Hitachi

JP1 Version 13 JP1/Integrated Management 3 - Manager 画面リファレンス


2.4.3 [パネル追加]画面

[ダッシュボード追加]画面で[パネル追加]ボタンをクリックすると,[パネル追加]画面が表示されます。

[パネル追加]画面の表示例を次に示します。

図2‒28 [パネル追加]画面の表示例

[図データ]

[パネル名]

パネル名を,255文字以内で指定します。

[パネルタイプ]

追加するパネルタイプを,プルダウンメニューから選択します。

パネルタイプは「トレンド」,「ランキング」,「数値」,「ゲージ」,「アラート情報」,「ノード状態」,「ノード状態マップ」,「テキスト」の8種類です。選択したパネルタイプによって,設定できる表示項目が変わります。

〈この項の構成〉

(1) トレンド

パネルタイプに[トレンド]を選択すると,指定したノードのCPU使用率などの各種メトリックのトレンドデータ(時系列データ)が,グラフ形式でパネルに表示されます。障害発生時の解析や今後のトレンドを推測するなどの際に,利用します。

パネルタイプで[トレンド]を選択した場合の表示例を次に示します。

図2‒29 パネルタイプに[トレンド]を選択した場合の表示例

[図データ]

[対象メトリック]

対象メトリックを,プルダウンメニューから選択します。メトリックにはCPU使用率,空きディスク領域などがあります。

[対象ノード]

[追加]ボタンをクリックして,対象ノードを設定します。

[表示オプション]

表示形式と凡例をプルダウンメニューから選択します。

[表示形式]

次のどちらかの表示形式をプルダウンメニューから選択します。

  • 折れ線グラフ

  • 棒グラフ

[凡例]

凡例の表示位置を,次のプルダウンメニューから選択します。

  • 非表示

[図データ][積み上げグラフ]

積上げグラフでの表示を有効にするかどうかを選択します。オンにした場合は,選択したノードの複数のグラフを積み上げて表示します。

[図データ][面グラフ]

面グラフでの表示を有効にするかどうかを選択します。[表示形式]で「折れ線グラフ」を設定した場合に指定できます。

[点半径]

プロットのサイズを指定します。[表示形式]で「折れ線グラフ」を設定した場合に指定できます。

[プロット数]

グラフ表示に使用するトレンドデータの数を指定します。

[グリッド]

グラフにグリッドを表示するかどうかを指定します。デフォルトはオンです。

[図データ][最小値]

グラフの軸の最小値を指定します。

[図データ][最大値]

グラフの軸の最大値を指定します。

[y2軸]

クリックすると[y2軸を有効にする]ボタンが表示されます。ボタンをクリックすると,2軸のグラフを作成できます。設定項目は[y1軸]と同じです。

(2) ランキング

パネルタイプに[ランキング]を選択すると,対象ノードを複数選択しランキングとして表示できます。他のノードとの比較がしやすくなります。

パネルタイプで[ランキング]を選択した場合の表示例を次に示します。

図2‒30 パネルタイプに[ランキング]を選択した場合の表示例

[図データ]

[対象メトリック]

対象メトリックを,プルダウンメニューから選択します。メトリックにはCPU使用率,空きディスク領域などがあります。

[対象ノード]

[追加]ボタンをクリックして,対象ノードを設定します。

[表示オプション]

ランキングの並び順をプルダウンメニューから選択します。

  • 大きい順

  • 小さい順

[プロット数]

グラフ表示に使用するトレンドデータの数を指定します。ランキングパネルは,このトレンドデータの内,最新の値を表示します。

(3) 数値

パネルタイプに[数値]を選択すると,指定したノードの最新のトレンドデータを数値形式で表示します。直近のメトリックの値だけを確認したい運用の場合に利用します。数字で大きく表示されるので,具体的な値を遠くからでも確認できます。

数値パネルを色の変化で監視したい場合は,使用率,使用量など値の増加を監視するケースで使ってください。

パネルタイプで[数値]を選択した場合の表示例を次に示します。

図2‒31 パネルタイプに[数値]を選択した場合の表示例

[図データ]

[対象メトリック]

対象メトリックを,プルダウンメニューから選択します。メトリックにはCPU使用率,ネットワークの送信速度などがあります。

[対象ノード]

[追加]ボタンをクリックして,対象ノードを設定します。

[表示オプション]

