3.16 [共通除外条件設定(拡張)]画面
[共通除外条件設定(拡張)]画面では,共通除外条件群を拡張モードにした場合に,イベントサービスからイベントを取得するときのフィルター(イベント取得フィルター)に対して,取得対象外とするJP1イベントの条件およびその適用期間を設定します。
なお,共通除外条件を基本モードで使用する場合には,[共通除外条件設定]画面が表示されます。詳細については,「3.15 [共通除外条件設定]画面」を参照してください。
この画面には,[共通除外条件]ページと[適用期間]ページがあります。
この画面の表示方法を次に示します。
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[システム環境設定]画面で,共通除外条件群一覧から項目を選択し,[設定]ボタンをクリックする。
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[システム環境設定]画面で,共通除外条件群一覧の共通除外条件群をダブルクリックする。
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[イベント取得条件一覧]画面で,共通除外条件群一覧の[追加]ボタンをクリックする。
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[イベント取得条件一覧]画面で,共通除外条件群一覧から項目を選択し,[編集]ボタンをクリックする。
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[イベント取得条件一覧]画面で,共通除外条件群一覧の共通除外条件群をダブルクリックする。
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[関連イベント一覧]画面でJP1イベントを一つ選択し,右クリックで表示されるポップアップメニューから[共通除外条件で除外]メニューを選択する。
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[イベントコンソール]画面でJP1イベントを一つ選択し,[表示]−[共通除外条件で除外],または右クリックで表示されるポップアップメニューから[共通除外条件で除外]メニューを選択する。
なお,[共通除外条件設定(拡張)]画面を表示するには,JP1_Console_Admin権限が必要です。また,業務グループの参照・操作制限を設定している場合,JP1資源グループとJP1権限レベルの組み合わせによっては操作できないことがあります。詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド」の「4.1.4(2) JP1ユーザーに対するJP1資源グループとJP1権限レベルの割り当て」を参照してください。
この画面の[共通除外条件]ページで共通除外条件を設定し,[適用期間]ページで適用期間を設定し,[OK]ボタンをクリックすると,設定した内容がフィルター条件文に変換されます※。なお,フィルター条件文の長さは,JP1/IM - Viewのリリースノートを参照して見積もってください。
注※ 設定が有効になるのは次の場合です。
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[システム環境設定]画面で[適用]ボタンをクリックした場合
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[共通除外条件で除外]メニュー経由で設定し,[OK]ボタンをクリックした場合
なお,JP1/IM - Managerのバージョンが11-10-01以降の場合,定義に環境依存文字など文字化けする文字が含まれているかをJP1/IM - Managerでチェックし,含まれているときは反映されません。
[共通除外条件設定(拡張)]画面を次に示します。
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表示項目を次に示します。
- [共通除外条件群ID]
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拡張モードの共通除外条件の条件群IDをドロップダウンリストから選択します。ドロップダウンリストに表示されるIDは0〜2499です。
共通除外条件を追加する場合,共通除外条件群一覧の中で未使用の拡張モードの共通除外条件の条件群IDが,数値の昇順に自動的に割り振られます。
拡張モードの共通除外条件を編集する場合,共通除外条件群一覧から選択した共通除外条件群IDが表示されます。[共通除外条件で除外]メニューから起動した場合は,空白となります。
なお,[共通除外条件設定(拡張)]画面を[共通除外条件で除外]メニューで起動した場合,または追加共通除外条件の定義を編集する目的で[共通除外条件設定(拡張)]画面を起動した場合は,非活性となり編集できません。
- [共通除外条件群名]
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共通除外条件群の名称を入力します。シフトJISコード換算で1〜50バイトの文字列で指定します。指定できる文字は,制御文字(0x00〜0x1F,0x7F〜0x9F)以外の文字列です。
[追加]ボタンを選択して[共通除外条件設定(拡張)]画面を表示した場合は,「共通除外条件群n」が表示されています。nはすでに定義されている共通除外条件群名と重複しないように,1から条件群の最大定義数のうち最小の数値(半角)が設定されます。
[共通除外条件群一覧]ですでに定義されている共通除外条件群を選択した状態で名称を変更した場合は,新しく指定した名称で上書きされます。
[共通除外条件群一覧]ですでに定義されている共通除外条件群と同じ名称を指定した場合は,KAVB0256-Eのメッセージのダイアログボックスが表示されます。
また,[共通除外条件で除外]メニューから[共通除外条件設定(拡張)]画面を表示した場合の初期値は,「追加共通除外条件群n」が表示されます。初期値は,共通除外条件自動入力定義ファイルで変更できます。nはすでに定義されている共通除外条件群名と重複しないように,1から条件群の最大定義数のうち最小の数値(半角)が設定されます。表示された文字列は,編集できます。
- [コメント]
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拡張モードの共通除外条件に対するコメントをシフトJISコード換算で1,024バイト以内の文字列で指定します。指定できる文字は,制御文字(0x00〜0x1F,0x7F〜0x9F)以外の文字列です。
また,[共通除外条件で除外]メニューから[共通除外条件設定(拡張)]画面を表示した場合は,定義を登録したJP1ユーザー名,共通除外条件を登録した日(yyyy/MM/dd),共通除外条件を登録した時刻(HH:mm:ss)が表示されます。表示された文字列は,編集できます。
- [除外対象]
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除外対象を指定します。共通除外条件に一致するJP1イベントを取得対象外にする場合は,[イベントを取得対象外にする]ラジオボタンを選択します。共通除外条件に一致するJP1イベントをアクションの実行対象外にする場合は,[イベントを取得しアクションの実行対象外にする]ラジオボタンを選択します。
- [共通除外条件]ページ
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拡張モードの共通除外条件を設定するページが表示されます。
- [適用期間]ページ
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拡張モードの共通除外条件の適用期間を設定するページが表示されます。
- 〈この節の構成〉