SAPシステム監視のScript exporter設定ファイルのサンプルファイル(jpc_script_exporter_sap.yml)
形式
次に示す条件で,SAPシステムを監視する場合の定義例をサンプルとして提供します。
■条件
<SAPシステムのログ抽出コマンド共通>
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マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド」の「3.15.5 SAPシステム監視機能」の前提条件に記載している条件が満たされている。
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Script exporterのサービス定義ファイルに指定されている作業フォルダからの相対パスで,下記のフォルダに環境パラメーター設定ファイルが格納されている。
../conf/user/
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IM管理ノードのカテゴリ
Enterprise
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max_timeoutの値には,Prometheus serverのスクレイプ間隔よりも小さい値を指定してください。max_timeoutの値には30を設定しているため,Prometheus serverのスクレイプ間隔が30以下である場合,max_timeoutの値を変更してください。
<jr3slgetコマンド>
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SAPインスタンス「o246bci_SD5_00」のシステムログ情報を出力する。
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コマンドを実行してシステムログ情報を抽出する場合の環境パラメーター設定ファイル(jr3slget.ini)で,次の情報を指定済みである。
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RFC接続情報
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ターゲット情報
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システムログ情報の出力先のログファイル
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コマンドの作業ディレクトリ
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環境パラメーター設定ファイルに指定されている作業フォルダ以下のjr3slgetフォルダにタイムスタンプファイルが格納されている。
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IM管理ノードのラベル名:SAP Syslog extractor(jr3slget)
<jr3algetコマンド>
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モニターセット名に「SAP CCMS Monitor Templates」,モニター名を「Entire System」を指定してCCMSアラート情報を出力する。
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コマンドを実行してCCMSアラート情報を抽出する場合の環境パラメーター設定ファイル(jr3alget.ini)で,次の情報を指定済みである。
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RFC接続情報
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ターゲット情報
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CCMSアラート情報の出力先のログファイル
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コマンドの作業ディレクトリ
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環境パラメーター設定ファイルに指定されている作業フォルダ以下のjr3algetフォルダにタイムスタンプファイルが格納されている。
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IM管理ノードのラベル名:SAP CCMS Alert extractor(jr3alget)
■定義例
scripts: - name: SAP Syslog extractor(jr3slget) command: jr3slgetコマンドのパス args: - "-lasttime" - "sltimestamp.txt" - "-x2" - "-cnf" - "../conf/user/jr3slget.ini" timeout: max_timeout: 30 enforced: true - name: SAP CCMS Alert extractor(jr3alget) command: jr3algetコマンドのパス args: - "-lasttime" - "altimestamp.txt" - "-x2" - "-cnf" - "../conf/user/jr3alget.ini" timeout: max_timeout: 30 enforced: true
ファイル
jpc_script_exporter_sap.yml
格納先ディレクトリ
■統合エージェントホスト
Windowsの場合
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物理ホストのとき
Agentパス\conf\sample\
Linuxの場合
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物理ホストのとき
/opt/jp1ima/conf/sample/
説明
SAPシステム監視のScript exporterの動作を規定する設定ファイルです。
サンプルファイル(jpc_script_exporter_sap.yml)をコピーし,コピー先のファイル名を「jpc_script_exporter.yml」に変更して,Script exporter設定ファイル(jpc_script_exporter.yml)の配置先に配置して使用します。ファイルの配置先については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド」の「付録A.4(3)統合エージェントホスト(Windows)」および「付録A.4(4)統合エージェントホスト(Linux)」を参照してください。
文字コード
「Script exporter設定ファイル(jpc_script_exporter.yml)」の「文字コード」の説明を参照してください。
改行コード
「Script exporter設定ファイル(jpc_script_exporter.yml)」の「改行コード」の説明を参照してください。
定義の反映時期
「Script exporter設定ファイル(jpc_script_exporter.yml)」の「定義の反映時期」の説明を参照してください。
記述内容
「Script exporter設定ファイル(jpc_script_exporter.yml)」の「記述内容」の説明を参照してください。
Script exporter設定ファイルにSAPシステムのログ抽出コマンドを実行するスクリプトを定義する場合,script.nameには実行するSAPシステムのログ抽出コマンド名(jr3slget,またはjr3alget)を含める必要があります。含めない場合,SAPシステム監視のメトリック送信機能のIM管理ノードがOther Applicationsカテゴリ配下に作成されます。
複数のRFC接続先を定義する場合(マルチインスタンス)など,パラメーターの設定内容が異なる環境パラメーター設定ファイルを複数作成したときは,次に示す定義例のように複数のスクリプトを定義します。
scripts: - name: SAP Syslog extractor(jr3slget)_A command: C:/Program Files (x86)/Hitachi/jp1pc/agtm/evtrap/jr3slget.exe args: - "-lasttime" - "sltimestamp_A.txt" - "-x2" - "-cnf" - "../conf/user/jr3slget_A.ini" timeout: max_timeout: 30 enforced: true - name: SAP CCMS Alert extractor(jr3alget)_A command: C:/Program Files (x86)/Hitachi/jp1pc/agtm/evtrap/jr3alget.exe args: - "-lasttime" - "altimestamp_A.txt" - "-x2" - "-cnf" - "../conf/user/jr3alget_A.ini" timeout: max_timeout: 30 enforced: true - name: SAP Syslog extractor(jr3slget)_B command: C:/Program Files (x86)/Hitachi/jp1pc/agtm/evtrap/jr3slget.exe args: - "-lasttime" - "sltimestamp_B.txt" - "-x2" - "-cnf" - "../conf/user/jr3slget_B.ini" timeout: max_timeout: 30 enforced: true - name: SAP CCMS Alert extractor(jr3alget)_B command: C:/Program Files (x86)/Hitachi/jp1pc/agtm/evtrap/jr3alget.exe args: - "-lasttime" - "altimestamp_B.txt" - "-x2" - "-cnf" - "../conf/user/jr3alget_B.ini" timeout: max_timeout: 30 enforced: true