表示する数値をプルダウンメニューから選択します。デフォルトは[合計値]です。

  • 合計値

  • 平均値

[最小値][警戒値][危険値][最大値]を指定してください。設定した値を超えると,パネルの色が変化します。

  • [最小値]:最小値を指定します。デフォルトは0です。

  • [警戒値]:警戒値を指定します。デフォルトは60です。

  • [危険値]:危険値を指定します。デフォルトは80です

  • [最大値]:最大値を指定します。デフォルトは100です

    [図データ]

パネル色の意味を次に示します。

  • 赤色:[危険値]の値を超えた場合

  • 橙色:[警戒値]の値を超えた場合で[危険値]の値以下のとき

  • 緑色:[警戒値]の数以下の場合,または[警戒値][危険値]の指定がない場合

[プロット数]

グラフ表示に使用するトレンドデータの数を指定します。数値パネルは,このトレンドデータの内,最新の値を表示します。

(4) ゲージ

パネルタイプに[ゲージ]を選択すると,指定したノードの最新のトレンドデータをゲージ形式で表示します。直近のメトリックの値だけを確認したい運用の場合に利用します。ゲージで大きく表示されるので,警戒域,危険域にあるかを遠くからでも確認できます。

ゲージパネルを色の変化で監視したい場合は,使用率,使用量など値の増加を監視するケースで使ってください。

パネルタイプで[ゲージ]を選択した場合の表示例を次に示します。

図2‒32 パネルタイプに[ゲージ]を選択した場合の表示例

[図データ]

[対象メトリック]

対象メトリックを,プルダウンメニューから選択します。メトリックにはCPU使用率,ネットワークの送信速度などがあります。

[対象ノード]

[追加]ボタンをクリックして,対象ノードを設定します。

[表示オプション]

表示する数値をプルダウンメニューから選択します。デフォルトは[合計値]です。

  • 合計値

  • 平均値

[最小値][警戒値][危険値][最大値]を指定してください。設定した値を超えると,パネルの色が変化します。

  • [最小値]:最小値を指定します。デフォルトは0です。

  • [警戒値]:警戒値を指定します。デフォルトは60です。

  • [危険値]:危険値を指定します。デフォルトは80です

  • [最大値]:最大値を指定します。デフォルトは100です

    [図データ]

パネル色の意味を次に示します。

  • 赤色:[危険値]の値を超えた場合

  • 橙色:[警戒値]の値を超えた場合で[危険値]の値以下のとき

  • 緑色:[警戒値]の数以下の場合,または[警戒値][危険値]の指定がない場合

[プロット数]

グラフ表示に使用するトレンドデータの数を指定します。ゲージパネルは,このトレンドデータの内,最新の値を表示します。

(5) アラート情報

パネルタイプに[アラート情報]を選択すると,対象ノード配下で発生しているアラート数を表示します。アラートは,メトリックなどが閾値を超えて一定時間が経過すると表示され,閾値以下になると解除されます。

パネルタイプで[アラート情報]を選択した場合の表示例を次に示します。

図2‒33 パネルタイプに[アラート情報]を選択した場合の表示例

[図データ]

[対象ノード]

[追加]ボタンをクリックして,対象ノードを設定します。

[表示オプション]

表示対象となるアラートを絞り込むことができます。表示されるアラートを指定した「アラート名」だけにすることができます。

ドーナツチャートで,重大度ごとのアラート数を表示
  • 赤:緊急/警戒/致命的

  • 橙:エラー

  • 黄:警告

  • 緑:通知/情報/デバック

  • 灰:その他

「アラート」パネルをクリックすると[インスタンス一覧]画面が表示されます。

[図データ]

[インスタンス一覧]画面
  • ノード名:アラートが発生したノードを表示します。

  • 重大度:アラートの重大度を表示します。

  • アラート名:発生したアラートの種類を表示します。

  • しきい値超過時刻:しきい値を超過した時刻を表示します。

閾値を超過してからアラート定義で指定した時間が経過した時刻に,アラート状態となります。

「しきい値超過時刻」は,しきい値を最初に超過した時刻です。超過後に一定時間が経過してアラート状態になった時刻とは異なります。

(6) ノード状態

パネルタイプに[ノード状態]を選択すると,指定したIM管理ノードの状態を表示します。選択したノードの状態が表示されます。

パネルタイプで[ノード状態]を選択した場合の表示例を次に示します。

図2‒34 パネルタイプに[ノード状態]を選択した場合の表示例

[図データ]

[対象ノード]

