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JP1 Version 13 JP1/Integrated Management 3 - Manager 画面リファレンス


2.2.2 [マネージャーの定義ファイル一覧]画面と[定義ファイル一覧(ホスト名)]画面

[マネージャーの定義ファイル一覧]画面は,システム管理者がJP1/IM - Managerの定義ファイルをWeb GUIから操作するための画面です。

図2‒5 [マネージャーの定義ファイル一覧]画面

[図データ]

[定義ファイル一覧(ホスト名)]画面は,システム管理者がJP1/IM - Agentの定義ファイルをWeb GUIから操作するための画面です。

図2‒6 [定義ファイル一覧(ホスト名)]画面

[図データ]

[マネージャーの定義ファイル一覧]画面および[定義ファイル一覧(ホスト名)]画面の表示項目を次に示します。

なお,ユーザーに通知する情報がある場合は,画面の上部にメッセージが表示されます。メッセージが表示しきれない場合は,末尾は「...」と表示されます。[図データ]をクリックすると,メッセージの全文を確認できます。[図データ]をクリックすると,元の表示に戻ります。

[タイトル]
  • 対象がJP1/IM - Managerの場合

    「マネージャーの定義ファイル一覧」を表示します。

  • 対象がJP1/IM - Agentの場合

    「定義ファイル一覧(ホスト名)」を表示します。

[カテゴリ]タブ

[定義ファイル一覧]に表示する定義ファイルのカテゴリをタブで表示します。表示する定義ファイルに応じて,次のカテゴリのタブを左側から順に表示します。カテゴリID,カテゴリ名の両方が省略されている場合,定義ファイルは[others]タブに表示されます。なお,[others]タブに表示する定義ファイルがない場合,[others]タブは表示されません。

JP1/IM - Managerの場合
  • jp1_central_console

  • jp1_intelligent

  • jp1_createtree

  • jp1_updatetree

  • ユーザー作成定義ファイルリスト定義ファイルのカテゴリ名の昇順(UTF-8)

  • others

JP1/IM - Agentの場合
  • jp1_certificate

  • jp1_imagent

  • jp1_imexporter

  • jp1_imfluentd

  • ユーザー作成定義ファイルリスト定義ファイルのカテゴリ名の昇順(UTF-8)

  • others

[定義ファイル一覧]

この画面の表示元の統合オペレーション・ビューアーで選択しているIM管理ノード(JP1/IM - ManagerまたはJP1/IM - Agent)の定義ファイルの一覧を表示します。表示するデータレコードが1件もない場合は「NO DATA」と表示されます。初期表示は,ファイル名の昇順です。

[選択]チェックボックス

ダウンロードまたは削除する定義ファイルの行を選択します。

[ファイル名]

定義ファイル名を表示します。

[ファイルパス]

定義ファイルのファイルパスを表示します。

[最終更新日時]

定義ファイルの最終更新日時を表示します。

日時は,統合オペレーション・ビューアーで設定されているタイムゾーンに従い,「YYYY-MM-DD hh:mm:ss」の形式で表示します。

[削除]ボタン

■[定義ファイル一覧]の[選択]チェックボックスにチェックがある場合

このボタンをクリックすると,定義ファイルの削除を確認するメッセージ画面が表示されます。[OK]ボタンをクリックすると,[定義ファイル一覧]でチェックありの定義ファイルが削除されます。

■[定義ファイル一覧]の[選択]チェックボックスに1つもチェックがない場合

このボタンは非活性となります。

[ダウンロード]ボタン

■[定義ファイル一覧]の[選択]チェックボックスにチェックがある場合

このボタンをクリックすると,[定義ファイル一覧]でチェックありの定義ファイルがzip形式に圧縮され,「定義ファイルを取得したホスト名_ID.zipのファイル名でダウンロードされます。

■[定義ファイル一覧]の[選択]チェックボックスに1つもチェックがない場合

このボタンは非活性となります。

注※

IDには,ダウンロードごとにユニークなIDが付与されます。

圧縮ファイルには,ダウンロード対象として選択した定義ファイルの実体以外に,ダウンロード対象のファイルの情報を記載したプロパティファイルが含まれます。プロパティファイルには,定義ファイル名とそのファイルパスの情報が記載されています。プロパティファイルの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」(2. 定義ファイル)の「定義ファイルプロパティファイル(imdd_file_properties.json)」および「定義ファイルプロパティファイル(jpc_file_properties.json)」を参照してください。

