5.16.3 イベント引き継ぎ情報変換
- 機能
-
イベント引き継ぎ情報を変換します。
- 実行権限
-
-
JP1_Console_Admin
-
JP1_Console_Operator
-
- APIのバージョン
-
v1
- 形式
-
- リクエスト行
POST /application/component/apiVersion/responseActions/eventsReplace httpVersion
- リクエストのメッセージボディー
{ "eventSid":"JP1イベントのSID", "actionType":"アクション種別", "params":{"対処アクションのパラメーター"} }- レスポンスのメッセージボディー
{ "params":{"対処アクションのパラメーター"}, "results":{"対処アクションのパラメーターの変換結果"} }■対処アクションのパラメーター
-
アクション種別が「リモートコマンド(cmd)」の場合
"params":{ "host":"実行ホスト名", "cmd":"実行コマンド", "envFile":"環境変数ファイル" }-
アクション種別が「REST API(restapi)」の場合
"params":{ "method":"REST APIのメソッド", "url":"REST APIのURL", "headers":"REST APIのリクエストヘッダー", "body":"REST APIのリクエストのボディー" }-
アクション種別が「イベントの対処状況の更新(eventstatus)」の場合
"params":{ "dealt":対処状況, "eventSid":"JP1イベントのSID,..." }-
アクション種別が「指定したURLのページを表示・ジャンプ(jump)」の場合
"params":{ "url":"ジャンプ先のURL", "target":"HTMLのターゲット属性" }-
- パラメーター
-
メッセージボディーに指定するパラメーターを次に示します。
メンバー名
データ型
省略可否
説明
eventSid
string
不可
詳細情報を取得したいJP1イベントのSIDを指定します。JP1イベントSIDの詳細については,「7.2.1(1) イベント情報オブジェクト」を参照してください。512バイト以下で指定してください。それ以外はエラーになります。
actionType
string
不可
対処アクションの種別を指定します。
次のどれかの値を指定できます。それ以外の値を指定した場合はエラーになります。
-
cmd
リモートコマンドを実行する
-
restapi
REST APIを実行する
-
eventstatus
イベントの対処状況の更新を実行する
-
jump
指定したURLのページを表示・ジャンプする
params
object
不可
対処アクション内容を指定します。
対処アクションの種別に応じて,指定するパラメーターが異なります。
-
cmdの場合
下記の「リモートコマンド(cmd)の場合」の表を参照してください。
-
restapiの場合
下記の「REST API(restapi)の場合」の表を参照してください。
-
eventstatusの場合
下記の「イベントの対処状況の更新(eventstatus)の場合」の表を参照してください。
-
jumpの場合
下記の表「指定したURLのページを表示・ジャンプ(jump)の場合」を参照してください。
-
リモートコマンド(cmd)の場合
メンバー名
データ型
省略可否
説明
host
string
不可
実行先ホスト名を指定します。255バイト以下で指定してください。それ以外はエラーになります。
cmd
string
不可
実行するOSコマンドと引数を指定します。4,096バイト以下で指定してください。それ以外はエラーになります。
envFile
string
可
コマンド実行時に読み込む環境変数を記載した,実行先ホストにあるファイルのファイルパスを絶対パスで指定します。255バイト以下で指定してください。それ以外はエラーになります。
-
REST API(restapi)の場合
メンバー名
データ型
省略可否
説明
method
string
不可
実行するREST APIのメソッドを指定します。10バイト以下で指定してください。それ以外はエラーになります。
url
string
不可
実行するREST APIのURLを指定します。2,046バイト以下で指定してください。それ以外はエラーになります。
headers
object
不可
実行するREST APIのヘッダーを指定します。65,536バイト以下で指定してください。それ以外はエラーになります。
body
string
可
実行するREST APIのボディーを指定します。ボディーが不要な場合は省略します。指定する場合は,10MB未満で指定してください。それ以外はエラーになります。
-
イベントの対処状況の更新(eventstatus)の場合
メンバー名
データ型
省略可否
説明
dealt
string
不可
対処状況の値を指定します。10バイト以下で指定してください。それ以外はエラーになります。
eventSid
string
不可