[追加]ボタンをクリックして,対象ノードを設定します。

[図データ]

ノード状態のパネル色の意味を次に示します。

  • 赤色:緊急,警戒,または致命的な場合

  • 橙色:エラーの場合

  • 黄色:警告の場合

  • 緑色:異常なし,または対処済の場合

[点滅設定]

点滅のデフォルトは,「しない」です。

  • [警告]ボタン:有効にすると,対象ノードが「警告」の状態になった時にノード状態パネル全体が点滅します。

  • [エラー]ボタン:有効にすると,対象ノードが「エラー」の状態になった時にノード状態パネル全体が点滅します。

  • [緊急]ボタン:有効にすると,対象ノードが「緊急/警戒/致命的」の状態になった時にノード状態パネル全体が点滅します。

(7) ノード状態マップ

パネルタイプに[ノード状態マップ]を選択すると,指定したノードの状態を背景画像の上に表示します。複数のノードを表示することもできます。

パネルタイプで[ノード状態マップ]を選択した場合の表示例を次に示します。

図2‒35 パネルタイプに[ノード状態マップ]を選択した場合の表示例

[図データ]

[新規追加]

[図データ]ボタンをクリックして,対象ノードを設定します。対象ノードは,複数回指定できます。

[図データ]ボタン

選択した対象ノードをマップ上から削除します。

[マップ設定]
  • [マップの幅]:背景画像のサイズの最大幅を指定します。デフォルトは800です。単位はpx(ピクセル)です。指定した最大幅がパネルサイズより小さい時場合は,縮小して表示されます。なお,縦と横の比率は変更されません。縦のサイズがパネルのサイズより大きい場合は,スクロールバーが表示されます。

  • [ノードの初期サイズ]:[ノード状態]で指定したノードを表示するサイズを指定します。デフォルトは50です。単位は,px(ピクセル)です。

  • [背景画像]ボタン:クリックすると,ノード状態マップの背景画像を指定できます。

[点滅設定]

点滅のデフォルトは,「する」です。

  • [警告]ボタン:有効にすると,対象ノードが「警告」の状態になった時にノード状態パネル全体が点滅します。

  • [エラー]ボタン:有効にすると,対象ノードが「エラー」の状態になった時にノード状態パネル全体が点滅します。

  • [緊急]ボタン:有効にすると,対象ノードが「緊急/警戒/致命的」の状態になった時にノード状態パネル全体が点滅します。

    図2‒36 [新規作成]画面の表示例

    [図データ]

[追加]ボタン

[追加]ボタンをクリックして,対象ノードを設定します。

[背景画像設定]ボタン

背景画像を設定すると,背景画像の透過部分にノード状態色が表示されます。

[マスク画像設定]ボタン

背景画像の要素とマスク画像の乗算を行い,マスク画像の透過部分以外が画面に表示されます。

[OK]ボタン

クリックすると,[パネル追加]画面に戻ります。追加したノードは,左上に配置されます。

図2‒37 [背景画像]を設定した場合の表示例

[図データ]

[サイズ変更]ボタン

オンにすると,ノードの表示サイズを変更できます。

[図データ]ボタン

マップ上で選択したノードアイコンを最背面へ移動します。マップ上でノード同士が重なる場合に使用します。

[図データ]ボタン

マップ上で選択したノードアイコンを最前面へ移動します。マップ上でノード同士が重なる場合に使用します。

(8) テキストパネル

パネルタイプに[テキスト]を選択すると,テキストデータを表示します。テキストは,マークダウン形式で記述できます。

パネルタイプで[テキスト]を選択した場合の表示例を次に示します。

図2‒38 パネルタイプに[テキストパネル]を選択した場合の表示例

[図データ]

[テキスト]

記載したテキストデータが表示されます。

テキストは,マークダウン記法で記入できます。

[テキストの色]

テキストの色をプルダウンメニューから選択します。

色は「白」と「黒」があり,デフォルトは「白」です。

[背景色]

テキストパネル全体の色をプルダウンメニューから選択します。

選択できる色は,「薄い赤」,「薄い青」,「薄い緑」,「薄い黄色」,「白」,「黒」です。デフォルトは,「黒」です。

[背景画像設定]

[背景画像設定]ボタンをクリックすると,テキストパネルの背景画像を設定できます。背景画像として指定できる画像データの拡張子は,PNGだけです。

[背景画像削除]

[背景画像削除]ボタンをクリックすると,テキストパネルの背景画像が削除されます。