[アップロード]ボタン

[定義ファイルアップロード]ダイアログを表示します。

[ツリー情報生成]ボタン

[jp1_createtree]タブを選択した場合に表示されます。クリックすると[ツリー情報生成]ダイアログが表示されます。

[ツリー情報反映]ボタン

[jp1_updatetree]タブを選択した場合に表示されます。クリックすると[ツリー情報反映]ダイアログが表示されます。

[図データ][閉じる]ボタン

画面を閉じます。

〈この項の構成〉

(1) [定義ファイルアップロード]ダイアログ

[定義ファイルアップロード]ダイアログは,定義ファイルのアップロードを実行するための画面です。

アップロードを実行すると,定義ファイルの設定変更に必要なコマンド(リロードなど)もアップロード後に自動実行されます。

図2‒7 [定義ファイルアップロード]ダイアログ

[図データ]

[定義ファイルアップロード]ダイアログの表示項目を次に示します。

[ファイル指定(*.zip)]

アップロードする定義ファイルの圧縮ファイル名を200バイト以内の文字列で指定します。使用できる文字は,半角英数字,半角空白,「-」,「_」,「.」です。制御文字は入力できません。

指定できるファイルのサイズの上限は10MBです。

注※

アップロードで指定する圧縮ファイルの名称は任意です。ファイルの形式は,ダウンロードする圧縮ファイルと同様です。

圧縮ファイルには,アップロード対象の定義ファイルの実体以外に,アップロード対象のファイルの情報を記載したプロパティファイルを含める必要があります。プロパティファイルには,定義ファイル名とそのファイルパスの情報を記載します。プロパティファイルの詳細については,マニュアル「コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」(2. 定義ファイル)の「定義ファイルプロパティファイル(imdd_file_properties.json)」および「定義ファイルプロパティファイル(jpc_file_properties.json)」を参照してください。

[参照]ボタン

アップロードするファイルを指定するための入力画面を表示します。

[アップロード]ボタン

アップロードを確認する画面が表示されます。

[OK]ボタンをクリックすると,指定したファイルのアップロードが実行され,アップロードされたファイルが定義ファイル一覧に追加されます。※1

[ファイル指定(*.zip)]のテキストエリアに入力がない場合は,このボタンは非活性となります。

注※1

アップロードを実行するときの注意事項は次のとおりです。

  • 定義ファイルを更新する前に,定義ファイルの書式や文字コードなどが正しいことを,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」(2. 定義ファイル)で確認してください。

    定義ファイルが不正な場合,更新に失敗することがあります。定義ファイルの更新に失敗したときは,JP1イベントが送信されるため,発生したJP1イベントの内容を確認して対処してください。

  • 定義ファイルを更新したときに,自動的に再起動されるサービスがあります。再起動されるサービスについては,マニュアル「コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」(2. 定義ファイル)の各定義ファイルの説明を確認してください。

    サービスが再起動されると,監視業務が一時的に停止することがあります。また,クラスタ構成の場合,クラスタソフトの監視対象サービスに対する停止検知時間の設定※2によって,フェイルオーバーが発生することがあります。

    そのため,定義ファイルの更新は,メンテナンスの時間に実施してください。

注※2

マシンのスペックやシステムの負荷状況にもよりますが,1つの定義ファイルの更新ごとにサービスを再起動するため,停止の検知時間の目安は,定義ファイル1つにつき1分程度となります。

例えば,定義ファイルを10個同時に更新する運用の場合は,クラスタソフトの停止の検知時間に10分を指定します。

検知時間を延ばすことができない場合は,定義ファイル操作機能を使用せず,ホストにログインして,直接定義ファイルを更新してください。

[図データ][閉じる]ボタン

この画面を閉じます。

(2) [ツリー情報生成]ダイアログ

[ツリー情報生成]ダイアログは,統合マネージャーでのツリー情報を生成するための画面です。

図2‒8 [ツリー情報生成]ダイアログ

[図データ]

[ツリー情報生成]ダイアログの表示項目を次に示します。

[OK]ボタン

クリックすると,統合マネージャーホストで指定したマネージャーに対し,ツリー情報の生成要求を行います。

[キャンセル]ボタン

この画面を閉じます。

(3) [ツリー情報反映]ダイアログ

[ツリー情報反映]ダイアログは,統合マネージャーでのツリー情報を反映するための画面です。

図2‒9 [ツリー情報反映]ダイアログ

[図データ]

[ツリー情報反映]ダイアログの表示項目を次に示します。

[OK]ボタン

クリックすると,IM管理ノード関連ファイルのツリー情報のインテリジェント統合管理基盤への反映が実行され,IM管理ノードが作成されます。

[反映方式]

