベントについては正確な値ではない)。 |
発行元別通し番号 |
数値(32ビット) |
発行元ホストでのイベントDB内通し番号(転送によって値は変化しない)。※6 |
コードセット |
文字列(0〜255バイト) |
メッセージ・詳細情報・拡張属性が記述されている文字コードセット名。※4 |
メッセージ |
文字列(0〜1,023バイト)※5 |
JP1イベントの内容を表した文字列。 |
詳細情報 |
文字列またはバイト列(0〜1,024バイト)※5 |
任意のデータ。 |
注※1 文字列は0を除く任意のバイト列です。バイト列は0を含むことがあります。
注※2 上位4バイト(基本コード),下位4バイト(拡張コード)で示される16進数で表現されます。例えば,00000111:00000000または111:0と表現します。値の範囲については各JP1プログラムのマニュアルを参照してください。また,ユーザーの使用できるIDは0:0〜1FFF:0および7FFF8000:0〜7FFFFFFF:0の範囲です。なお,拡張コードは必ず0になります。
注※3 通常,イベントサーバ名はホスト名です。
注※4 次の値などがあります。
-
8859_1(ISO-8859-1)
-
SJIS(シフトJIS)
-
EUCJIS(EUC日本語)
-
UTF-8(日本語UTF-8)
注※5 メッセージと詳細情報を合わせて1,024バイトに制限されます。メッセージと詳細情報の関係を次に示します。
詳細情報の有無と形式 |
メッセージなし |
メッセージあり(文字列) |
---|---|---|
なし |
− |
1,023バイト |
あり(文字列) |
1,023バイト |
合計1,022バイト |
あり(バイト列) |
1,024バイト |
合計1,023バイト |
注※6 値は0〜2,147,483,647の範囲です。2,147,483,647に達すると0に戻ります。ただし,登録要因が2のイベントなど,内部的に使用しているイベントは取得できないため,通し番号が抜けているように見える場合があります。