5.8.2　IM管理ノード関連情報の反映

機能

IM管理ノード関連情報の生成APIで取得した次に示すファイルとIM管理ノードリンク定義ファイルを使用して，構成管理ツリーを作成します。

IM管理ノードツリーファイル
IM管理ノードデータファイル
IM管理ノードリンクファイル

反映方式に新規・再構築モードを指定した場合，統合管理DBに格納されているJP1イベントをすべて取得および評価し，各IM管理ノードのステータスを評価します。

反映方式に構成変更モードを指定した場合，統合監視DBからのJP1イベントの取得は行わず，すでに保持しているIM管理ノードのステータス情報とIM管理ノードに関連するイベント情報を引き継いで使用します。

IM管理ノード関連情報の生成APIで作成したファイルの格納先ディレクトリは，次のとおりです。

Windowsの場合

物理ホストのとき

Managerパス\tmp\imdd\imnode\data
論理ホストのとき

共有フォルダ\JP1IMM\tmp\imdd\imnode\data

Linuxの場合

物理ホストのとき

/var/opt/jp1imm/tmp/imdd/imnode/data
論理ホストのとき

共有ディレクトリ/jp1imm/tmp/imdd/imnode/data

また，反映に成功した場合はJP1イベント「3F82」，反映に失敗した場合は「3F83」を発行します。

実行権限

次の権限が必要です。

JP1資源グループ：*
JP1権限レベル：JP1_Console_Admin

APIのバージョン

形式

リクエスト行

POST /application/component/apiVersion/nodes/update httpVersion

リクエストのメッセージボディー

{
  "mode": 反映方式
}

レスポンスのメッセージボディー

正常終了の場合，レスポンスはありません。

警告終了の場合，次のレスポンスを返却します。

{
  "returnCode": リターンコード,
  "messageList":[
    {
      "messageId": メッセージID,
      "message": メッセージ
    },
    ・・・
  ]
}

パラメーター

リクエストのメッセージボディーに指定するパラメーターを次に示します。

パラメーター名	データ型	省略可否	説明
`mode`	`string`	可	反映方式を指定します。 `reconfigure` 新規・再構築モードで反映します。 `change` 構成変更モードで反映します。省略時はインテリジェント統合管理基盤定義ファイル（imdd.properties）のjp1.imdd.simt.updateModeプロパティの設定値に従います。

パラメーター名

データ型

省略可否

説明

mode

string

可

反映方式を指定します。

reconfigure

新規・再構築モードで反映します。
change

構成変更モードで反映します。

省略時はインテリジェント統合管理基盤定義ファイル（imdd.properties）のjp1.imdd.simt.updateModeプロパティの設定値に従います。

ステータスコード

リクエストに対するレスポンスとして返却されるステータスコードを，次の表に示します。

ステータスコード	メッセージ	説明
200	OK	成功しました。
400	Bad Request	リクエストヘッダーが不正です。
403	Forbidden	実行権限がありません。
404	Not Found	リソースがありません。
406	Not Acceptable	Acceptヘッダー，Accept-Languageヘッダーの指定が不正です。
408	Request Timeout	リクエストがタイムアウトしました。
415	Unsupported media type	Content-Typeヘッダーの指定が不正です。
500	Internal Server Error	サーバ処理エラーが発生しました。
503	Service Unavailable	サービスが利用できません。サービスが一時的に過負荷やメンテナンスで使用不可となっています。一時的なエラーが発生した場合（時間経過で改善する見込みがある場合）に返却します。

戻り値

戻り値	説明
2	排他中です。
3	引数不正です。
6	このAPIの実行に必要な情報が不足しています。
9	格納ディレクトリのパスが長すぎます。
10	JP1/IM - Managerデータベースサービスが起動していません。
13	前提ファイルが存在しません。
14	前提ファイルの読み込みに失敗しました。
15	前提ファイルのフォーマット不正です。
16	前提ファイルの記載内容不正です。
17	イベント情報の取得に失敗しました。
19	プラグインからの情報取得に失敗しました。
22	マスターファイルの置換に失敗しました。
26	認証に使用したユーザーの権限が不足しています。
27	どのIM管理ノードにもマッピングされない提案定義が存在します。
28	提案関連マスターファイルの作成に失敗しました。
29	提案関連マスターファイルの置換えに失敗しました。
255	システムエラーです。

使用例

構成管理ツリーを再作成し，統合管理DBに格納されているJP1イベントをすべて取得および評価し，作成したツリーの構成オブジェクトのステータスに反映させるAPIの使用例を次に示します。

リクエスト：

POST /im/api/v1/nodes/update HTTP/1.1
Authorization: Bearer anAxYWRtaW46TUdGa01tTTJNMlV3TURFNFh6STNYekE0T2pJME9qTXpYMTlmWDE5ZlgxOWZYMTlmWDE5ZlgycHdNV0ZrYldsdUlDQWdJQ0FnSUNBZ0lDQWdJQ0FnSUNBZ0lDQWdJQ0Fn
Accept-Language: ja
Content-Type: application/json
Accept: application/json
 
{
  "mode":"reconfigure"
}

レスポンス：

HTTP/1.1 200 OK
Cache-Control: no-store, no-cache, max-age=0
Pragma: no-cache
Expires: Thu, 01 Jan 1970 00:00:00 GMT
Content-Type: application/json

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