イベント引き継ぎ情報変換設定ファイル(event_info_replace.conf)
形式
変換前文字=変換後文字列 変換前文字=変換後文字列 : 変換前文字=変換後文字列
ファイル
event_info_replace.conf
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
-
- 物理ホストのとき
-
Consoleパス\conf\action
- 論理ホストのとき
-
共有フォルダ\jp1cons\conf\action
- UNIXの場合
-
- 物理ホストのとき
-
/etc/opt/jp1cons/conf/action
- 論理ホストのとき
-
共有ディレクトリ/jp1cons/conf/action
ファイルの権限
イベント引き継ぎ情報変換設定ファイルに必要な権限を次に示します。
- Windowsの場合
-
AdministratorsグループおよびSYSTEMユーザーが参照できる必要があります。
- UNIXの場合
-
root権限を持つユーザーが参照できる必要があります。
説明
次に示す変換ルールを指定するファイルです。
-
自動アクションおよびコマンド実行のイベント引き継ぎ情報変換機能の変換ルール
-
提案機能での種別が「cmd」の場合の,提案活性条件と対処アクションの文字列の変換ルール
-
自動対処アクションおよび手動対処アクションでの種別が「cmd」の場合の,文字列の変換ルール
上記の文字列は,イベント引き継ぎ情報変換設定ファイルの変換ルールに従って,イベント引き継ぎ情報に含まれる特定のASCII文字を別の文字列に変換できます。
提案機能での種別が「cmd」の場合の,提案活性条件と対処アクションの文字列の詳細については「提案定義ファイル(imdd_suggestion.conf)」(2. 定義ファイル)を参照してください。
自動対処アクションでの種別が「cmd」の場合の詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド」の「7. 対処アクションの自動実行と手動実行(JP1/IM - Agent連携)」の「対処アクションの自動実行」について説明している個所を参照してください。
手動対処アクションでの種別が「cmd」の場合の詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド」の「7. 対処アクションの自動実行と手動実行(JP1/IM - Agent連携)」の「対処アクションの手動実行」について説明している個所を参照してください。
イベント引き継ぎ情報変換設定ファイルは,JP1/IM - Managerのインストール時に作成されません。使用する際は「event_info_replace.conf」をテキストエディターで作成・編集してください。
定義の反映時期
- 自動アクションの場合
-
イベント引き継ぎ情報変換設定ファイルの内容は,JP1/IM - Managerの起動時,JP1/IM - Viewの[アクション設定]画面の[適用]ボタンをクリックして定義を有効にしたとき,またはjcachangeコマンドを実行して定義を再読み込みしたときに有効になります。
- コマンド実行の場合
-
イベント引き継ぎ情報変換設定ファイルの内容は,[コマンド実行]画面の起動時に有効になります。
- インテリジェント統合管理基盤(提案機能,対処アクションの自動実行機能および手動実行機能)の場合
-
イベント引き継ぎ情報変換設定ファイルの内容は,JP1/IM3-Managerサービスの起動時,jddupdatesuggestionコマンドを実行して提案定義を読み込んだとき,またはREST APIを実行して自動対処アクション定義を読み込んだときに有効になります。
JP1/IM3-Managerサービスの起動時に,イベント引き継ぎ情報変換設定ファイルの読み込みに失敗した場合は,変換ルール無しで変換されます。jddupdatesuggestionコマンドを実行して提案定義を読み込んだとき,またはREST APIを実行して自動対処アクション定義を読み込んだときに,イベント引き継ぎ情報変換設定ファイルの読み込みに失敗した場合は,提案定義を読み込みする前の変換ルールで変換されます。
なお,イベント引き継ぎ情報変換設定ファイルが存在しない場合は,変換ルール無しで動作します。
記述内容
- 変換前文字=変換後文字列
-
イベント引き継ぎ情報変換設定ファイルには,イベント引き継ぎ情報の変換機能で「変換前の文字」と「変換後の文字列」を記述し,変換ルールを指定します。0〜34件の変換ルールを指定できます。
イベント引き継ぎ情報変換設定ファイルの半角スペース,タブ,改行だけの行は無視されます。1行に一つの変換ルールを指定します。変換前文字,変換後文字列は,「=」で区切って指定します。
定義した1行が「変換前文字=変換後文字列」の形式でない場合は,その定義を無視して処理を続行します。また,変換後文字列が指定されていない場合,イベント引き継ぎ情報の変換時に変換前の文字を削除する設定とします。
変換前文字の同じ変換ルールは指定できません。変換前文字の同じ変換ルールが複数あった場合,ファイルの先頭行に近い変換ルールが有効となり,その他の変換前文字の同じ変換ルールは無効となります。
イベント引き継ぎ情報に制御文字(0x01〜0x08,0x0A〜0x1F,0x7F)が含まれていた場合,その制御文字は半角スペース(0x20)に変換されます。
次に示す場合,変換ルールを無視して処理を続行します。
-
変換前文字に指定できない文字を指定した場合。
-
変換前の文字が2文字以上の場合。
- 変換前文字
-
変換前文字には,次の表の変換前文字で○となっているASCII文字(0x00〜0x7F)を1文字指定できます。
変換前文字として指定できるASCII文字を次に示します。
表2‒21 変換前文字および変換後文字列として指定できる文字 文字
16進数
変換前文字
変換後文字列
制御文字
0x00〜0x08
×
×
タブ
0x09
○
○
制御文字
0x0a〜0x1f
×
×
半角スペース
0x20
○
○
!
0x21
○
○
"
0x22
○
○
#
0x23
○
○
$
0x24
○
○
%
0x25
○
○
&
0x26
○
○
'
0x27
○
○
(
0x28
○
○
)
0x29
○
○
*
0x2a
○
○
+
0x2b
○
○
,
0x2c
○
○
-
0x2d
○
○
.
0x2e
○
○
/
0x2f
○
○
0〜9(数字)
0x30〜0x39
×
○
:
0x3a
○
○
;
0x3b
○
○
<
0x3c
○
○
=
0x3d
○
○
>
0x3e
○
○
?
0x3f
○
○
@
0x40
○
○
A〜Z(アルファベット大文字)
0x41〜0x5a
×
○
[
0x5b
○
○
\
0x5c
○
○
]
0x5d
○
○
^
0x5e
○
○
_
0x5f
○
○
`
0x60
○
○
a〜z(アルファベット小文字)
0x61〜0x7a
×
○
{
0x7b
○
○
|
0x7c
○
○
}
0x7d
○
○
~
0x7e
○
○
制御文字
0x7f
×
×
- (凡例)
-
○:指定できる
×:指定できない
- 変換後文字列
-
変換後文字列には,上記の表の変換後文字列で○となっているASCII文字(0x00〜0x7F)を0〜2文字まで指定できます。
-
定義例
「"」「'」および「*」を「_」に変換する例を次に示します。
"=_ '=_ *=_
メッセージ(B.MESSAGE)の値が「WEBサーバがダウンしました。詳細:"Network△Error"」というJP1イベントを受信すると,メッセージテキスト全体(変数:EVMSG)の値は,「WEBサーバがダウンしました。詳細:_Network△Error_」となります。