JP1イベントのSIDを指定します。1MB未満で指定してください。それ以外はエラーになります。
-
指定したURLのページの表示・ジャンプ(jump)の場合
メンバー名
データ型
省略可否
説明
url
string
不可
ジャンプ先のURLを指定します。2,046バイト以下で指定してください。それ以外はエラーになります。
target
string
可
ターゲット属性を指定します。64バイト以下で指定してください。それ以外はエラーになります。
-
- ステータスコード
-
レスポンスで返却するステータスコードを次に示します。メッセージの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager メッセージ」を参照してください。
ステータスコード
メッセージ
説明
200
−
−
403
KAJY01000-E
REST APIの実行権限がありません。
400
KAJY63328-E
REST APIのパラメーターの指定が不正です。省略できないパラメーターが省略されていることが要因です。
400
KAJY63329-E
リクエストメッセージボディーのJSONフォーマットが不正です。
400
KAJY63330-E
イベント引き継ぎ情報変換処理を行った結果,指定可能なバイト数の上限を超えました。
500
KAJY63332-E
イベント詳細情報取得APIからのレスポンスでエラーが返却されました。
500
KAJY00007-E
システムエラーが発生しました(ディスク不足,メモリー不足など)。
- 戻り値
-
レスポンスで返却するパラメーターを次に示します。
メンバー名
データ型
説明
params
object
イベント引き継ぎ情報変換処理後のパラメーターを返却します。パラメーターの「params」と同じ形式で返却します。パラメーターの詳細については,パラメーターの表の「params」を参照してください。
results
object
上記の「params」のパラメーターに対応する,イベント引き継ぎ情報変換結果を返却します。省略されたパラメーターについては返却しません。このパラメーターが返却する値は次の通りです。
-
0
正常終了です。
-
1
変数の変換によって,上限値を超過しました。
-
2
変数に該当する属性が存在しません。
-
3
変数に該当する属性の属性値が空文字です。
-
4
変数に対するエンコーディング指定形式が不正です。
エラー時のレスポンスは,「5.2.6 エラー発生時のレスポンスメッセージ」に記載されているフォーマットですが,「returnCode」は省略されます。拡張情報「extensions」は,レスポンスと同一のパラメーターを付与します。ただし,イベント引き継ぎ情報変換処理前にエラー処理が発生した場合は省略します。
- ■拡張情報(extensions)のパラメーター
{ "timestamp":1539923958358, "status":400, ・・・途中省略・・・ "extensions":{ "params":{"対処アクションのパラメーター"}, "results":{"対処アクションのパラメーターの変換結果"} } }
-
- 使用例
-
コマンドを実行する場合の例を次に示します。
- リクエスト:
POST /im/api/v1/responseActions/eventsReplace HTTP/1.1 Authorization:Bearer anAxYWRtaW46TUdGa01tTTJNMlV3TURFNFh6STNYekE0T2pJME9qTXpYMTlmWDE5ZlgxOWZYMTlmWDE5ZlgycHdNV0ZrYldsdUlDQWdJQ0FnSUNBZ0lDQWdJQ0FnSUNBZ0lDQWdJQ0Fn Accept-Language: ja Content-Type: application/json Content-Length: 1024000 Accept: application/json { "actionType":"cmd", "params":{ "host":"${event:EVHOST}", "cmd":"\"C:\\Program Files (x86)\\Hitachi\\JP1IMM\\tools\\jim_log\" -f C:\\temp -q", "envFile":"C:\\tmp\\envFile.txt" } }- レスポンス:
HTTP/1.1 200 OK Cache-Control: no-store, no-cache, max-age=0 Pragma: no-cache Expires: Thu, 01 Jan 1970 00:00:00 GMT Content-Type: application/json { "params":{ "host":"host001", "cmd":"\"C:\\Program Files (x86)\\Hitachi\\JP1IMM\\tools\\jim_log\" -f C:\\temp -q", "envFile":"C:\\tmp\\envFile.txt" }, "results":{ "host":0, "cmd":0, "envFile":0 } }