3.2 [イベント監視]ページ
[イベントコンソール]画面の[イベント監視]ページには,受信したJP1イベントの一覧が表示されます。[イベント監視]ページを次に示します。
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表示項目を次に示します。
- [
開閉]
-
[表示開始位置指定]領域の表示・非表示を切り替えます。[表示開始位置指定]領域は,統合監視DBを使用する場合に開閉できます。JP1イベントが統合監視DBに登録されたときに活性となります。統合監視DBを使用しない場合は非活性(
)です。
- [表示範囲]
-
一覧表示されているJP1イベントの到着時刻の範囲を,次の形式で表示します(△は半角スペースを表します)。
-
一覧表示されているJP1イベントが1件以上である場合
表示範囲:△最古のJP1イベントの到着時刻(YYYY/MM/DD△hh:mm:ss)△-△最新のJP1イベントの到着時刻(YYYY/MM/DD△hh:mm:ss)
-
一覧表示されているJP1イベントが0件である場合
表示範囲:△△-△
-
- [表示フィルター編集]
-
表示するJP1イベントの条件を定義する表示フィルターを設定します。このボタンをクリックすると,[表示フィルター設定]画面が表示されます。
- [フィルター名]
-
どの表示フィルターに基づいてJP1イベントを一覧表示するか,リストボックスから選択します。
- [表示フィルター]
-
[フィルター名]リストボックスで選択した表示フィルターを有効にするかどうかを設定します。このチェックボックスをチェックすると,表示フィルターが有効になり,条件に基づいたJP1イベントが一覧表示されます。
- [指定期間のイベント表示]
-
[ユーザー環境設定]画面で[指定期間のイベント表示]を有効にした場合,次に示すような[指定期間のイベント表示]が表示されます。
このチェックボックスをチェックすると,指定期間のイベント表示機能が適応され,条件に基づいたJP1イベントが一覧表示されます。
指定期間のイベント表示の詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド」の「4.18 指定期間のイベント表示」を参照してください。
- イベント一覧
-
JP1イベントを表示します。新しいJP1イベントほど下に表示されます。イベント一覧に表示されるJP1イベントは,ログインしているJP1/IM - Manager(セントラルコンソール)に転送されたJP1イベントです。
イベントの対処状況を変更する場合,一度に対処状況を変更できるイベント件数は,最大2,000件です。統合監視DBを使用する場合,統合監視DBに登録されているすべてのJP1イベントを表示できます。
統合監視DBを使用する場合,[表示開始位置指定]領域を使用できます。[表示開始位置指定]領域は,次のように表示されます。
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- [表示開始位置指定]領域
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統合監視DBを使用する場合,[表示開始位置指定]領域を使って,表示するJP1イベントの表示開始位置を設定できます。ログインしたときは表示されません。また,統合監視DBを使用していない場合および統合監視DBにJP1イベントが1件も登録されていない場合,[表示開始位置指定]領域を開けません。
[表示開始位置指定]領域を使用してイベントを検索する場合,検索中の状態および検索結果によって,[表示開始位置指定]領域の[状態]欄が変化します。[状態]欄の変化を次の表に示します。
表3‒8 [状態]欄 状態
説明
[状態]欄
操作項目
最新表示
イベント一覧が最新の状態
状態:△最新表示
−
表示更新中
指定した日時のJP1イベントを統合監視DBから取得し,イベント一覧の表示を更新している状態
状態:△表示更新中[表示開始位置]
[スライダー],[表示]ボタン,[最古イベント表示]ボタン
状態:△表示更新中[前イベント表示]
[古いイベント表示]ボタン
状態:△表示更新中[次イベント表示]
[新しいイベント表示]ボタン
処理終了
イベント一覧の表示の更新が正常終了している状態
状態:△表示更新終了[表示開始位置]
[スライダー],[表示]ボタン,[最古イベント表示]ボタン
状態:△表示更新終了[前イベント表示]
[古いイベント表示]ボタン
状態:△表示更新終了[次イベント表示]
[新しいイベント表示]ボタン
イベント一覧の表示の更新が統合監視DBの先頭まで検索して終了している状態
状態:△表示更新終了[前イベント表示](先頭)
[古いイベント表示]ボタン
イベント一覧の表示の更新が統合監視DBの最後尾まで検索して終了している状態
状態:△表示更新終了[表示開始位置](最後尾)
[スライダー],[表示]ボタン,[最古イベント表示]ボタン
状態:△表示更新終了[次イベント表示](最後尾)
[新しいイベント表示]ボタン
イベント一覧の表示の更新がキャンセルされて終了している状態
状態:△表示更新終了[表示開始位置](中断)
[スライダー],[表示]ボタン,[最古イベント表示]ボタン
