Hitachi

JP1 Version 13 JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス


jima_log_aix(AIX限定)

〈このページの構成〉

機能

JP1/IM - Agentで障害が発生したときに,障害調査に必要な資料(監視対象のAIXホスト)を採取するためのツールです。

JP1/IM - Agentに関する次の資料を採取します。

採取した資料は,tarコマンドとcompressコマンドで圧縮された形式になります。

資料格納ディレクトリの直下に格納された資料の圧縮ファイルを次に示します。

表1‒52 資料採取ツールの採取資料の構成

ディレクトリ名

格納された資料

資料格納ディレクトリ/jima_log_aix.tar.Z

採取資料

形式

jima_log_aix.sh -f 資料格納ディレクトリ
                [-l Node exporter for AIXの配置先ディレクトリ]
                [-q]

実行権限

スーパーユーザー権限

格納先ディレクトリ

Node exporter for AIX のアーカイブファイル(node_exporter_aix_VVRRSS.tar.Z)の展開先のディレクトリに格納されます。

引数

-f 資料格納ディレクトリ

採取した資料を出力するディレクトリ名をフルパスで指定します。このオプションは省略できません。

  • 指定したディレクトリに,採取した資料の圧縮ファイルが「jima_log_aix.tar.Z」の名前で作成されます。

  • 指定したディレクトリに「jima_log_aix.tar.Z」または「jima_log_aix.tar」のファイルが既に存在する場合は,上書きするかをユーザーに確認します。上書きする場合,ファイルが上書きされます。上書きしない場合,処理が中断されます。

  • 存在しないディレクトリを指定した場合,その名称でディレクトリが新規作成されます。

  • デバイス名は指定できません。

  • 指定したディレクトリが次のどれかの場合,エラーとなります。

    ・書き込み権限がない

    ・ディレクトリの作成に失敗する

    ・指定したディレクトリと同じ名前のファイルが存在する

-l Node exporter for AIXの配置先ディレクトリ

ファイル一覧の採取を行う場合,Node exporter for AIXの配置先ディレクトリをフルパスまたはこのコマンドを実行した場所からの相対パス形式で指定します。存在しないディレクトリを指定した場合は,資料の採取を行わず,ほかの処理が続行します。

-q

ユーザー確認を省略してコマンドを実行する場合に指定します。省略対象となるユーザー確認の内容については,「-f 資料格納ディレクトリ」の説明を参照してください。

注意事項

戻り値

0

正常終了

8

異常終了

ログの出力

ログの出力先を次に示します。

資料格納ディレクトリに指定したディレクトリに格納する圧縮ファイル「jima_log_aix.tar.Z」に含まれるログファイル「jima_log_result.log」

使用例

jima_log_aix.sh -f /tmp -l /aix -q