ホスト情報ファイル(jcs_hosts)
形式
IPアドレス ホスト名1 ホスト名2 ホスト名3 ... ホスト名8 IPアドレス ホスト名1 ホスト名2 ホスト名3 ... ホスト名8 :
ファイル
jcs_hosts(ホスト情報ファイル)
jcs_hosts.model(ホスト情報ファイルのモデルファイル)
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
-
- 物理ホストのとき
-
Scopeパス\conf\
- 論理ホストのとき
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共有フォルダ\jp1scope\conf\
- UNIXの場合
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- 物理ホストのとき
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/etc/opt/jp1scope/conf/
- 論理ホストのとき
-
共有ディレクトリ/jp1scope/conf/
説明
JP1/IM - Manager(セントラルスコープ)が管理するホスト情報を定義するファイルです。
ホスト情報ファイルは,監視ツリーの自動生成,および監視オブジェクトの状態を変更するJP1イベント照合処理の際のホスト名比較に使用するホスト情報を記述するファイルです。なお,ホスト情報ファイルの形式は,hostsファイルと同じです。
#を指定した場合,#以降は改行されるまでコメント扱いとなります。
定義の反映時期
ホスト情報ファイルの内容は,jcshostsimportコマンド実行後,JP1/IM - Managerを再起動,またはjco_spmd_reloadコマンドを実行することで有効になります。
jcshostsimportコマンドでホスト情報ファイルの内容をホスト情報DBに格納すると,ホスト名はすべて小文字になります。そのため,jcshostsexportで出力するホスト情報のホスト名も,すべて小文字になります。
jcshostsimportコマンドでは,ホスト情報ファイルのコメントは格納されません。
記述内容
- IPアドレス ホスト名1 ホスト名2 ホスト名3 ... ホスト名8
-
空白を除く行の先頭にIPアドレスを記述し,複数の空白またはタブのあとにホスト名,エイリアス名を記述します。
IPアドレスの文字数は,最大63バイトです。IPv6アドレス形式のIPアドレスには対応していません。
ホスト名,エイリアス名の文字数は,一つにつき最大255バイトです。
一つのIPアドレスに対し,最大八つホスト名を記述できます。また,一つのホスト名に対し,指定できるIPアドレスの数は最大八つです。
同じIPアドレスの記述が複数存在した場合は,最初の定義が有効になります。
IPアドレスだけを指定した行がある場合はjcshostsimportコマンド実行時にエラーとなります。
ホスト名の大文字・小文字は区別されません。ホスト名には,日本語を使用できません。IPアドレスは,16進数表記でも記述できます。
定義例
# # jcs_hosts # # Internet Address Hostname 100.100.10.10 samplehost1 samplehost2