7.4.3　ツリーのSID変換機能

収集したシステム構成情報やシステムノード定義ファイル（imdd_systemnode.conf）からSIDの情報を取得し，ツリーのSIDに変換する機能です。ツリーのSIDは，入力情報のシステム構成情報のSIDのパターン，およびシステムノード定義ファイル（imdd_systemnode.conf）の定義内容によって，複数生成されます。

システムノード定義ファイル（imdd_systemnode.conf）については，「システムノード定義ファイル（imdd_systemnode.conf）」（2.　定義ファイル）を参照してください。

生成されるツリーのSIDを次の表に示します。

表7‒36　生成されるツリーのSID
項番	入力情報		カテゴリ，サブカテゴリ情報	生成されるツリーのSID
項番	システムノードの定義	SIDパターン	カテゴリ，サブカテゴリ情報	生成されるツリーのSID
1	あり	システムノード定義ファイルに指定した種別または「HOST」がSIDの末尾の構造化IDの種別と一致	−	S1/S2/…Sn/Ax 指定例：`_ROOT_AllSystems/_SYSTEM_system1/_HOST_HOST1`
2		システムノード定義ファイルに指定した種別または「HOST」が，SIDの末尾以外の構造化IDの種別と一致	カテゴリ情報あり	S1/S2/…Sn/Ax/C/ S1/S2/…Sn/Ax/C/Y1 S1/S2/…Sn/Ax/C/Y1/Y2 S1/S2/…Sn/Ax/C/Y1/Y2 ・・・ S1/S2/…Sn/Ax/C/Y1/Y2/…Yn 指定例：`_ROOT_AllSystems/_SYSTEM_system1/_HOST_HOST1/_CATEGORY_managementApplications_ROOT_AllSystems/_SYSTEM_system1/_HOST_HOST1/_CATEGORY_managementApplications/_OBJECT_JP1IMMGR`
3		システムノード定義ファイルに指定した種別または「HOST」が，SIDの末尾以外の構造化IDの種別と一致	カテゴリおよびサブカテゴリ情報あり	S1/S2/…Sn/Ax/C/ S1/S2/…Sn/Ax/C/SC/Y1 S1/S2/…Sn/Ax/C/SC/Y1/Y2 S1/S2/…Sn/Ax/C/SC/Y1/Y2/ ・・・ S1/S2/…Sn/Ax/C/SC/Y1/Y2/…Yn 指定例：`_ROOT_AllSystems/_SYSTEM_system1/_HOST_HOST1/_CATEGORY_platform_ROOT_AllSystems/_SYSTEM_system1/_HOST_HOST1/_CATEGORY_platform/_SUBCATEGORY_JP1%2FPFM%20-%20Windows_ROOT_AllSystems/_SYSTEM_system1/_HOST_HOST1/_CATEGORY_platform/_SUBCATEGORY_JP1%2FPFM%20-%20Windows/_OBJECT_TA1HOST1`
4		システムノード定義ファイルに指定した種別または「HOST」が，SIDの構造化IDの種別と一致しない	−	ツリーのSIDは生成しない
5	なし（ルートノードのみあり）	システムノード定義ファイルに指定した種別または「HOST」がSIDの末尾の構造化IDの種別と一致	−	S1/Ax 指定例：`_ROOT_AllSystems/_HOST_HOST1`
6		システムノード定義ファイルに指定した種別または「HOST」が，SIDの末尾以外の構造化IDの種別と一致	カテゴリ情報あり	S1/Ax/C/ S1/Ax/C/Y1 S1/Ax/C/Y1/Y2 S1/Ax/C/Y1/Y2 ・・・ S1/C/Y1/Y2/…Yn 指定例：`_ROOT_AllSystems/_HOST_HOST1/_CATEGORY_managementApplications_ROOT_AllSystems/_HOST_HOST1/_CATEGORY_managementApplications/_OBJECT_JP1IMMGR`
7		システムノード定義ファイルに指定した種別または「HOST」が，SIDの末尾以外の構造化IDの種別と一致	カテゴリおよびサブカテゴリ情報あり	S1/Ax/C/ S1/Ax/C/SC/Y1 S1/Ax/C/SC/Y1/Y2 S1/Ax/C/SC/Y1/Y2/ ・・・ S1/Ax/C/SC/Y1/Y2/…Yn 指定例：`_ROOT_AllSystems/_HOST_HOST1/_CATEGORY_platform/_ROOT_AllSystems/_HOST_HOST1/_CATEGORY_platform/_SUBCATEGORY_JP1%2FPFM%20-%20Windows_ROOT_AllSystems/_HOST_HOST1/_CATEGORY_platform/_SUBCATEGORY_JP1%2FPFM%20-%20Windows/_OBJECT_TA1HOST1`
8		システムノード定義ファイルに指定した種別または「HOST」が，SIDの構造化IDの種別と一致しない	−	ツリーのSIDは生成しない

（凡例）

S1/S2/…Sn：ルートノードおよびシステムノードを表したツリーのSID

A1，A2，…An：構造化ID

Ax：「HOST」およびオブジェクトルートノード種別を含む構造化ID

C，SC：カテゴリおよびサブカテゴリを表す構造化ID

Y1，Y2，…Yn：オブジェクトノードを表す構造化ID

重要: SIDの中に，システムノード定義ファイル（imdd_systemnode.conf）に指定したホスト名以外のホスト，またはオブジェクトノード種別に対応する名称以外のものが存在した場合は，システムノード配下ではなく，ルートノード配下に配置します。

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