6.9.5 JP1イベントの表示メッセージを変更する
統合監視DBを使用する場合,表示メッセージ変更機能を設定すると,イベントの表示メッセージを変更できます。
表示メッセージ変更機能を設定する方法には,GUIで設定する方法と,表示メッセージ変更定義ファイルで定義し,jco_spmd_reloadコマンドを実行して設定を反映する方法があります。
- 重要
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ただし,GUIからの設定と定義ファイルからの設定を同時にしないでください。GUIからの定義を更新中にユーザーがテキストエディターなどでファイルを更新した場合に,定義ファイルとメモリーに持っているデータが不一致になることがあります。
統合監視DBの設定方法については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド」の「1.4.2 統合監視DBの設定(Windowsの場合)」,「2.4.2 統合監視DBの設定(UNIXの場合)」を参照してください。
また,表示メッセージ変更機能を設定する方法は,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager 構築ガイド」の「5.14 表示メッセージ変更機能の設定」を参照してください。
ここでは,イベントの表示メッセージを変更する手順を次に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) [表示メッセージ変更定義設定]画面から表示メッセージ変更定義を設定する
[表示メッセージ変更定義設定]画面から表示メッセージ変更定義を設定する手順を次に示します。
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イベントの表示メッセージ変更機能が有効になっていることを確認する。
[イベントコンソール]画面で[オプション]−[表示メッセージ変更定義]が表示されるかどうかを確認してください。表示されない場合,統合監視DBを有効にすると表示メッセージ変更機能が有効になります。表示メッセージ変更機能を有効にした場合は,JP1/IM - Managerを再起動してください。
また,10-50以前からバージョンアップインストール後に,jimdbupdateコマンドでIMデータベースを更新していない場合は,IMデータベースを更新してください。jimdbupdateコマンドについては,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Managerコマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「jimdbupdate」(1. コマンド)を参照してください。
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[イベントコンソール]画面から[オプション]−[表示メッセージ変更定義]を選択する。
[表示メッセージ変更定義一覧]画面が表示されます。
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設定する内容に合わせて,[追加]ボタン・[編集]ボタン・[複製]ボタン・[削除]ボタンをクリックする。
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[追加]ボタンをクリックした場合
[表示メッセージ変更定義設定]画面が表示され,新しい表示メッセージ変更定義を設定できます。
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[編集]ボタンをクリックした場合
[表示メッセージ変更定義設定]画面が表示され,選択した表示メッセージ変更定義の設定を編集できます。
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[複製]ボタンをクリックした場合
選択した表示メッセージ変更定義が複製され,[表示メッセージ変更定義一覧]画面に追加されます。複製された表示メッセージ変更定義は,名称の先頭に「コピー 」が追加されます。
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[削除]ボタンをクリックした場合
選択した表示メッセージ変更定義が削除されます。
削除の場合,手順4は実施しません。
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[表示メッセージ変更定義設定]画面で,メッセージの設定をする。
メッセージを変更するイベント条件の設定をします。そのあと,[表示変更後のメッセージ]で変更後のメッセージの形式を設定します。イベント引き継ぎ情報の変換機能を指定すると,メッセージの文字数や数値の表示形式を見やすく統一できます。イベント引き継ぎ情報の変換機能の詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「表示メッセージ変更定義ファイル(jcochmsg.conf)」(2. 定義ファイル)を参照してください。設定後に[OK]ボタンをクリックします。
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[表示メッセージ変更定義一覧]画面で,[適用]ボタンをクリックして有効にする。
[表示メッセージ変更定義設定]画面で,設定した表示メッセージ変更定義を[表示メッセージ変更定義一覧]画面から選択して,[適用]チェックボックスをチェックして有効にします。複数のイベントを設定したい場合は,手順3〜5を繰り返します。
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設定を反映してもよいかを確認するメッセージが表示されるため,問題なければ[はい]ボタンをクリックする。
設定した表示メッセージ変更定義が有効になります。
(2) 表示メッセージ変更定義ファイルから表示メッセージ変更定義を設定する
表示メッセージ変更定義ファイルから表示メッセージ変更定義を設定する手順を次に示します。
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イベントの表示メッセージ変更機能が有効になっていることを確認する。
[イベントコンソール]画面で[オプション]−[表示メッセージ変更定義]が表示されるかどうかを確認してください。表示されない場合,統合監視DBを有効にすると表示メッセージ変更機能が有効になります。表示メッセージ変更機能を有効にした場合は,JP1/IM - Managerを再起動してください。