反映方式を,プルダウンメニューから選択します。デフォルトは「構成変更モード」です。

  • 新規・再構築モード:次の場合に指定します。

    ・新規構築する場合

    ・構築ミスを修正する場合

    ・IMデータベースをバックアップ(jimdbbackupコマンド)し,リカバリー(jimdbrecoverコマンド)した場合

    ・統合監視DBをアンセットアップ(jcodbunsetupコマンド)し,再セットアップ(jcodbsetupコマンド)した場合

    ・インテリジェント統合管理基盤を利用している環境で,JP1/IM - Managerをバージョンアップした場合

  • 構成変更モード:構築ミスの修正以外に,インテリジェント統合管理基盤の管理対象の追加・削除・変更を反映する場合に指定します。

[キャンセル]ボタン

この画面を閉じます。

(4) [シークレット一覧]ダイアログ

[シークレット一覧]ダイアログは,統合エージェントで使用するシークレットを管理するための画面です。

図2‒10 [シークレット一覧]ダイアログ

[図データ]

[シークレット一覧]ダイアログの表示項目を次に示します。

[タイトル]

シークレット一覧(ホスト名)を表示します。ホスト名は,対象とする統合エージェントのホスト名です。

[シークレットキー]

追加するシークレットキーを,1,024文字以内で入力します。入力できる文字は,ASCIIコード0x20〜0x7Eの範囲の文字です。

[シークレット]

追加するシークレットを,1,024文字以内で入力します。入力できる文字は,ASCIIコード0x20〜0x7Eの範囲の文字です。入力した文字は●●の伏字で表示されます。

[追加]ボタン

[シークレットキー][シークレット]に入力した内容をシークレット一覧に追加します。追加したシークレットの[変更内容]には,「追加」と表示されます。

[変更ありのみ表示]チェックボックス

チェックすると,変更内容が空欄ではないシークレットだけをシークレット一覧に表示します。

[シークレット一覧]

対象ホストで管理しているシークレットの一覧を,シークレットキーの昇順で表示します。「シークレットキー」列でソートできます。一覧には10件を表示します。1ページに表示される件数は200件です。すべてのシークレットを一覧に表示できない場合は,スクロールバーが表示されます。

シークレットが1件もない場合は「NO DATA」と表示されます。

[図データ][前ページ]ボタン

シークレット一覧のひとつ前のページを表示します。

表示範囲

検索条件に該当するシークレットの件数と現在のページの表示範囲を「x〜y / z」の形式で表示します。

[図データ][次ページ]ボタン

シークレット一覧のひとつ後ろのページを表示します。

[シークレットキー検索]

検索するシークレットキーを,1,024文字以内で入力します。入力できる文字は,ASCIIコード0x20〜0x7Eの範囲の文字です。入力した文字列で,シークレット一覧をシークレットキーで絞り込みます。

[検索]ボタン

シークレットキー検索に入力した内容で部分検索を実行し,検索結果をシークレット一覧に表示します。

[削除]チェックボックス

削除するシークレットの行をチェックします。

[変更内容]

設定した内容に応じて,次の項目が表示されます。

初期状態

操作内容

追加

更新

削除

空欄

更新

削除

追加

追加

行が消える

更新

更新

削除

削除

更新

更新

削除

[シークレットキー]

シークレットキーが表示されます。

[シークレット]

シークレットが**の伏字で表示されます。

[編集]ボタン

クリックすると,[シークレット編集]ダイアログが表示されます。

[図データ]

[シークレットキー]

[シークレット一覧]ダイアログで選択中のシークレットキーが表示されます。編集できません。

[シークレット]

編集するシークレットを,1,024文字以内で入力します。入力できる文字は,ASCIIコードの0x20〜0x7Eの範囲です。入力した文字は●●の伏字で表示されます。

[更新]ボタン

編集した内容が,[シークレット一覧]ダイアログのシークレット一覧に反映されます。対象のシークレットの[変更内容]に,「更新」と表示されます。

[キャンセル]ボタン

ダイアログを閉じます。

[削除]ボタン

[削除]チェックボックスでチェックした行のシークレットの[変更内容]に,「削除」と表示されます。

[適用]ボタン

シークレットの追加,更新,削除を確認する画面が表示されます。[OK]ボタンをクリックすると,シークレットの追加,更新,削除を対象ホストに反映します。

[図データ][閉じる]ボタン

[シークレット一覧]画面の終了を確認する画面が表示されます。[OK]ボタンをクリックすると,[シークレット一覧]画面を閉じます。