8.3.6 ユーザー管理に関する注意事項
クラスタシステムでユーザー管理の設定をする場合は,まず,「5. クラスタシステムで運用する場合の設定」を参照してクラスタ運用の環境設定をしてください。そのあと,「8.3 ユーザー管理の設定(UNIXの場合)」を参照してユーザー管理の設定をしてください。設定をする際,各コマンドで-hオプションに論理ホスト名を指定してください。
認証サーバをクラスタシステムで運用する場合,認証サーバの設定ファイルは次のディレクトリに格納されています。
共有ディレクトリ名/jp1base/conf/user_acl/
セカンダリー認証サーバを設置する場合は,プライマリー認証サーバの設定ファイルをセカンダリー認証サーバへコピーする必要があります。その際,セカンダリー認証サーバをクラスタ運用するかしないかで,設定ファイルのコピー先が異なってくるので注意が必要です。
- クラスタ運用する場合のコピー先
共有ディレクトリ名/jp1base/conf/user_acl/
- クラスタ運用しない場合のコピー先
/etc/opt/jp1base/conf/user_acl/
設定ファイルをコピーしたあとに,次のコマンドを実行して設定を反映させてください。セカンダリー認証サーバをクラスタ運用しない場合は,-hオプションの指定は不要です。
jbs_spmd_reload -h 論理ホスト名