Jislckreg(UNIX限定)
機能
ISAMで使用するリソースの設定を支援します。
JP1製品に組み込まれているISAMデータベースはシステムで共通のリソースを使用しているため,ある製品でISAMデータベースへのアクセスが集中した場合,ほかのJP1製品のISAMデータベースへのアクセスと動作が干渉して性能が低下することがあります。ISAMで使用するリソースを分割するとアクセス性能を向上できます。設定方法については,各JP1製品のマニュアルを参照してください。
形式
Jislckreg {-r | -c | -i | -s}
実行権限
スーパーユーザー権限またはJP1/Base管理者権限
格納先ディレクトリ
/opt/jp1base/bin/
引数
-r
現在の設定ファイル(/etc/opt/jp1base/conf/Jismdef.ini)の内容に従ってISAMで使用するリソース(共有メモリーとセマフォ)を設定します。ISAMリソースの設定は,JP1/Baseの起動時に自動的に行われるため,この引数を使用して本コマンドを実行する必要はありません。
-c
設定ファイル(/etc/opt/jp1base/conf/Jismdef.ini)の文法をチェックします。
-i
現在のシステム上のリソース設定情報を表示します。
-s
設定ファイル(/etc/opt/jp1base/conf/Jismdef.ini)でのシステムリソース使用量を表示します。
注意事項
-
設定を変更する場合,すべてのJP1サービスを停止してからファイル内容の変更をしてください。
-
設定ファイルの変更後,すべてのJP1サービスを再起動する前にJisrsdelコマンドを実行してください。
戻り値
0 |
正常終了 |
1 |
異常終了 |