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JP1 Version 13 JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス


5.21.1 Alertmanagerのリロード

機能

Alertmanagerの定義ファイル(jpc_alertmanager.yml)を再読み込みし,Alertmanagerの動作に反映します。

Alertmanagerのリロードは,Alertmanagerの再起動と比べて処理が速く,通知失敗時の状態を維持します。

APIの動作に関する特記事項
  • すべての定義項目がリロードされます。

  • アラートを正常状態にしておき,アラートルールのしきい値を変更して異常になるようにすると,アラートは異常になります。

  • アラートを異常状態にしておき,アラートルールのしきい値を変更して正常になるようにすると,アラートは正常になります。

  • 不正な定義ファイルをリロードした場合,すべての定義項目が更新されません。

形式
リクエスト行
POST /-/reload HTTP/1.1
リクエストヘッダー

ヘッダー名

設定値

Host

APIの接続先のAlertmanagerのホストの情報を,ヘッダーの値として次の形式で指定します。

ホスト名またはIPアドレス:ポート番号

:ポート番号」は省略可能です。

  • ホスト名またはIPアドレス

    Alertmanagerのホスト名またはIPv4アドレスを指定します。

  • ポート番号

    Alertmanagerに接続する際に使用するポート番号を指定します。

このヘッダーは省略不可です。

リクエストのメッセージボディー

なし。

レスポンスのメッセージボディー

リロードに成功した場合,レスポンスはなしです。

リロードに失敗した場合,失敗した要因を示すメッセージ(Alertmanagerが出力する値)が設定されます。

ステータスコード

ステータスコード

メッセージ

説明

200

OK

リロードに成功した。

200以外

OK以外

リロードに失敗した。

使用例

OSSのcurlコマンドを利用して,このAPIを実行した場合の使用例を,次に示します。

リロード成功時:

>curl --request POST "http://localhost:20714/-/reload"
 
>

リロード失敗時:

>curl --request POST "http://localhost:20714/-/reload"
failed to reload config: yaml: line 11: could not find expected ':'
>