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JP1 Version 13 JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス


jddupdatesuggestion

〈このページの構成〉

機能

指定したディレクトリ直下の提案定義ファイルをすべて読み込み,インテリジェント統合管理基盤に反映するコマンドです。

提案定義ファイルがすでにインテリジェント統合管理基盤に反映済みの場合は,反映済みの定義内容をすべて破棄し,指定した提案定義ファイルの定義内容に置き換えます。提案定義ファイルの定義内容に誤りがある場合は,定義内容に誤りが見つかった時点でコマンドの処理を中断します。

このコマンドを実行する前にjddsetaccessuserコマンドを実行して,認証の際に必要なユーザーIDとパスワードの情報を設定してください。

形式

jddupdatesuggestion -i ディレクトリ名 [-h 論理ホスト名]

実行権限

Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)

UNIXの場合:スーパーユーザー権限

格納先ディレクトリ

Windowsの場合

Managerパス\bin\imdd\

UNIXの場合

/opt/jp1imm/bin/imdd/

引数

-i ディレクトリ名

提案定義ファイルの保存先ディレクトリを絶対パス形式,またはこのコマンドを実行した場所からの相対パス形式で指定します。パスに空白を含む場合は,「"」で囲みます。

-h 論理ホスト名

JP1/IMをクラスタシステムで運用している場合に,論理ホスト名を指定します。このオプションを省略した場合は,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名が仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合は,物理ホスト名が仮定されます。

注意事項

戻り値

0

正常終了

1

正常終了(警告メッセージあり)

2

同時実行エラー

3

引数不正

4

論理ホスト名が不正

5

インテリジェント統合管理基盤が利用する認証情報が設定されていない

6

jddupdatesuggestionコマンドの実行権限がない

7

指定したディレクトリが存在しない

8

インテリジェント統合管理基盤への接続に失敗

9

インテリジェント統合管理基盤の認証に失敗

10

認証に使用したユーザーの権限が不足

11

提案定義ファイルが存在しない

12

提案定義ファイルの読み込みに失敗

13

提案定義ファイルのフォーマット不正

14

提案定義ファイルの記載内容不正

15

提案定義マスターファイルの作成に失敗

255

システムエラー

注※

-iオプションで指定した提案定義ファイルを,マスター情報として一つにまとめて出力したファイルのことです。

使用例1

提案定義ファイルの格納先を「C:\tmp」とする場合の例を次に示します。

$ jddupdatesuggestion -i C:\tmp
KAJY02009-I コマンド(jddupdatesuggestion)を開始しました
KAJY02010-I コマンド(jddupdatesuggestion)が正常終了しました

使用例2

提案定義ファイルの格納先を「C:\tmp」,論理ホストを「ronri」とする場合の例を次に示します。

$ jddupdatesuggestion -i C:\tmp -h ronri
KAJY02009-I コマンド(jddupdatesuggestion)を開始しました
KAJY02010-I コマンド(jddupdatesuggestion)が正常終了しました