また,10-50以前からバージョンアップインストール後に,jimdbupdateコマンドでIMデータベースを更新していない場合は,IMデータベースを更新してください。jimdbupdateコマンドについては,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Managerコマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「jimdbupdate」(1. コマンド)を参照してください。
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表示メッセージ変更定義ファイルに,イベントの表示メッセージ変更の定義を記述する。
表示メッセージ変更定義はシステム単位で定義します。
表示メッセージ変更定義は,表示メッセージを変更するJP1イベントのイベント条件と,変更後のメッセージ形式を指定します。
また,イベント引き継ぎ情報の変換機能を使うと,文字列や数値の表示形式を統一して,イベント一覧に見やすく表示できます。
表示メッセージ変更定義ファイルの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「表示メッセージ変更定義ファイル(jcochmsg.conf)」(2. 定義ファイル)を参照してください。
- 表示メッセージ変更定義ファイルに設定する内容の例
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DESC_VERSION=1
def 表示メッセージ変更1
cmt コメント1
define enable
addflag false
cnd
B.ID IN 100 200
E.SEVERITY IN Warning
B.SOURCESERVER IN hostA hostB hostC
end-cnd
msg $EVDATE $EVTIME DBサーバで障害が発生しました
end-def
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jco_spmd_reloadコマンドを実行するか,JP1/IM - Managerを再起動する。
jco_spmd_reloadコマンドについては,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「jco_spmd_reload」(1. コマンド)を参照してください。
変更後のJP1イベントのメッセージは,イベント一覧の[メッセージ(変更後)]に表示します。変更前のJP1イベントのメッセージは,イベント一覧の[メッセージ]に表示します。また,メッセージを変更したJP1イベントは,イベント一覧の[表示メッセージ変更]にアイコンを表示します。
イベント基盤サービスは,マネージャー上のイベントサービスから受信したJP1イベントのメッセージを変更し,「メッセージ(変更後)」に格納して統合監視DBに登録します。オリジナルの「メッセージ」は変更しません。
(3) 運用中に発生したイベントを使って追加表示メッセージ変更定義を設定する
システム運用中に変更したいイベントを選択して[追加表示メッセージ変更定義設定]画面から表示メッセージ変更定義の条件を追加できます。
イベントを選択して定義を追加した場合は,追加した定義を最優先にするために[表示メッセージ変更定義一覧]画面に表示される定義の先頭に登録されます。
[追加表示メッセージ変更定義設定]画面から設定する手順を次に示します。
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[イベントコンソール]画面で,表示メッセージを変更したいイベントを選択し,右クリックして表示されるポップアップメニューから[表示メッセージ変更定義を設定]を選択する。
[追加表示メッセージ変更定義設定]画面が表示されます。
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[追加表示メッセージ変更定義設定]画面で,表示メッセージを変更する。
メッセージを変更するイベント条件の設定をします。そのあと,[表示変更後のメッセージ]で変更後のメッセージの形式を設定します。イベント引き継ぎ情報の変換機能を指定すると,メッセージの文字数や数値の表示形式を見やすく統一できます。イベント引き継ぎ情報の変換機能の詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「表示メッセージ変更定義ファイル(jcochmsg.conf)」(2. 定義ファイル)を参照してください。設定後に[OK]ボタンをクリックします。
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[OK]ボタンをクリックする。
追加表示メッセージ変更定義が[表示メッセージ変更定義一覧]画面に反映されます。運用中に追加した表示メッセージ変更定義には,種別にアイコンが表示されます。
(4) 追加表示メッセージ変更定義を表示メッセージ変更定義に変更する
システム運用中に追加した追加表示メッセージ変更定義は,表示メッセージ変更定義に変更できます。
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[イベントコンソール]画面のメニューから[オプション]−[表示メッセージ変更定義]を選択して[表示メッセージ変更定義一覧]画面を表示する。
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[表示メッセージ変更定義一覧]画面の[表示メッセージ変更定義一覧]で表示メッセージ変更定義に変更したい追加表示メッセージ変更定義(種別にアイコンが付いている定義)を選択する。
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[種別変更]ボタンをクリックする。
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種別を変更してもよいかを確認するメッセージが表示されるため,問題なければ[はい]ボタンをクリックする。
選択した追加表示メッセージ変更定義が,表示メッセージ変更定義に変更されます。
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[表示メッセージ変更定義一覧]画面の[適用]ボタンをクリックする。
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設定を反映してもよいかを確認するメッセージが表示されるため,問題なければ[はい]ボタンをクリックする。
追加した表示メッセージ変更定義が有効になります。