3.4.8 SUSE Linux 15以降で運用する場合のsyslog出力について
このマニュアルでは,UNIXのOSのログ情報はsyslogに出力されることを前提としています。しかし,SUSE Linux 15以降の場合,デフォルトでは,syslog(テキストファイル)にはログが出力されず,ジャーナルと呼ばれるログファイルに出力されます。
従来と同様に,OSのログ情報をsyslogに出力して運用する必要がある場合は,次の手順でジャーナルに出力されるログをsyslogに転送するようにしてください。
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次のrsyslogパッケージをインストールする。
rsyslog-8.33.1-x.xx.x86_64
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syslogへの転送が有効化されていることを確認する。
/etc/systemd/journald.confファイルを開いて,次の設定になっていることを確認します。
ForwardToSyslog=yes※
注※ コメントアウトされている場合,デフォルトのyesが適用されます。
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rsyslogを起動する。
systemctl start rsyslog