4.2.2 SIDの検討
追加する管理対象には,その管理対象を表すSIDを設定する必要があります。SIDの詳細については「7.1 SID」を参照してください。
ここでは,次のホストを管理対象に追加する場合を例にして,説明します。
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管理ツールAが動作するホストA
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管理ツールAが管理するエージェントホストB
次の内容で設定します。
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管理ツールAに関わるSIDを表すためのSIDの種別:「_ToolA-M_」
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ホストを表すSIDの種別:予約語の「_HOST_」を使用する
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管理ツールAが動作するホストのSID:「_ToolA-M_hostA/_HOST_hostA」
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ホストAが管理するエージェントホストのSIDの種別:「_ToolA-A_」
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ホストBを表すSID:「_ToolA-M_hostA/_ToolA-A_hostB/_HOST_hostB」
- 重要
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SIDの種別は「_」から始まり「_」で終わる任意の文字列で定義します。また,「_JP1」,または「_HITACHI」から始まる文字列,「_ROOT_」,「_SYSTEM_」,「_CATEGORY_」,「_SUBCATEGORY_」,「_OBJECT_」から始まる文字列は使用できません。なお.大文字・小文字は区別しません。
JP1イベントで監視対象のステータスを管理する場合,JP1イベントの情報から管理ノードのSIDを作成する必要があります。JP1イベントの内容からSIDが作成できるかどうか確認した上で,SIDについて検討してください。