5.18.2 統合エージェント情報削除
- 機能
-
指定された統合エージェントの情報を削除するAPIです。指定された統合エージェントホストのPrometheusおよびFluentdがトレンドデータ管理DBに保存したトレンドデータを削除します。トレンドデータを削除したあと,トレンドデータ管理サービスを自動で再起動します。また,トレンドデータを削除した統合エージェントホストの情報を削除します。
ログインしたJP1ユーザーに参照・操作権限がある統合エージェントは削除できます。なお,トレンドデータの削除については,トレンドデータの削除対象に指定した統合エージェント,ユーザー独自のPrometheus,ユーザー独自のFluentdのホストのIM管理ノードに対して,参照・操作権限がある場合に,そのホストのPrometheusとFluentdが保存したトレンドデータをすべて削除します。
削除したあと,JP1/IM - Manager(インテリジェント統合管理基盤)のツリー情報には削除した情報は反映されません。反映する場合は,統合オペレーション・ビューアーからのツリー情報の生成および反映,またはjddcreatetreeコマンドおよびjddupdatetreeコマンド(構成変更モード(-cオプション)を指定)を実行してください。
- 実行権限
-
JP1_Console_Admin
- APIのバージョン
-
v1
- 形式
-
- リクエスト行
POST /im/api/v1/agents/delete httpVersion
- リクエストのメッセージボディー
{ "agents": [ { "agenthost": 統合エージェントホスト名, "managerhost": マネージャーホスト名 }, ・・・ ] }
- レスポンスのメッセージボディー
-
正常終了の場合,レスポンスはありません。
警告終了の場合,次のレスポンスを返却します。
{ "errhostlist":[ { "agenthost": 統合エージェントホスト名, "managerhost": マネージャーホスト名 },・・・ ], "errdeletelist":[ { "agenthost": 統合エージェントホスト名, "managerhost": マネージャーホスト名, },... ], "errrestartlist":[ { "agenthost": 統合エージェントホスト名, "managerhost": マネージャーホスト名, },... ], "messageList":[ { "messageId": メッセージID, "message": メッセージ }, ・・・ ] }
- パラメーター
-
リクエストのメッセージボディーに指定するパラメーターを次に示します。
パラメーター名
データ型
省略可否
説明
agents
object[]
不可
削除する統合エージェントを指定します。指定できる統合エージェントは200件までです。
空配列は指定できません。
agenthost
string
不可
統合エージェントのホスト名を1〜255バイトの範囲で指定します。
managerhost
string
不可
マネージャーホスト名を1〜255バイトの範囲で指定します。
- レスポンス
-
パラメーター名
データ型
省略可否
説明
errhostlist
object[]
可
削除に失敗した統合エージェントの配列が設定されます。失敗したホストがない場合は省略されます。
errdeletelistのトレンドデータ削除に失敗したホストも含みます。
agenthost
string
不可
統合エージェントのホスト名が設定されます。
managerhost
string
不可
マネージャーホスト名が設定されます。
errdeletelist
object[]
可
トレンドデータを削除できなかった統合エージェントの配列が設定されます。失敗したホストがない場合は省略されます。
agenthost
string
不可
トレンドデータを削除できなかった統合エージェントのホスト名が設定されます。
managerhost
string
不可
トレンドデータを削除できなかったマネージャーホスト名が設定されます。
errrestartlist
object[]
可
トレンドデータの削除に成功して,トレンドデータ管理サービスの再起動に失敗した統合エージェントの配列が設定されます。再起動に失敗したホストがない場合は省略されます。
agenthost
string
不可
トレンドデータの削除に成功して,トレンドデータ管理サービスの再起動に失敗した統合エージェントのホスト名が設定されます。
managerhost
string
不可
トレンドデータの削除に成功して,トレンドデータ管理サービスの再起動に失敗したマネージャーホスト名が設定されます。
messageList
object[]
可
メッセージオブジェクトの配列が設定されます。メッセージが存在しない場合は省略されます。
messageId
string
不可
メッセージIDが設定されます。
message
string
不可
メッセージの本文が設定されます。使用される言語は,HTTPリクエストヘッダーのAccept-Languageプロパティの指定内容によって決まります。
- ステータスコード
-
リクエストに対するレスポンスとして返却されるステータスコードを,次の表に示します。
ステータスコード
メッセージ
説明
200
−
APIの処理が成功しました。
400
KAJY68201-E
APIのリクエストが不正です。
リクエスト不正が一個所見つかった時点で処理を中断します。
200
KAJY68213-W
-
リクエストに指定した統合エージェントホスト名または,マネージャーホスト名がJP1/IM - Managerが管理する構成に存在しません
-
ログインユーザーにリクエストに指定した統合エージェントの参照・操作権限がありません
-
リクエストに指定した統合エージェントまたはマネージャーホストの情報が統合エージェントホスト管理DBにありません。
403
KAJY01000-E
認証に使用したユーザーの権限が不足しています。
500
KAJY68501-E
指定された統合マネージャーの統合エージェントホスト管理DBに接続できません。
200
KAJY68500-W
指定された下位マネージャーの統合エージェントホスト管理DBに接続できません。
200
KAJY68204-W
指定された統合エージェントのマネージャーのインテリジェント統合管理基盤に接続できません。
200
KAJY68210-W
インテリジェント統合管理基盤の処理でエラーが発生しました。
200
KAJY62012-W
指定されたマネージャーホストのトレンドデータ管理DBにあるトレンドデータの削除に失敗した。
200
KAJY62013-W
指定されたマネージャーホストのトレンドデータ管理サービスの再起動に失敗した。
200
KAJY62014-W
トレンドデータ削除の処理で指定されたマネージャーホストの統合エージェント管理DBに接続できません。
200
KAJY62015-W
トレンドデータ削除または統合エージェント情報削除を連続で実行したため,トレンドデータの削除の処理が同一ホストのトレンドデータ管理DBに対して連続で実行されました。
200
KAJY62011-W
-
ログインユーザーにリクエストに指定した統合エージェント,ユーザー独自のPrometheus,ユーザー独自のFluentdのホストの参照・操作権限がありません。
-
指定されたマネージャーホストが下位マネージャーで,[下位マネージャー一覧]画面で下位マネージャーに追加していません。
-
指定されたエージェントホストが,統合マネージャーの管理する構成に存在しません。
200
KAJY68214-W
イベント転送中継元情報の削除に失敗しました。
500
KAJY00007-E
システムエラーが発生しました(ディスク不足,メモリー不足など)。
-
- 戻り値
-
なし
- 注意事項
-
マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入設計ガイド」の「2.7.2(3)(h) トレンドデータの手動削除(管理対象から削除)」の「■トレンドデータの削除時の注意事項」を参照してください。
- 使用例
-
- リクエスト:
POST http://hostname:20703/im/api/v1/agents/delete { "agents": [ { "agenthost":"hostA", "managerhost":"hostB" } ] }
- レスポンス:
< HTTP/1.1 200 OK < Content-Type: application/json