5.21.1 Alertmanagerのリロード
- 機能
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Alertmanagerの定義ファイル(jpc_alertmanager.yml)を再読み込みし,Alertmanagerの動作に反映します。
Alertmanagerのリロードは,Alertmanagerの再起動と比べて処理が速く,通知失敗時の状態を維持します。
- APIの動作に関する特記事項
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すべての定義項目がリロードされます。
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アラートを正常状態にしておき,アラートルールのしきい値を変更して異常になるようにすると,アラートは異常になります。
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アラートを異常状態にしておき,アラートルールのしきい値を変更して正常になるようにすると,アラートは正常になります。
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不正な定義ファイルをリロードした場合,すべての定義項目が更新されません。
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- 形式
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- リクエスト行
POST /-/reload HTTP/1.1
- リクエストヘッダー
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ヘッダー名
設定値
Host
APIの接続先のAlertmanagerのホストの情報を,ヘッダーの値として次の形式で指定します。
ホスト名またはIPアドレス:ポート番号
「:ポート番号」は省略可能です。
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ホスト名またはIPアドレス
Alertmanagerのホスト名またはIPv4アドレスを指定します。
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ポート番号
Alertmanagerに接続する際に使用するポート番号を指定します。
このヘッダーは省略不可です。
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- リクエストのメッセージボディー
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なし。
- レスポンスのメッセージボディー
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リロードに成功した場合,レスポンスはなしです。
リロードに失敗した場合,失敗した要因を示すメッセージ(Alertmanagerが出力する値)が設定されます。
- ステータスコード
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ステータスコード
メッセージ
説明
200
OK
リロードに成功した。
200以外
OK以外
リロードに失敗した。
- 使用例
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OSSのcurlコマンドを利用して,このAPIを実行した場合の使用例を,次に示します。
リロード成功時:
>curl --request POST "http://localhost:20714/-/reload" >
リロード失敗時:
>curl --request POST "http://localhost:20714/-/reload" failed to reload config: yaml: line 11: could not find expected ':' >