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JP1 Version 13 JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス


5.21.3 Alertmanagerのサイレンス一覧取得

機能

Alertmanagerに作成されているサイレンスの一覧をJSON形式で取得します。

形式
リクエスト行
GET /api/v2/silences HTTP/1.1
リクエストヘッダー

ヘッダー名

設定値

Host

APIの接続先のAlertmanagerのホストの情報を,ヘッダーの値として次の形式で指定します。

ホスト名またはIPアドレス:ポート番号

:ポート番号」は省略可能です。

  • ホスト名またはIPアドレス

    Alertmanagerのホスト名またはIPv4アドレスを指定します。

  • ポート番号

    Alertmanagerに接続する際に使用するポート番号を指定します。

このヘッダーは省略不可です。

リクエストのメッセージボディー

なし。

レスポンスのメッセージボディー
[
    {
        "id": "サイレンスID",
        "status": {
            "state": "ステータス"
        },
        "updatedAt": "更新日時",
        "comment": "コメント",
        "createdBy": "作成者名",
        "endsAt": "終了日時",
        "matchers": [
            {
                "isRegex":正規表現フラグ,
                "name": "ラベル名",
                "value": ""
            },
            ・・・
        ],
        "startsAt": "開始日時"
    },
    ・・・
]
レスポンスのパラメーター

メンバー名

データ型

説明

id

string

サイレンスの設定に対して一意に割り振られるIDが設定されます。「サイレンス失効」APIを実行する際に使用します。

Alertmanagerが自動的に設定します。

status

object

サイレンスの状態を表すオブジェクトです。

Alertmanagerが自動的に設定します。

state

string

次のどれかの値が設定されます。

  • active

    サイレンスの設定が有効である。

  • pending

    適用開始日時を経過していない。

  • expired

    適用終了日時を経過している。

Alertmanagerが自動的に設定します。

updatedAt

string

サイレンスの設定の作成日時または更新日時がISO8601拡張形式で設定されます。

Alertmanagerが自動的に設定します。

matchers

object

アラートの発行を抑止する条件が設定されます。nameとvalueで指定したラベル名とラベルの値に一致するアラートの発行を抑止します。

name

string

ラベル名が設定されます。

value

string

ラベルの値が設定されます。

isRegex

boolean

valueの値を正規表現で指定しているかどうかが設定されます。

  • true

    正規表現で指定している。

  • false

    正規表現で指定していない。

isEqual

boolean

matchersに該当した場合にアラート通知を抑止するかどうかが設定されます。

常に「true」(アラート通知を抑止する)が設定されます。

Alertmanagerが自動的に設定します。

startsAt

string

サイレンスの適用開始日時がISO8601拡張形式で設定されます。日時は「サイレンス作成」APIで指定したタイムゾーンとなります。

endsAt

string

サイレンスの適用終了日時がISO8601拡張形式で設定されます。日時は「サイレンス作成」APIで指定したタイムゾーンとなります。

createdBy

string

サイレンスの設定の作成者名が設定されます。

comment

string

サイレンスの設定のコメントが設定されます。

ステータスコード

ステータスコード

メッセージ

説明

200

OK

サイレンスの一覧取得に成功した。

200以外

OK以外

サイレンスの一覧取得に失敗した。

使用例

OSSのcurlコマンドを利用して,このAPIを実行した場合の使用例を,次に示します。下記の使用例では,見やすくするために改行とインデントを追加しています。実際の出力結果には改行とインデントは出力されません。また,JSONのプロパティの出力順は不定です。

>curl --request GET "http://localhost:20714/api/v2/silences"
[
    {
        "id": "787594fd-29a6-495d-921a-d37709f6186e",
        "status": {
            "state": "pending"
        },
        "updatedAt": "2021-08-07T02:02:56.206Z",
        "comment": "cpu alert silence",
        "createdBy": "api",
        "endsAt": "2021-08-15T05:00:00.000Z",
        "matchers": [
            {
                "isEqual": true,
                "isRegex": false,
                "name": "alertname",
                "value": "cpu alert"
            }
        ],
        "startsAt": "2021-08-15T04:00:00.000Z"
    }
]
>