環境変数ファイル(任意のファイル名)
形式
環境変数名1=変数値1 [環境変数名2=変数値2] :
ファイル
ファイル名は任意です。
格納先ディレクトリ
■統合エージェントホスト
- Windowsの場合
-
コマンドを実行する統合エージェントホストの任意のフォルダ※
- Linuxの場合
-
コマンドを実行する統合エージェントホストの任意のディレクトリ※
- 注※
-
環境変数ファイルの格納先ディレクトリは任意ですが,環境変数ファイルをJP1/IM用のディレクトリには格納しないでください。格納した場合,資料採取やバックアップの対象になってしまいます。
なお,定義ファイル操作機能で環境変数ファイルを操作するときは,次に示すディレクトリ※に,環境変数ファイルを格納します。
- Windowsの場合
-
-
物理ホストのとき
Agentパス\conf\user\
-
論理ホストのとき
共有フォルダ\jp1ima\conf\user\
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- Linuxの場合
-
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物理ホストのとき
/opt/jp1ima/conf/user/
-
論理ホストのとき
共有ディレクトリ/jp1ima/conf/user/
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- 注※
-
定義ファイル操作機能で環境変数ファイルを操作するときは,所定の格納先ディレクトリに環境変数ファイルを格納します。このディレクトリは,資料採取やバックアップの対象外です。
説明
JP1/IMの管理対象ホストでコマンドを実行するときの環境変数を定義するファイルです。
JP1/IM - Managerの対処アクションの自動実行機能,または,対処アクションの手動実行機能の操作で,JP1/IMの管理対象ホストでコマンドを実行するときは,そのコマンドの実行環境として環境変数を指定できます。環境変数は,ここで説明している形式で記述された環境変数ファイルにより指定できます。
複数の環境変数ファイル(ファイル名は任意)を用意することで,実行するコマンドごとに任意の環境変数を指定できます。
また,Windows環境で環境変数ファイルを指定しない場合は,システムの環境変数でコマンドが実行されます。
定義の反映時期
環境変数ファイルは,コマンド実行を開始するときに参照されます。
文字コード
環境変数ファイルのエンコーディングは,コマンドを実行する管理対象ホストの文字コードとなります。文字コードについては,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド」の「3.15.7(1)(e)コマンド実行機能」の文字コードの説明を参照してください。
改行コード
Windowsの場合:CR+LF
Linuxの場合:LF
記述内容
1行に指定できる文字列の長さは,最大1,023バイトです。各行の最後には必ず改行を入れてください。
- 環境変数名
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環境変数の名称を指定します。
改行文字を含む環境変数は指定できません。
- 変数値
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環境変数の値を指定します。
ここにシステム環境変数名を指定することでシステム環境変数の値を引き継げます。
システム環境変数を指定する場合は,システム環境変数名を「<-」と「->」で囲み,「<-variable->」のように指定してください。
- 重要
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「環境変数名=変数値」の形式以外の文字列は指定しないでください。指定した場合,コマンドを実行するホスト側のOSによってはコマンドが異常終了することがあります。
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環境変数としてプロキシ設定などを記載した場合,設定値は暗号化や難読化がされないことに注意してください。
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