状態:△表示更新終了[前イベント表示](中断)
[古いイベント表示]ボタン
状態:△表示更新終了[次イベント表示](中断)
[新しいイベント表示]ボタン
イベント一覧の表示の更新でエラーが発生して終了している状態
状態:△表示更新終了[表示開始位置](エラー中断)
[スライダー],[表示]ボタン,[最古イベント表示]ボタン
状態:△表示更新終了[前イベント表示](エラー中断)
[古いイベント表示]ボタン
状態:△表示更新終了[次イベント表示](エラー中断)
[新しいイベント表示]ボタン
- (凡例)
-
表示開始位置:YYYY/MM/DD△hh:mm:ssの形式(YYYY:年,MM:月,DD:日,△:半角スペース,hh:時間,mm:分,ss:秒)
△:半角スペース
−:なし
[表示開始位置指定]領域の表示項目を次に示します。
- [表示開始位置]テキストボックス
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JP1イベントの表示開始位置を設定します。表示したいJP1イベントの到着時刻をテキストボックスに入力し,[表示]ボタンをクリックすると,入力した到着時刻以降に発生したJP1イベントがイベント一覧に表示されます。デフォルトでは,JP1/IM - Managerにログインした日の基準時刻が表示されます。
基準時刻は,[ユーザー環境設定]画面の[指定期間のイベント表示]−[基準時刻]で設定できます。
なお,指定期間のイベント表示機能を使用しない場合,基準時刻はデフォルト値(09時00分)となります。
ただし,その日の基準時刻より前の時刻にログインした場合,前日の基準時刻が表示されます。
[表示開始位置]テキストボックスには,次の条件と一致する時刻は指定できません。
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JP1/IM - Viewが受信した最新のイベントの到着時刻よりあとの時刻
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JP1/IM - Viewがイベントを1件も受信していない場合,統合監視DBに登録されている最新のイベントの到着時刻よりあとの時刻
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指定期間のイベント表示が有効な場合,指定した期間外の時刻
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統合監視DBに登録されている最古のイベントの到着時刻より前の時刻
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- [表示]
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[表示開始位置]テキストボックスで指定した表示開始位置の範囲のJP1イベントを表示します。
- [表示キャンセル]
-
表示しようとしているJP1イベントの取得を中断します。
イベントの取得が終わると非活性になります。
- [
最古イベント表示]
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統合監視DBに登録されたJP1イベントの中で最も古いイベントを先頭に表示します。なお,指定期間のイベント表示機能が有効な場合,指定期間の範囲で最も古いイベントから順に表示します。
- [
古いイベント表示]
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イベント一覧に表示されている最も古いイベント(ダミーイベントを除く)を起点として1件分古いイベントを表示します。
繰り返しイベントの監視抑止機能を使用している場合は,イベント一覧に表示されているダミーイベント以外の最も古いイベントを起点として1件分古いイベントを表示します。このとき,イベント一覧に表示されている集約イベントの集約は解除されます。
イベント一覧に表示されているJP1イベントが1件もない場合は,このボタンは非活性となります。
- [
スライダー]
-
[スライダー]を任意の場所にドラッグすることで,JP1イベントの表示開始位置を設定できます。左方向にドラッグすると古いJP1イベント,右方向にドラッグすると新しいJP1イベントを表示するための表示開始位置を設定します。スライダーで設定する表示開始位置は,スライダーの上に日時で表示されます。
最新のイベントを表示している場合,スライダーは右端にあります。また,スライダーの上に「最新表示」と表示されます。
- [
新しいイベント表示]
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イベント一覧に表示されている最も新しいイベント(ダミーイベントを除く)を起点として1件分新しいイベントを表示します。
イベント一覧に表示されているJP1イベントが1件もない場合は,このボタンは非活性となります。
- [
最新イベント表示]
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表示開始位置を設定していない状態に戻ります。