imbase設定ファイル(jpc_imbase.json)
形式
{
"port": リッスンポート,
"file_operation_timeout": ファイル操作処理のタイムアウト時間,
"log": {
"message": {
"num": ログ面数,
"size": 最大ファイルサイズ
},
"internal": {
"level": "ログレベル",
"num": ログ面数,
"size": 最大ファイルサイズ
},
"access": {
"num": ログ面数,
"size": 最大ファイルサイズ
}
},
"action": {
"startup_action_check_timeout": 統合エージェント管理基盤が起動した時に実行中のままになっているアクションを終了状態に遷移させるタイムアウト時間
},
"//jp1base_forward_send": {
"port": "jp1imevt"
},
"polling_monitoring_interval":ポーリング監視機能のチェック間隔,
"agent_polling_interval":統合エージェント制御基盤の接続間隔
ファイル
jpc_imbase.json
jpc_imbase.json.model(モデルファイル)
格納先ディレクトリ
- ■統合マネージャーホスト
-
Windowsの場合
Managerパス\conf\imdd\imagent\
Linuxの場合
/etc/opt/jp1imm/conf/imdd/imagent/
説明
統合エージェント管理基盤のimbaseプロセスの動作を規定する設定ファイルです。
文字コード
UTF-8(BOM無し)
改行コード
Windowsの場合:CR+LF
Linuxの場合:LF
定義の反映時期
imbaseのサービスを再起動したときに,imbaseの動作に反映します。
記述内容
|
メンバー名 |
省略可否 |
型 |
設定する値 |
||
|---|---|---|---|---|---|
|
port |
可 |
number |
統合エージェント管理基盤(imbase)のリッスンポート 5001〜65535の範囲で指定します。 省略した場合,または指定できない数値を指定した場合は20724が仮定されます。 |
||
|
file_operation_timeout |
可 |
number |
ファイル操作機能で処理を打ち切る時間 1〜60(単位:分)の範囲で指定します。デフォルトは3です。 省略した場合,または指定できない数値を指定した場合,デフォルトの値が仮定されます。 |
||
|
log |
可 |
object |
ログ設定 省略した場合は,下位項目にデフォルト値を適用します。 |
||
|
message |
可 |
object |
公開ログ マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager運用ガイド」の「12.2.1(6)JP1/IM - Agent(統合エージェント管理基盤)のログ」の「(a)公開ログ」を参照してください。 省略した場合は,下位項目にデフォルト値を適用します。 |
||
|
num |
可 |
number |
ファイル面数 2〜99の範囲で指定します。 省略した場合,または指定できない数値を指定した場合,8が仮定されます。 |
||
|
size |
可 |
number |
最大ファイルサイズ 1〜100(単位:MB)の範囲で指定します。 省略した場合,または指定できない数値を指定した場合は10が仮定されます。 |
||
|
internal |
可 |
object |
内部ログ 参照する必要のないログです。 省略した場合は,下位項目にデフォルト値を適用します。 |
||
|
level |
可 |
string |
ログレベル※ 次のどれかを指定します。
省略した場合,または指定できない文字列値を指定した場合,infoが仮定されます。 |
||
|
num |
可 |
number |
ファイル面数 2〜99の範囲で指定します。 省略した場合,または指定できない数値を指定した場合,8が仮定されます。 |
||
|
size |
可 |
number |
最大ファイルサイズ 1〜100(単位:MB)の範囲で指定します。 省略した場合,または指定できない数値を指定した場合は10が仮定されます。 |
||
|
access |
可 |
object |
アクセスログ 参照する必要のないログです。 省略した場合は,下位項目にデフォルト値を適用します。 |
||
|
num |
可 |
number |
ファイル面数 2〜99の範囲で指定します。 省略した場合,または指定できない数値を指定した場合,8が仮定されます。 |
||
|
size |
可 |
number |
最大ファイルサイズ 1〜100(単位:MB)の範囲で指定します。 省略した場合,または指定できない数値を指定した場合は10が仮定されます。 |
||
|
action |
可 |
object |
統合エージェントアクション実行機能の設定 省略した場合は,下位項目にデフォルト値を適用します。 |
||
|
startup_action_check_timeout |
可 |
number |
統合エージェント管理基盤を起動してからこのメンバーに指定したタイムアウト時間を経過すると,統合エージェント管理基盤が起動したときに実行中のままになっているアクションに関して,アクションの動作を確認できない場合,アクションを終了状態に遷移させます。 120〜3600(単位:秒)の範囲で指定します。デフォルトは120です。 省略した場合,または指定できない数値を指定した場合,デフォルトの値が仮定されます。 |
||
|
jp1base_forward_send |
可 |
object |
JP1/Baseのイベント転送中継機能の設定 デフォルトはコメント行になっており,設定は無効です。 設定を有効にする場合は,コメント行を表す「//」を外します。 省略した場合,またはコメント行にしている場合,イベント転送中継機能は無効になります。 |
||
|
port |
可 |
string |
転送先JP1/Baseのイベント転送用のポート 5001〜65535の範囲で指定します。 ポート番号またはサービス名をダブルクォーテーション("")で囲んで指定します。 数字だけの値を指定した場合はポート番号として扱います。 数字以外の文字を含む値を指定した場合はサービス名として扱い,servicesファイルから該当するサービス名のポート番号を取得します。 デフォルトは"jp1imevt"です。省略した場合,デフォルトの値が仮定されます。 |
||
|
polling_monitoring_interval |
可 |
number |
ポーリング監視機能のチェック間隔 60〜7200(単位:秒)の範囲で指定します。 デフォルトは60です。 省略した場合,または指定できない数値を指定した場合,デフォルトの値が仮定されます。 指定する値については,次の見積もり式の例を参考にしてください。 「agent_polling_intervalの値 × n」 nは2以上を指定してください。 計算結果が60秒より短い場合は,60秒にしてください。 |
||
|
agent_polling_interval |
可 |
number |
統合エージェント制御基盤の接続間隔 10〜3600(単位:秒)の範囲で指定します。 デフォルトは10です。 省略した場合,または指定できない数値を指定した場合,デフォルトの値が仮定されます。 指定する値については,次の見積もり式の例を参考にしてください。 「0.1秒 × JP1/IM - Agentの監視台数」 計算結果が10秒より短い場合は,10秒にしてください。 指定する値を長くした場合,統合エージェント制御基盤が接続するまでの時間が長くなることがあります。 |
||
- 注意事項
-
-
物理ホスト環境で,このファイルにアクセスできない場合は,全項目が省略されたときのデフォルト値を適用します。
-
論理ホスト環境で,このファイルにアクセスできない場合は,imbaseやimbaseproxyを異常停止します。
-
JSON形式の指定が不正な場合,または型と不一致な指定がある場合は,imbaseやimbaseproxyを異常停止します。
-
- 注※
-
ログレベルの応じて出力するログの種類を,次に示します。
出力ログ
ログレベル
trace
debug
info
warn
error
関数トレース
○
−
−
−
−
デバッグ情報
○
○
−
−
−
情報
○
○
○
−
−
警告
○
○
○
○
−
エラー
○
○
○
○
○
導入ライブラリの出力メッセージなどで分類ができないもの
○
○
○
○
○
- (凡例)
-
○:出力する −:出力しない