表示メッセージ変更定義自動入力定義ファイル(chmsg_auto_list.conf)
形式
# コメント行 [DEFAULT_NAME 表示メッセージ変更定義名] 属性名 属性名 ・ ・ 属性名 属性名
ファイル
chmsg_auto_list.conf(表示メッセージ変更定義自動入力定義ファイル)
chmsg_auto_list.conf.model(表示メッセージ変更定義自動入力定義ファイルのモデルファイル)
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
-
- 物理ホストのとき
-
Consoleパス\conf\chattr\auto_list
- 論理ホストのとき
-
共有フォルダ\jp1cons\conf\chattr\auto_list
- UNIXの場合
-
- 物理ホストのとき
-
/etc/opt/jp1cons/conf/chattr/auto_list
- 論理ホストのとき
-
共有ディレクトリ/jp1cons/conf/chattr/auto_list
説明
[イベントコンソール]画面のイベント一覧でJP1イベントを選択後,[表示]−[表示メッセージ変更定義を設定]メニューを選択して[追加表示メッセージ変更定義設定]画面を開いたときに,自動で設定されるJP1イベント属性を定義するファイルです。また,表示メッセージ変更定義名のデフォルト名も定義できます。
定義の反映時期
定義ファイルの内容は,セントラルコンソールの起動時,およびjco_spmd_reloadコマンドを実行して定義を再読み込みしたときに有効になります。
記述内容
- #コメント行
-
#で始まる行は,コメント扱いとなります。
- DEFAULT_NAME 表示メッセージ変更定義名
-
表示メッセージ変更定義名を定義する識別子を表しています。識別子は,コメントと空行を除いたファイルの先頭に記述してください。
このパラメーターに指定した表示メッセージ変更定義名が,[イベントコンソール]画面のイベント一覧でJP1イベントを選択後,[表示]−[表示メッセージ変更定義を設定]を選択して[追加表示メッセージ変更定義設定]画面を開いたときに,初期値として表示されます。
40バイトまでの文字列で指定します。指定できる文字は,制御文字(0x00〜0x1F,0x7F〜0x9F)以外の文字列です。40バイトを超えて指定した場合,41バイト以上の文字列を切り捨てた文字列が表示メッセージ変更定義名となります。指定しなかった場合,「追加表示メッセージ変更定義」が表示メッセージ変更定義名となります。
- 属性名
-
表示メッセージ変更定義自動入力定義ファイルには,[イベントコンソール]画面のイベント一覧でJP1イベントを選択後,[表示]−[表示メッセージ変更定義を設定]を選択して[追加表示メッセージ変更定義設定]画面を開いたときに,イベント条件として設定されるJP1イベントの属性を指定します。このパラメーターに指定した属性名の条件が,[イベントコンソール]画面のイベント一覧でJP1イベントを選択後,[表示]−[表示メッセージ変更定義を設定]を選択して[追加表示メッセージ変更定義設定]画面を開いたときに,初期値として表示されます。
定義項目は,設定されるJP1イベントの属性名を1行に1件記述します。
英大文字・英小文字を区別します。属性名の両端に指定された空白(半角スペース)とタブ文字は無視されます。
有効な属性名が0件のときは,KAVB1952-Wメッセージを統合トレースログに出力し,デフォルト値項目を使用します。
同じ属性名が複数指定されていた場合,その値は無視し,KAVB1954-Wメッセージを統合トレースログに出力します。
[表示メッセージ変更定義設定]画面の[イベント条件]に自動的に表示されるJP1イベントの属性の順序は,表示メッセージ変更定義自動入力定義ファイル(chmsg_auto_list.conf)の属性の記載順に設定されます。
指定できる属性名でない場合は,KAVB1953-Wメッセージを統合トレースログに出力し,その属性名を無視されます。
指定できる属性名を次の表に示します。
表2‒79 表示項目一覧 項番
表示項目
属性名
1
発生元ホスト名※
E.JP1_SOURCEHOST
2
登録ホスト名
B.SOURCESERVER
3
重大度
E.SEVERITY
4
オブジェクトタイプ
E.OBJECT_TYPE
5
オブジェクト名
E.OBJECT_NAME
6
登録名タイプ
E.ROOT_OBJECT_TYPE
7
登録名
E.ROOT_OBJECT_NAME
8
事象種別
E.OCCURRENCE
9
ユーザー名
E.USER_NAME
10
メッセージ
B.MESSAGE
11
プロダクト名
E.PRODUCT_NAME
12
イベントID
B.ID
13
送信先イベントサーバ名
B.DESTSERVER
14
登録要因
B.REASON
15
発行元プロセスID
B.PROCESSID
16
発行元ユーザー名
B.USERNAME
17
発行元ユーザーID
B.USERID
18
発行元グループ名
B.GROUPNAME
19
発行元グループID
B.GROUPID
20
オブジェクトID
E.OBJECT_ID
21
終了コード
E.RESULT_CODE
- 注
-
同じ属性名が複数指定されていた場合,その値は無視されます。
また,表示メッセージ変更定義自動入力定義ファイルが読み込めなかった場合,有効な表示項目が0件のときは,項番1〜3,項番10〜12が表示されます。
- 注※
-
発生元ホストのマッピング機能が有効でない場合,[追加表示メッセージ変更定義設定]画面には表示されません。
定義例
DEFAULT_NAME 表示メッセージ変更定義名 E.JP1_SOURCEHOST B.SOURCESERVER E.SEVERITY B.MESSAGE E.PRODUCT_NAME B.ID